U's aquarium.
〜水のある生活〜
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月 1999 お魚日記
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1999.4.1(Thr)

明日からちょっと留守
 明日の金曜から日曜の夜まで留守にするので、順調に回復してきているクラゲのことが少し気がかりだ。ブラインを孵化させているため、日曜帰ってきても、すぐに餌をやれない。実質3日の断食となる。絶好調の時のクラゲなら、5日ほど絶食させてもぜんぜん平気なことは去年確認してあるが、このように怪我からの再生途上にあるクラゲとなると、どうなるだろう。


1999.4.3(Sat)

神戸の熱帯魚屋さん
 昨日の夜、神戸の着いた。Licの実家に来ている。
 昼間は特に用事がないので、近くの熱帯魚&海水魚屋さんに行ってみることにした。
 店に入ったとたん響いてきたのは、コオロギの大合唱。餌用コオロギがたくさんいた。魚のほかに、爬虫類も売っている店だった。
 海水魚のコーナーを、まずは探索。展示水槽は、APNよりちょっと多いかなというくらい。あまり海水魚には力を入れてないようだ。水槽も苔まみれだし、落ちた魚もそのままになっている。なんとなく水質に不安がありそう。
 それに濾過が、すべて水槽ごとの底面濾過というのも、岐阜では見ない光景だ。淡水の熱帯魚とかの展示水槽なら、底面っていうのも結構あるが、海水魚の大型展示水槽が、すべて底面だけっていうのは、けっこう珍しいかも。しかもパウダーサンゴ砂だし。
 ただ、生体の値段が異様に安いものが多かった。ロイヤルグラマが2800円。うーん、なんでこんなに安いんだろう。

 次は、淡水魚のコーナーへ。
 まず探したのが日本の川魚。おお、いるいる!けっこういるようだ。
 水槽4つくらいに分けて、かなりの数が入っていた。九州産のタナゴとか、手が出そうになるものがけっこういる。黒メダカっていうのも、いいなぁ。
 この店が地方配送もしてくれるなら、買いであるが、どうもそのような雰囲気ではない。見るだけにしておく。でも欲しい・・・・

 熱帯魚のほうは、淡水エイが3種類ほどいたのが目を惹いた。あとは高価なアロワナやディスカス。ちょっと方向性が私には合わないようだ。
 でも店員の数は確認できただけでも3人はいて、かなり古くから商売やってるような感じ。注文すればなんでも取ってくれそうである。


1999.4.4(Sun)

帰還
 本日午後10時半、帰宅した。
 水槽のライトはつけっぱなしで行ったが、異常はないかな??各水槽チェック!
 玄関の60水槽2つ、よし。苔取り貝も活動してる。
 脱衣所のグッピー水槽、、、、、よし。なんか稚魚が増えたような〜。
 廊下の90水槽・・・・・よし。みんな元気そう。
 キッチンのグッピー水槽。。。。。暗くてよくわからない、が、大丈夫そう。
 リビングの2m水槽、、、、、ん?スカンクが1匹しかいないような〜・・・・・と思ってたら、2匹ともいた。ほっと安心。死体なし。大丈夫そう。
 さて注目のR360、クラゲ水槽は?。。。。。苔がすごかった。側面からは内部が観察できず。上から覗き込むと、クラゲはやや小さくなっていたが、ひょこひょこ動いている。元気そうだ。
 疲れていたので、ちょっと餌をやってから、そのまま寝た。クラゲ用のブラインをセットするのは、忘れなかったけど。


1999.4.5(Mon)

縮むクラゲ
 会社からの帰宅が遅かったので、食事のまえにクラゲの餌やり。
 プリン容器にすくってみると、目でみてすぐわかるくらい小さくなってた。脚もなんとなく短くなったような。
 ま、餌やって栄養つければまたすぐ元にもどるだろう。たっぷり孵化したてのブラインをやって、水面に浮かべておいた。

 2時間後、そろそろクラゲを水槽に戻そうと思って、水槽を見たら、プリン容器はもぬけの殻。あれ??
 クラゲはいつのまにか水槽に戻っていた。いったいどうやって・・・・・。どうもプリン容器に水がはいって、その隙にするりと戻ったらしい。なんて器用な。


1999.4.7(Wed)

なにごともなく
 最近、帰宅が遅いので、あまりゆっくり魚たちを観察できないのだが、わずかな餌やりの時間で見る限り、順調そうだ。餌食いの悪いやつは見当たらないし、一見して元気そう。これだけ安定してきてると、2m水槽になにか追加したくなるのだが、今は猛烈な資金難のため、無理っぽい。
 APNから新着魚の紹介メールが届き、アクアスからも開店7周年記念で生体3割り引きセールの招待メールが届いている。誘惑多すぎ。
 じっくりだ。じっくり魚を増やしていこう。そう自分に言い聞かせているが、いつまで我慢できるか、あまり自信はない。


