南国の岩礁(2m水槽)

1999年1月 現在


タンクメイト紹介
(1999年1月5日)


南国の岩礁(2m水槽)  2代目の2m水槽である。初代2m水槽は、ショップの展示用として使用されていたものを安価に譲りうけていたのだが、1996年12月、アクリル接着面の剥離という故障により、廃棄。一度2m水槽の迫力を手にしてしまうと、水槽のグレードを落とす気になれず、2代目としてさらにパワーアップした2m水槽(幅2m、奥行60cm、高さ60cm)を購入した。1997年1月のことである。
 濾過システムはフルドライである。初代の濾過システムは2分割ウェットだったのだが、櫨材の目詰まりやそれに伴うメンテナンスにかなり手を焼いたため、メンテ不要といわれるフルドライにしたのだ。立ち上げ時、多少の苦労はあったが、一度濾過システムがフル稼動しはじめると、その威力はすさまじく、水質良好、あまりの安定性につい海水魚飼育ってけっこう簡単じゃないかなどと、怖いことを考えてしまうほどだ。

 現在の岩組みやタンクメイトが乱舞するさまを以下に示そう。魚達がじつにのびのびと泳いでいる。幅もさることながら、奥行き、高さの60cmというのは、かなり広々した感じを与える。このサイズにして正解だったと思う。

 右の写真が濾過槽部分である。約7000個のドライボールを濾材に使っている。ベルリンのベンチュリ式プロテインスキマーも設置してあるが、これ1台だけでは少し水量に比べて能力不足な感は否めない。


 この水槽には、落水パイプを左右に立てており、できるだけ水槽に水の淀みをなくすため揚水ポンプもRMD−550とRMD−700の2台を使用している。当初は、左側の写真のようにアングル内部に収納していたが、あまりに音がうるさいため、1998年1月、モーター類を屋外設置する工事を行った。現在のアングル内部は右側の写真のようになっている。すっきりと空間が空いてしまって、なんだかもたったいない気もするので、そのうち何か水槽でも入れようかと考えているところだ。

最初はこのようにアングル内部にモーターを収納していた

騒音対策でモーター類を屋外設置した後は、このようにスッキリと

 この写真は水槽に使っているハイラックスランプだ。天井に2基取り付けている。1台150Wなので、計300Wの照明である。ブルーのフィルターを付けているのは、苔対策。透明フィルターも持っているのだが、これだとすぐに苔が生えてしまって掃除が大変だったので、ブルーフィルターで光量を落としてある。
 このライト、まともに購入したらとんでもない金額になっていたところだが(最近でこそメタルハライドランプの値段も下がってはきたが)、これは初代2m水槽と一緒に中古で激安にて譲り受けたものだ。
 ただ、スポット光仕様なので2基だけではすべてを照射するにはちょっと足りない。もう1台ライトを増やしたいのが希望だが、これ以上電気代が増えることはちょっと苦しい。


 さてさて、屋外設置にしたモーター類は、現在右のようになっている。
 たまたま我が家では夫婦そろってガーデニングを趣味としていたため、ワーディアンケース(室内温室)も、それぞれが独身時代に1つずつ持っていた。これがちょうどよい収納用アングルとして使えることがわかったため、1つを水槽用に転用した。ガラス戸もすべてついていて、メンテナンスにも便利だったのだが、1998年秋の台風で残念ながらガラスが割れてしまい、今は吹きさらし状態である(いちおう軒下には置いて在るので、雨が直接当たることはない)。
 上部に横たわっている黒いのが殺菌灯(30W)。右下の黒くてでかい箱みたいなのが、水槽用クーラーだ。排気を考えて後ろ向きに置いてある。これ1台でぎりぎり2m水槽の水量に対応しているので、余裕はないが、1998年の暑かった夏もこれ1台で乗り切ることができた。


 外に出したモーターは、ブロックの上に設置してあるが、重みで徐々に沈んでいく。そのため、たびたび盛り土をして高さを維持しなければならない。はやくコンクリートで固めたいと思っている。


 今、もっとも頭を悩ませているのが、この壁をぶちぬいているパイプの数々だ。最初、パテで埋めて壁に密着させていたのだが、モーターの振動が壁を共振させて、ものすごい騒音になってしまったので、ナイフで穴を広げ、重みで垂れ下がろうとするパイプを針金で吊って、なんとか壁に接触しないように苦心している。うまく調整できていれば、モーター類のなくなった水槽のあるリビングは、非常に快適だ。だが、ひとたび壁が共振しはじめると、悪夢なのだ。
 資金的に余裕ができたら、いずれ濾過槽本体も屋外設置にしようと思っている。


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