◆ クラゲの部屋 ◆


1999年7月2日現在のR360水槽の住人をご紹介します。

カラークラゲ

カラークラゲ タコクラゲ(カラー)とショップでは札がついてますが、タコクラゲとは関係ない全く別種のクラゲです。ホンモノのタコクラゲは、全身に白のスポット模様が入ります。
 カラークラゲは、その色彩が美しいのが特長ですね。うちのクラゲは、淡い水色の個体です。購入当時は、もう少しブルーが濃かったのですが、やや退色したかもしれません。
 傘の直径が、5〜6cmあります。ショップに出回るカラークラゲとしては、まぁまぁのサイズだと思われます。8本の脚には、無数の小さな突起があり、ここに餌となるブラインシュリンプをくっつけて、消化器官のほうに運んで食べるようです。
 餌のブラインシュリンプですが、毎日、新鮮な孵化したてのものをたっぷりと与えていますが、水槽にそのままブラインを投入したのでは効率的に給餌できないため、餌やりには工夫をしてあります。それは、500mlのペットボトルを半分にカットした容器を使います。まず、この容器にクラゲを移し、水槽に洗濯ばさみで固定します。水に浸すのは水温を維持するためです。クラゲが餌を傘の中に完全に取り込むには30分〜1時間はかかるため、気温が25度を下回る時期には、水温が低下してしまうからです。
 こうして容器に隔離したあと、スポイトにてたっぷりとブラインをふきかけておきます。活発に傘を動かすので、次々にブラインが脚の突起物に付着し、そこから徐々に傘の内側へと運んでいきます。餌をどのくらい食べたかは、傘の内部に十文字にブラインが蓄えられてゆくので、視覚的にわかります。
 ブラインをあらかた食べ尽くしたあとは、すみやかに水槽に戻しておきます。そのまま水流のない容器の中に入れておくと、クラゲは脚を収縮させて活動を停滞させてしまうので、忘れないようにしないといけません。一度、朝まで隔離したままにしてしまい、ぴくりとも動かなくなったクラゲを見て、落ちたものと諦めていたのですが、なんとお昼過ぎには平然と復活していました。クラゲは、体の作りは非常にデリケートですが、タフネスぶりはものすごいです。なにしろ、傘に大穴が開いても、修復してしまうほどの生命力があります。水質さえ気を付けていれば、飼育するのはそれほど難しくはないと思います。ただし、餌は孵化したてのブラインを用意する必要はありますが。


シリキスズメ

シリキスズメ クラゲ水槽の濾過バクテリア維持のために2匹だけ入れてあります。とにかく丈夫なので飼うのに特に問題はありません。値段も350円と、熱帯魚なみに安いのに、その鮮やかなブルーと尻尾の黄色のワンポイントが美しい魚だと思います。同じブルーの魚でもコバルトスズメよりも、シリキのほうがブルーが明るいので、個人的にはこっちのほうが気に入っています。


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