U's aquarium.
〜水のある生活〜
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月 2003 お魚日記
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ひみつ日記読む!

2003.7.1(Tue)

移動してきたもの
 見慣れないものがあった。昨日まで、そんなところには何もなかったはず、と思ってじぃっと顔を近づけてみる。
 海水R360水槽の砂の上に、すっくと立っていたのは、おそらくセイタカイソギンチャクであろう。幹の太さが8mmほどで、高さは3cmはある立派なやつだ。そういえば、この水槽には以前から1匹、セイタカイソギンチャクが潜んでいたような気もする。でも、こんな目立つ場所ではなくて、こそっとライブロックの隙間にひっついていたような。

 まるで野に咲く花のような感じに触手を広げているのだが、何を思ってこの場所まで移動してきたのだろう。潮の流れに不満でもあったんだろうか。
 景観上、その場所にいてもらっては困るのだが、手でどかすわけにもいかず、しばらく静観である。


2003.7.3(Thr)

拒食の連鎖
 いつものように、朝、餌をやろうと川魚水槽に近寄ってみると、昨日まで団子状態に寄ってきていた魚たちのうち、小さいオイカワが2匹、隅っこの方でじっとしている。妙だ。あれだけ元気そうに餌を食べていたというのに、わずか一日の間にいったい何が起きたというのか。

 何かがおかしい。水温が上昇してきたことと、何か関係があるのかもしれない。拒食のオイカワの行く末が気になりつつ、仕事に向かった。


2003.7.5(Sat)

ヤドカリの死
 数日前から、Licが海水R360水槽の岩の上に、ヤドカリの“一部”が乗っていると教えてくれていたのだが、脱皮の抜け殻だとばかり思っていた。ところが、どうやらそれは抜け殻などではなく、本物のヤドカリの一部であるらしいことが判明した。抜け殻は、こんなにオレンジ色に染まったりはしないだろう。おまけに傍らには、そのヤドカリが常用していた貝殻が逆さまになって転がっている。どう見ても、この家の主が死亡したシチュエーションだ。

 オレンジ色の死体の周囲には、わらわらと様々な生物が取り付いていた。ヨコエビは言うに及ばず、得体の知れない触手とか、もっと小さな目視すら困難なほどの生物とか、いろいろだ。通常、固い殻はしばらくは食べ残るものだが、今回は殻まできれいに食べてしまいそうな勢いである。もしや脱皮に失敗したのかもしれない。だからこんなに全身がオレンジ色になってしまっているのかも。

 残る1匹のヤドカリは、仲間の死体のそばで、ちんまりと座り込んでいた。ひくひくと触覚を動かして、じっと何かを考え込んでいるような雰囲気。思い起こせば、生前の大きなヤドカリは、この小さい方のヤドカリを殻ごと抱え上げて持ち運んでいる姿をよく見掛けたような気がする。あれはいったい何の儀式だったのか。いまとなっては知る由もない。


2003.7.6(Sun)

集団日向ぼっこ
 休日の常で、ゆっくりとした起床。完全に覚醒したとはいいがたい意識状態で、階段を下り、顔でも洗おうと廊下を横切っていた時のことだ。ふと、視界に入ったのが玄関の靴箱の上に乗っている海水R360水槽。何か妙に白いように見えた。ん?と思って、じぃっと顔を近づけてみると、岩という岩の上に、ずらぁっと並んだヨコエビの群れ。岩が白く見えるほどだった。

 最初、ヨコエビの大量死かと思ってしまったが、観察を続けるうち、そうではないことがわかった。ヨコエビ達は、まるで日向ぼっこでもするかのように、岩の上でくつろいでいたのだ。ゆるやかに体を伸び縮みさせたり、脚をさわさわと動かしてみたり、逆立ちしたり。
 やがてみこりんも階段を下りてきたので、さっそく教えてやった。「なに?」と、じぃっと見上げていたが、みこりんの立ち位置からは岩の様子がよく観察できないらしい。抱っこして、じっくり見せてやる事にした。
 みこりんも、その異様な光景に「おぉぉ」と不思議な感動の声を上げていた。