1999.4.9(Fri)


 2m水槽でスカンクが子供を放出してから、ちょうど1ヶ月だ。水槽内では、あれから幼生の姿はまったく見つけられない。いたるところでカーリーが触手を広げているので、すべてこいつらに食われてしまったのかも。
 ところで、スカンクがまたまたお腹に卵を抱えているのを発見した。もしかして2匹のスカンクはペアなのだろうか・・・・・と思っていたら、もう1匹のお腹にも、ぎっしりと卵があるのを見つけてしまった。うーん、両方メスだったか。
 スカンクのメスは、オスの精子を3回分くらいはお腹にため込んでおくことができるため、こうしてオスがいないのに産卵が可能だと、以前本で読んだことがある。
 今度の卵はいつごろ孵るかな。次のは見つけたら隔離して、人工飼育を試してみよう。スカンクを水槽で増殖できたら、かなりお得かも。


1999.4.10(Sat)

お掃除
 金曜の夜からずっと起きてたが、気付いたらもう明け方も近い。ふと2m水槽の苔が気になった。最近忙しくて苔掃除もできなかったが、今日はなんだか苔掃除をしたい気分だった。上着を脱ぎ捨て、上半身ハダカになると、脚立の準備をした。
 この水槽は深さが60cmあるので、下まで掃除しようと思えば、腕が付け根まで水没するのだ。さて、脚立に上り、水槽の上から中を覗き込む・・・。うーん、餌がだいぶ残ってる。水面に落ちずに、水槽にひっかかって残ったやつが、山のように。アングルも含めて、水槽の高さは全部で1m80は軽くあるため、いつも餌やりするときはあてずっぽうで入れているのだ。今度から、もっと奥のほうまで手を伸ばさないとなぁ。
 水槽上部を、キレイにしてから、ようやく内部の苔掃除。手前側から、ごしごしごし。幅2mを、3分割する感じにお掃除お掃除。側面もごしごし、きれいになったら、後ろ側。
 脚立を3回移動して、すっきり苔を落とし終わった。
 苔がなくなって、すっきりくっきり水槽の中が見えるようになったら、ライブロックの苔が以前より少なくなっているのに気付いた。薄茶色と白の中間の色のような、いい感じになってる。赤紫の石灰藻も、ところどころに復活しているし、思わずカルシウム添加を考えてしまう。
 活発に泳ぎ回るロングフィンスナッパーと、カスミチョウ2匹。動くものが、それだけなので、妙に水槽の中がさっぱりとしてる。あぁ、ここをカスミの群れで埋めるのはいつになるのか・・・

お店訪問
 今日は大雨の一日。天気予報では、明日も雨らしい。なんだか憂鬱。
 夕方から、アクアスに魚を見に行くことにした。お金はないが、3割引セールの魚たちを、見ておこうと思ったのだ。
 途中でLicが、ブルーグラスにも寄ってみたいと言うので、先にそっちに向かった。ここは店名からもわかるとおり、グッピーに力を入れてるところだ。
 店には、常連と思われる客が2名ほど、店長と話し込んでいた。展示水槽を順にチェック。水槽の美しさでは、この店がイチバンだなぁ。
 ふと、目に止まった1つの水槽。「なんだこの魚!」淡水魚で心ときめくことは、めったにないが、今回はまさにゴールデンエンゼル(注:熱帯魚のエンゼルフィッシュのことではなく、海水魚の小型ヤッコのほうである)を発見したときの感動に似てる。
 赤い魚、とても小さかった。なんかカタチはハタ系な感じ。どことなくロイヤルグラマの泳ぎを彷彿とさせる。名前は・・・「スカーレット・ジェム」1匹3000円。
 今まで見たことのない淡水魚だった。名札のとこには「新・珍」などとわざわざ朱書きしてある。最近流通にのった魚なのか。どこが原産なんだろう。こんな淡水魚なら、専用の水槽で、じっくり飼ってみたいな。
 あとの水槽で目をひいたのは、グッピーのなんとかギャラクシー。一風変った模様と色。ペアで1万円。ちょっと欲しいかも。

 次にアクアスへ向かう。大雨はやむことなく、ふりしきり、夜の運転はとてもキケン。
 店について、まず淡水魚からチェック。うーん、小さいレッドテールキャットが可愛い。このまま大きくならないのなら、飼いたいところ。
 海水魚のコーナーへ。あ!インドスダレがいる。くぅ〜、欲しい。でもサイズがでかいので、値段もすごい。とても今は買えない。
 あとは〜、、、、、普通の魚かなぁ・・・ん?あのすみっこにいるやつ、なんか変わってる。姿はテンジクダイ系。でも、色が赤いのだ。店長に聴いてみると、「シボリ sp.」とか言うらしい。値段は2500円。3割引なので1750円だ。かなりお買い得かも・・・。うーん、しかし衝動買いはよくないかも〜と迷ったあげく、雑誌「マリンアクアリウム」の今季号を買うことにした。魚を増やすのは、もっとお金に余裕ができてからにしよう。今は水換え用の塩もストックがないのだ。


