もんきち




 フジヤホームセンターで売られていたノーマルグレーなジャンガリアンの子供にまじって、純白の彼がいた。
 「をを!パールが混じっている!」
 速攻で買いであった。ホームセンターのことだから、細々した品種分けなどなく、どれでも1匹ジャンガリアン1980円だったので、ちょっと得した気分だった。
 ほこほこの白地に黒い線のはいった彼は、とてつもなくキュートであった。

 名前をつけるのに迷った。ジャンガリアンを含め、歴代ドワーフハムスターに様々な名前をつけてきたが、そろそろネタ切れ気味だったから。
 和風な名前がいいなというのは決まっていた。そこで、最初“もんじろう(仮称)”と呼んでいたのだが、Licの「語尾になんでも“きち”をくっつける病」が感染してしまい、現在の“もんきち”が定着した。


 かなり気が強く、手を入れようものなら襲い掛かってくるので、なかなか手乗りジャンガリアンにはならなかった。今でもまだ隙を見せれば齧られるので、注意が必要だ。
 あまり回し車が得意ではないらしく、滅多に彼が回し車を回している姿は見たことがない。でも、太りすぎに陥ることもなく、いまだに必殺「うんてい」ができる。身軽である。


 さて、彼の一番の特長であった毛色であるが、春になったらドノーマルなグレーになってしまった。うーむ、冬の間だけ白くなる種類だったらしい。
 まぁ普通のグレーでも可愛いものは可愛いので、愛情に変化ないんだけども、やはり冬の間のほこほこの白い毛皮を見慣れると、そっちのほうがいいなぁと思ってしまう(写真は、グレーから白に変わる途中の毛色)。


 現在、ドワーフハムスターは彼だけになってしまい、少し寂しいのだが、Licは寿命の短いドワーフハムスターを今後も飼い続けることに少し消極的になっている。やはり別れは何度経験しても慣れるものではない。
 うまくペアリングさせたい時期にメスが入手できなかったので、現在もお嫁さん募集中だが、この気の強い“もんきち”のお相手は、はたして存在するだろうか・・・・・(きっとメスのほうが強いとは思うんだけど)。


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