 この水槽に大量のヨコエビが存在していることは知ってはいたが、これほど一度に岩の上に姿を見せたことはない。彼等はいったい何をやっているのか。ちょっと気になる出来事である。
 ちなみに昨日まであったヤドカリの死骸は、あらかた食べ尽くされてしまったようで、残骸がほんのわずか岩の上に散らかっているのみだった。もしや満腹しきったヨコエビ達が、ちょいと休憩していたのでは、と思ってしまうのである。


2003.7.8(Tue)

増える拒食
 オイカワ達が、1匹を除いて軒並み拒食に陥ってしまった。拒食のオイカワ達は、みな水槽の左隅に寄り添うようにして集まっている。まずい、とてもまずい状況だ。

 しかし残るオイカワと、ウグイ、そしてフナには、まったく異常が見られない。餌もばくばくと食べている。この違いがいったい何なのか、気になるところだ。とりあえず、週末にでも水換えの必要がありそうである。


2003.7.10(Thr)

追撃
 タナゴ(アブラボテ)が、水槽内を激しく泳いでいる。直線的に、くぃっくぃっと。いったい何かと思ったら、ハゼ子を追っかけているのだった。同居している川魚の幼魚には、ちょっかいをかけていないようなのに、どうしてまたハゼ子なのか、という疑問が残る。体形も、体格も、泳ぐ場所もぜんぜん違うのに、何か気になる事があったんだろうか。

 あんまり激しく追っかけるようなら、どうにかせねばと思ってしばらく見ていたが、やがて関心は他に移ったのかタナゴはハゼ子に興味を失ったらしい。それ以上の深追いはなくなった。
 ひとまず安心したが、今後も要観察である。


2003.7.12(Sat)

死亡
 水面に浮かぶ小さな魚体。オイカワだ。最初に拒食に陥っていた小さいのが2匹、浮いている。よく探してみると、もう1匹、オスの模様になっていたのも岩の間に挟まるようにして死んでいた。計3匹だ。
 さっそく網で取り出してみたが、はやくも腐敗臭がしていた。水温が高いと腐るのも速いとはいへ、昨夜はまだ生きていたはず。変わり果てた姿に、しばらく沈黙する。

 残るオイカワは同じく3匹。うち1匹は異常なしだが、残りの2匹は相変わらず餌を食べない。


2003.7.14(Mon)

かすかな物音
 夜半過ぎ、疲れた体を布団に横たえ目を閉じる。窓は閉め切ってあるので、屋外からの音はほとんど遮断され、耳に届いてくるのはひそやかな体内のノイズと、隣で眠りこけているみこりんの寝息だけ…、のはずだったが、どこからか低い振動音が聞こえてくるのを感じた。意識を集中すればするほど、それが気のせいなのではないかと思うほどに、すぅっとどこかに消えてしまうのが悩ましい。本当に聞こえている音なのか、それとも錯覚なのか、それすらも定かではないほど微妙な感覚だ。

 ふと、屋外に出している2m水槽のモーターが、異常騒音を発しているのではないかと思い立った。もしもそうならば大変だ。眠気が一気に覚め、起きあがった。窓を開け、首を外に突き出し耳をそばだてる。
 じぃっと耳を傾けてみたが、いつもと変わりないようだ。窓を締め、再度布団に寝ころんでみたが、やっぱり微少な音が聞こえてくるような気がして落ち着かない。この家のどこかで、何かが起きているのではないか。不安に思いつつも、やがて睡魔が訪れる。何もなければいいのだが…


2003.7.15(Tue)

騒音源
 帰宅すると、リビングに普段とは異なった振動音がこもっていた。Licが2m水槽の奥を指さして言う。「ここから聞こえてくる」、と。
 やはり錯覚ではなかったのだ。昨夜の振動音は、やはり実在した。モーターの配管が、壁を振動させているのだろう。壁全体がスピーカーの振動板のようになって、部屋に低音を響かせているのだ。近頃の雨雨雨で、屋外の配管を支えている支柱が地面にめり込んでしまったのかもしれない。

