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1998.12.13(Sun)
カスミチョウ
ほんとに久しぶりにA.P.Nに顔を出した。約3ヶ月ぶりくらいだろうか?他のショップにも行ってなかったので、海水魚の展示水槽を見るのが、なんだかとても懐かしかった。
水槽には、まるで私を待っていたかのように、カスミチョウが1匹いた。ちょっと背中が痩せているが、餌は食べるようになったとのことだった。もちろんただちにゲットした。これで我が家の2m水槽には、カスミチョウが5匹になった。同じ種類のチョウチョウウオが群れを作ってると、水槽の中も自然な雰囲気になる。
トゲチョウやアケボノチョウを群れで飼っても、なんだかありふれてるし、なにより複数飼育だと喧嘩のキケンがつきまとうので、その点、カスミチョウは値段も手ごろだし、ありふれてないし、キレイだし、喧嘩もほとんどしないし、言うことなしだ。
これからもカスミチョウ狙いでいこうと思う。
1998.12.19(Sat)
クラゲスト
ポストに一通の葉書が入っていた。コーラル・ポイントからのセールのお知らせだった。なになに、5000円以上お買い上げの方にカレンダープレゼント!?ををっ、これはぜひゲットしなければ。
というわけで、コーラル・ポイントまで足をのばした。
展示水槽を1つ1つ確認しながら見てゆく。と、先に奥の方を探検していた妻が、こっちこっちと呼ぶ。なんだろう?と行ってみると・・・をー、クラゲだ。飾りもなにも入ってない60cm水槽に、クラゲが2匹、くーるくーると回っている。“タコクラゲ”と札がついていた。
色は、1つがブラウン、もう1つがダークブルー。大きさはゴルフボールくらい。元気に傘を動かしている。今までクラゲといえば、サカサクラゲしか現物を見たことがなかったので、こういう普通の泳ぎをするクラゲがぐぐっと購買意欲をそそる。以前から、こんなクラゲが欲しかったのだ。
明日で1歳4ヶ月になる娘も、くーるくーるしてるクラゲに異様に興味を示し、指差して何か言いたそうにしてる。珍しく家族全員一致で購入決定。値段はセール価格で2000円だった。結構安い。
5000円の買い物にするには、あと3000円何か買わねばならない。何にするか??思案のしどころだ。
腹としっぽが黄色い、ブルーのスズメが目に付いた。これを60cm水槽に入れよう。今、60cm水槽はハゼが1匹と、あとはエビがわらわらなので、色彩が欲しい。よし決定。1匹340円なので、6匹買って2040円〜。ん〜まだ合計5000円に足らない。あと何を買おう・・・。
キャメルシュリンプが1匹700円になっていたので、これを2匹もいいなと思ったが、エビはどうせいれるならホワイトソックスがいいなと思ったので、止めた。そしてクリルを1缶買うことにした。これで5000円オーバー。めでたくカレンダーをゲットした。
帰宅して、カレンダーの絵柄を確認する。をを、なんて美しい!!やっぱ海の中ってキレイだなぁ。
1998.12.20(Sun)
クラゲスト PartII
買ってきたタコクラゲは60cm水槽で飼うことにしたが、ライブロックの隙間にはまり込んで、なかなか出てこない時がある。やはりクラゲは専用の何も飾りのない水槽で飼うのがイチバンだなぁと思うが、今は濾過の効いてる水槽は、ここか2mかしかないので、しょうがない。
ちなみに買ってきたのはダークブルーのやつだ。ひょこひょこ傘を動かして、元気そう。
さて、タコクラゲは何を食べるかというと、ブラインシュリンプの孵化したてのやつだ。うちは妻がグッピーの繁殖をやってるので、ブラインシュリンプをわかすのは簡単。餌には困らない。で、さっそく夜、孵化したてのブラインシュリンプをやってみた。
私の知識では、足の部分で食べるはずだ。傘に触手をもったクラゲもいるが、こいつは傘の部分はのっぺりしている。足にいかにもこれが触手ですぅと言わんばかりに、無数の小さい突起があるので、そこにスポイトでブラインを、そっと吹き付けてみた。
ほほぉ、なるほどくっついている。積極的に自分から食べている風には見えないが、足にブラインがいっぱいくっつくので、たぶんここであってるのだろう。
1時間後、クラゲをみたら、傘の中にオレンジのものが見えたので、ちゃんと食べていることが確認できた。なかなか面白い。
1998.12.27(Sun)
大掃除
年末も近いことだし、水槽の大掃除をすることにした。
海水60cm水槽は、ちょっと濾過バランスが悪いのか、海苔のようなべったりした苔が底面の砂やライブロックに多々付着している。今は生体の数を抑えて根気良く、再び安定するのを待っているところだ。そのためにも、この汚い苔を取り除かなくてはならない。海水も全換えするため、まず130リットルバケツで約50リットルの海水を作った。
次にライブロックを海水で洗う。間違っても淡水で洗っちゃだめだ。幸い、先月作りすぎてた海水がバケツに一杯余っていたので、これの中で歯ブラシを使ってがしがし洗った。