 配管の位置を調整しなければならないが、今宵は無理だ(暗がりで作業するには、少々危険な位置にモーターがある)。そこで、少しでも騒音解消になればと、濾過槽への差し水と、つまりまくっていたウールマットの交換を行った。でも、あんまり変化はなかったような気がする。やはり根本的に調整しないとダメっぽい。


2003.7.16(Wed)

残るは1匹
 川魚水槽で残ったオイカワのうち、2匹は依然として拒食に陥っていたのだが、ついに今朝、瀕死の状態で水底に横たわっていた。エラはかろうじて動いてはいるものの、もはやどう見ても助からないことは明らかである。

 さらに気になることが1つ。残る1匹のオイカワまでも、餌を食べなくなってしまったことだ。ついにすべてのオイカワが拒食に陥ってしまったのかもしれない。こうしてオイカワだけが立て続けに拒食→死亡という事態に、まさに為す術もなく…

 最初にオイカワの拒食が始まったのが、水換えしてしばらく経ってからのように記憶している。水換えが、何らかの影響を与えてしまった可能性も捨てきれない。水換え中、一度モーターを止めた。その後、再稼働した時、上部濾過槽からゴミのようなカスのような“何か”が水中を舞ったのだ。濾過槽に溜まった何らかの物質が一気に本水槽に流れ出ることで、オイカワがダメージを受けたのでは…。ウグイとフナが平気なのは、オイカワよりもタフだから、か。

 一度、濾過槽の掃除をすべきかもしれない。


2003.7.17(Thr)

アカヒレ到着
 我が家にアカヒレが2匹、やってきた。みこりんの保育園で行われた夕涼み会にて、全員に配布されたプレゼントである。昨年はメダカ、一昨年は陸ヤドカリであったが、その陸ヤドカリも今月に入って最後の1匹が死んでしまった。今年のアカヒレは、長生きするだろうか。

 アカヒレは、いつも保育園からもらってくる小さなプラケに入れられている。体長わずか1cm、じつに小さい。うかつに手で触れると、そのまま骨が折れてしまいそうなほどに。こんな小さい魚を、金魚のいる熱帯魚水槽に入れれば、あっというまに食べられてしまうことだろう。川魚水槽にしても、ウグイのよい餌になってしまうはず。となれば、残るはタナゴ水槽か。ここには同様に小さなハゼ子も入れたことがあるが、現在まで健在である。なんとなく大丈夫そうな予感。
 とりあえず、今宵はもう遅いので、また週末にでも移住させてみようと思う。


2003.7.18(Fri)

拒食対策
 水曜日に拒食に陥った最後のオイカワは、やはり餌を食べる気配がない。水槽の明かりをつけると、活発に泳ぎ回るところは、これまでに拒食となったオイカワ達と違う点だが、かといって安心はまったくできない。

 餌を食べない原因は不明なままだが、再度、水換えを試みるつもりである。濾過槽からの“何か”が紛れ込まないように、今度はモーターを止めずに行うことにする。それでしばらく様子を見よう。


2003.7.19(Sat)

アカヒレの危機
 うっかりプラケに入れたままだったアカヒレを、タナゴ水槽に移してやる事にした。傷つけないように、そろぉっと水槽に流し入れる。本当はプラケの水を入れたくはなかったのだが、アカヒレがあまりに小さいため、網ですくうとぽきっと背骨がいってしまいそうで…

 タナゴがどう出るか、慎重に観察。ちょっかいかけるようなら、アカヒレは隔離せねばならない。小さなアカヒレ2匹は、最初、戸惑ったようにその場で静止していたが、やがて水槽の中へと散っていった。うまく馴染んでくれるだろうか。見守っていると、タナゴに動きがあった。素早い動作でアカヒレをどつきにかかっている。救出せねば!そう思った時には、すでに1匹のアカヒレは腹を上にしてくるくると回転中。そして、タナゴは頭からアカヒレを丸呑みにしたのであった。な、なんてこった。