バケツの海水があっというまに緑色になる。すごい汚れだ。
洗ってみて気が付いたが、このライブロックにはまだかなり付着生物がいるようだ。有害ではない海草類も、ちょこちょこ生えている。
洗ったライブロックは、しばらく別のバケツに入れておいて、水槽のガラス面の汚れを落とし、底面の砂の苔が付着した部分を取り出して、これも海水でがしがし洗う。
さて、ここまで来たら、次は水槽の古い海水を抜く。60cm水槽なので、手動ポンプで十分。ほぼ全部抜いたら、新しい海水を一気に入れる(もちろん温度合わせはすでにしてある)。
洗った砂を戻し、ライブロックもレイアウトしてできあがり。ぴっかぴかの気持ちいい浅瀬の水底が、戻ってきた。
スズメも気持ちよさそうにライブロックの隙間を出たり入ったりしてる。タコクラゲは、あいかわらずゆらゆらひょこひょこ。毎日ブライン湧かせて餌をやっているが、傘の中がオレンジになるくらいたくさん食べているみたい。けっこう丈夫かも。
次は2m水槽の掃除。こっちは水槽内部のアクリル面についた苔を落とすだけにする。水量に比べて生体が圧倒的に少ないから、水換えはまだ大丈夫。
苔掃除だけといっても、前面だけで2m×60cmある。結構時間がかかる。
おまけに苔掃除中に、岩組みが気になってレイアウトし直すことに・・・
ああでもないこうでもないと、ライブロックを動かしてベストな組み方をしてみるが、なかなか思うようにいかない。ようやく満足できるものになったのは30分後だった。
苔掃除も終わって、透明な水が戻ってくると、新しいレイアウトということもあり、実に新鮮な美しさが、そこにあった。しばし、自己満足の世界に。
あ、そうそう、掃除中に気づいたのだが、ライブロックの表面に1つ、小さなイソギンチャクが発生しているのを発見した。このライブロックはすでに4年ものなので、付着生物はほとんどいないと思っていたが、このイソギンチャクはどこから湧いてきたのだろう。不思議だ。
1998.12.29(Tue)
今年最後のショップ巡り
今日で仕事納めだった。職場の茶話会が終わり、退社ラッシュを避けて1時間くらい、同じことを考えて残っている先輩と雑談。
そして帰宅・・・でも、まっすぐ帰るのも、もったいない。そこで年末の挨拶を兼ねてウインズとA.P.Nの2件のショップに行くことにした。
まずウインズから。ここはずいぶん久しぶりだ。店舗面積が半分になってからは、あまり来てなかった。
海水魚の展示水槽の数は減ってないのが救いかな。で、さっそく物色。を!なんか変わった魚が群れている。一見、オビテンスモドキのような??でも貼ってあるラベルは、「ハオコゼ」値段もえらく安い。コバルト並みだ。
ハオコゼは、体長1cm〜2cmの、可愛いオコゼだった。まるでライブロックのような迷彩模様も、よく見ると結構鮮やかな感じで、いい。なんといっても、その小ささが購買意欲をそそる。
次に目に付いたのが、エイブリーエンゼル。まだ幼魚らしく、体長2cmくらい。このサイズのエイブリーは、じつに愛らしい。ナメラヤッコと基本的な色彩は同じなのだが、エイブリー独特のオレンジ色の横線模様、そして目の輪っか。個人的に気に入っているのは尾鰭先端を縁取る、輝くシルバーブルーの線だ。フレームエンゼルのような、派手さはないが、じつに渋い色彩だ。
ナンヨウツバメウオの幼魚もいたので、買うかどうしようか迷ったが、ちょっと体表が汚い感じだったので止めておく。
というわけで、ハオコゼ2匹と、エイブリーエンゼル1匹をゲット。おまけでカレンダーをもらった。
ハオコゼは60cm水槽行き、エイブリーは2m水槽行きだ。
A.P.Nでは、なんとロングフィンスナッパーが入荷していた!
サイズはうちのよりかなり小型。でもスナッパー類って複数飼育できるのか、いまいち自信がないので、止めておく。
カスミチョウが2匹いた。まるで私のためにとってくれているかのようだ。
1匹は、ちょっと病気持ちなので除外。もう1匹は餌食いもよく、背中もそれほど痩せていない。もちろんこの1匹をゲットした。
これでうちの2m水槽には、カスミチョウが6匹になる。着々とカスミチョウ群泳計画が実行されてゆく(^-^ゞ。いいぞぉ〜
クラゲ飼育セット
最近クラゲを飼うのがブームらしい。普通のTVニュースでも、ショップでクラゲが一日で何百個と売れたとか言っていた。
メーカーも、クラゲ飼育セットと称して、小型水槽に底面濾過をつけたやつを売っている。底面濾過のパイプにスポンジをかまして、エアを出さないようにしたとこがクラゲ用というわけらしい。
しかしなー、これで1万超えるんだもんな、高いよ。ブームに乗って、海水魚飼ったこともない人が、これでクラゲ飼うのは、まず無理でしょ。なんだかなーって感じ。
飼育セットって銘打ちゃ、なんかこれ買えば、クラゲ飼えるような気がするとこが罪深いねぇ。
大量に売られてるクラゲ達、ちゃんと飼えてる人、どれくらいいるんだろうな。
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