 みこりんにアカヒレが1匹、タナゴに食べられてしまった事を告げると、泣きそうな声で「はやくたすけてあげて」と言う。そうだ、残りの1匹、どこいった。大慌てで探してみると、水槽の左側で流れに逆らってついついと泳いでいる姿を発見。こちらは無事のようだ。今のうちに救出しよう。網をできるだけ平らにして、さくっとすくい、いったんプラケに戻す。タナゴの口からは、先ほど飲み込んだアカヒレの尻尾の先っちょが覗いている。口が塞がっていたのが幸いしたようだ。

 タナゴが、まさかこれほど獰猛に襲い掛かっていくとは予想していなかったので、少々ショックを受けてしまった。あんな小さい口なのに、頭から丸呑みとは。これではとても同居は無理である。産卵ケースを取り出してきて、水槽にセットした。アカヒレはこの中で飼う事にしよう。みこりんが「さいしょからそうしてればいいのに」と、口を尖らせて訴えている。たしかにそうだった。慎重にやってれば食べられずに済んだのに。

 産卵ケースの中で、アカヒレはようやく安住の地を得たのがわかるのか、先ほどよりもリラックスしているように見える。さっそく餌をやってみると、食べる食べる。一昨日から何も食べさせてなかったので、お腹すいてたのだろう。その調子でどんどん食べて、タナゴに食べられないほど大きくなってほしいものである。


2003.7.21(Mon)

消失
 異変は、餌やりの時に発見することが常である。今回もそうだった。タナゴ水槽に餌をやっていると、昨日まで元気よく餌を食べていた川魚幼魚の姿が見えないことに気がついた。最近では体長も3cmほどに育っていて、そろそろ種類も判明するかと思っていた矢先の出来事だ。

 落ちたとは考えにくい。タナゴとこれまで同居していて、ほとんど問題はなかったし、なにより昨日までの餌食いの様子からして弱っているようには思えなかった。となれば、水槽から飛び出してしまった可能性が高い。この水槽では、エアポンプのチューブを通す為に、蓋に幅8ミリほどの隙間がある。抜けられない幅ではない。
 そう思って水槽の背面、側面、前面と、くまなく顔を近づけて探してみたが、見つからなかった。もっとも、この水槽の隣りには、にゃんちくんのケージがあり、猫トイレが設置されている。もしも前方に飛び出したとしたら、角度的にこの猫トイレに入ってしまうことになるのだ。そうなれば、今ごろはにゃんちくんの腹の中、か…?

 残念すぎる。稚魚からずっと育ててきて、ようやく若魚になりつつあったというのに。この水槽の蓋は、もう少し改良しなければならないようだ。とにかくわずかな隙間でもできないように、チューブを通す穴を開けねばなるまい。


2003.7.22(Tue)

ハゼ子の近況
 川魚幼魚は、やはり戻ってはこなかった。完全にタナゴ水槽から消え去ってしまったのだと、改めて思い知る。そして水槽には、ある変化が起きていた。

 ハゼ子達が、以前よりも活発に表に出てくるようになったのだ。もはやタナゴに追っかけられることもなく、堂々と餌をかっさらってゆく大胆さだ。タナゴとハゼ子との間に、どのようなやりとりがあったのかはわからない。けれども、ハゼ子がここの住人(住魚?)として、確固たる地位を築いたらしいことはわかる。
 元気なハゼ子。いなくなった川魚。この水槽には底モノの魚のほうが似合うのかもしれない(水槽小さいし)。


2003.7.24(Thr)

アカヒレの近況
 タナゴ水槽に設置した産卵ケースの中で、アカヒレがお腹をぱんぱんにしてたたずんでいる。食欲旺盛で、朝、ひとつまみフレークをやったら、日がな一日、それをぼりぼりとむさぼり食っているようだ。夜にはきれいさっぱり餌は消えてなくなってしまっている。
 タナゴに食われてしまった1匹は残念だったが、こうして残った1匹が元気に育っているのを見ると、ほっとする。しかしタナゴといい金魚といい、小さい魚を食ってしまうのが水槽の主となっている以上、もっともっと大きくなるまでこの産卵ケースの中で暮らしてもらわねばならないのが、少々可哀想ではある。いっそタナゴを、ウグイ達のいる川魚水槽に移してしまうというのも手かなとは思う。以前、激しい追っかけあいをしていたフナも、今では体格にして倍以上の差ができているので、同居させても大丈夫かもしれない(フナの方が大きくなった)。
 ただ心配が1つ。オイカワがばたばたと死んでゆく水槽に、タナゴを入れても大丈夫なのかということだ。フナやウグイに影響はないようだが、タナゴもそうだとは言い切れない。今年の夏、新たなオイカワを追加して様子を見てからの方がよさそうだ。


2003.7.25(Fri)

モーターの威力
 モーターの威力がへろへろな海水R360水槽だが、ちょっと前には若干の改善が見られていた。水面に浮かんだ白っぽい膜が、散り散りになってしまうほどの水流を発生させていたのだ。やればできるじゃん、と頼もしく思ったりもしたのだが…
 安心していたら、またしても水流は元に戻ってしまっていた。水面の白い膜は、再度集結し、中を覗き込むものを頑なに拒んでいる。

 やはりモーターをもう一度バラして、徹底的に摩擦抵抗となるようなものを排除したほうがいいのかもしれない。それでダメなら…、別のモーターと交換か。とはいえ、安いモノでもないのでなかなか悩ましいところである。


2003.7.27(Sun)

頭上には
 屋外設置にしてある海水2m水槽のモーター類は、軒下に置いたワーディアンケース(室内温室)のフレーム内に収納してある。配管は壁をぶち抜いて通してあるので、壁の振動を抑えようと思ったら窮屈な姿勢でワーディアンケースの裏側に手を伸ばして、配管の調整作業をせねばならない。
 ところで、ワーディアンケースの上には、庭木の剪定屑をまとめて乗っけてある。ここでよく乾かしておけば、炭の着火用にも使えるし、焚き火にも最適な素材となるからなのだが、細い木を束ねた状況というのは蜂にとっても魅力的な場所に見えたらしい。気がつけば、フタモンアシナガバチが立派な巣を構えていたのであった。

 作業のために体を潜り込ませるちょうどその頭上に、直径にして10cm以上はあろうかという蜂の巣があるのは、かなりスリリングである。こちらから手出ししなければ積極的には襲ってこないだろうとは思うのだが、ついうっかり頭が触れてしまうかもしれない。危険すぎる。一匹ならともかく、何十匹の蜂に同時に襲われたら、フタモンアシナガバチとはいえ命に関わってしまうのでは…

 というわけで、2m水槽の振動対策は巣が空っぽになる冬までおあずけになりそうである。


2003.7.29(Tue)

外れたパイプ
 夜になると、ウグイがよく跳ねる。その水音にもそろそろ慣れた今日この頃だが、あんまり暴れるものだから、とうとう底面濾過用のパイプがごそっと外れてしまっていた。
 この水槽には底面フィルタに2本のパイプを立てていて、1つはモーターで吸い上げ、残りをエアリフトにしているのだが、エアリフトの方が外れていた。詳しく観察したわけではないのだけれど、どうもウグイはこのエアリフト側のパイプ付近でよく跳ねていたようである。パイプの近くには、上部濾過槽からの落水があり、もしかするとそのことも影響しているのかもしれない。

 ウグイの体長はいずれも20cm前後であり、90cm水槽でもちょっと窮屈そうに見える。以前、博物館で見た剥製はこの倍くらいはあったような気がするので、もっと大きくなるのかもしれない。…不安だ。


2003.7.31(Thr)

涼しい夏
 比較的涼しい日が続いているため、海水2m水槽の水温も、27度を超えることは滅多にない。水槽用のクーラーも、今年は日々フル稼動という状況ではなさそうで、いつぞやのように突然壊れたりといった危険も少ないに違いない。水温維持の必要な水槽にとっては、すごしやすい夏ともいえるが、熱帯夜のねっとりとした空気の中で溺れるように眠るのが嫌いではない我が身にとっては、少々物足りない気もする。

 もっとも、魚がそんな熱帯夜みたいな状況を好むとも思えないので、熱帯魚飼いにとっては歓迎すべき冷夏なのかもしれないが。しかしながら実際の海の方で、何かよからぬ影響が出ていないかどうか、というのが気がかりではある。何事もなければよいのだが。


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