1999.4.11(Sun)

あーーーーー!!
 昨日は早々に寝た。ぐっすりと。起きたのは午前10時。ほぼ12時間寝たことになる。起きてみると、外はいい天気だった。天気予報、大ハズレ。
 いつものように、階段降りて、廊下の水槽からチェックしてると、先にリビングに入ったLicが「あーーーー!!」と叫んでる。
 なにごと!とリビングに向かうと、クラゲが〜。なんと、昨日、餌やりしたまま、水槽に戻さずそのまんまにしてたのだった。クラゲはプリンケースの中で、微動だにせず。ブラインが死んで、悪くなった海水でやられてしまったのか!?
 すぐに水槽に戻してやったが、底にしずんでしまってぴくりとも動かない。あちゃー、せっかくここまで再生してたのに・・・・・

 お昼過ぎ、クラゲはなにごともなかったかのように泳いでた。こいつの生命力の強さには、もう何度も驚かされているが、まさにゾンビのごときタフさだ。

お掃除お掃除
 午後から廊下の水槽掃除を始めた。玄関の靴箱の上に乗ってる熱帯魚水槽は、今年に入って絶好調で、1匹も落ちていない。雑魚がこんなに長生きするのも、珍しい。中の水草もずいぶん調子よさそうで、がんがんに育ちまくっている。
 ガラス表面についた苔を落とし、水を30リットルほど交換した。

 隣の海水60水槽は、海水交換はできないため、ガラス表面の苔掃除だけ。苔取り貝がだいぶ食べてくれてたので、掃除もラクだった。貝は、ガラスの苔はあらかた食べてしまったので、今はライブロックの黒い苔を黙々と食べてくれている。なんて役に立つんだ。ライブロックは、貝が黒い苔を食べてくれてゆくのでだいぶキレイになってきていた。

 次は廊下の淡水90水槽。ここは餌を大量に消費しているので水の汚れも早い。さっそく大量水換えだ。
 4リットルの小型バケツで、直接水槽から水を汲み出してゆくので、あっというまに8割りがたの、水が抜けた。あとは一気に15リットルバケツで、新しい温度合わせした水をどばどばと。
 やっぱり透明度がずいぶん違う。

 ここまで順調に掃除がすすんでいるので、ついでに脱衣所に置いてあるLicのグッピー繁殖60水槽も、水換えすることにした。底のゴミを吸出し、風呂場からシャワーで直接25度の水を入れる。ここもあっというまに終了。うーん、やはり小型水槽はメンテがラクでいい。

APNへ
 夕方、統一地方選挙の投票に行ったついでに、APNに寄ってみた。
 ナポレオンフィッシュ幼魚(6cmサイズ)が、新たに1匹増えていた。うーん、このまま夏のボーナスまで、残っててくれよぉ。
 ハードコーラルやらソフトコーラルが、気持ちよさそうにメタハラの光を浴びてるのを見ると、インバテ水槽も欲しいなぁと思ってしまうが、3年後くらいにはなんとかなるかなぁ。そして、ペパーミントエンゼルを単独飼育だ。今の最大の夢。
 3cmくらいのソメワケヤッコに、すごく惹かれたが、やはり魚を買うのは今は止めておいて、苔取り貝を、もう1匹増やすことにした。ライブロックの黒い苔をもっともっとキレイにしてもらおう。


1999.4.13(Tue)

さようならプテラポゴン
 朝、2m水槽をチェックしてたときから気になっていたのだが、プテラポゴン・カウデルニィのオスのほうが、へろへろな泳ぎになっていた。おなかがぺったんこで、目だけがぎろぎろ大きく、だいぶ餌をとっていないことがうかがえる。
 冷凍ブラインもやってみたが、まったく興味を示さない。このオスは、買ってきた1年前から、なかなか餌を食べてくれなかった。クリルをたまに食べるくらいで、メスの食い意地のはった食い方とは、対照的であった。
 それでもこれまで、何度もメスの卵を口に抱え、孵化を期待させてくれたがんばりやだった。
 夜、会社から帰ってくると、水底に横たわって息絶えたオスの姿があった。メスはあいかわらず、ぱんぱんなお腹で、餌もばっくばく食べている。仲のよいペアだっただけに、オスの死は残念だ。

スカンクが?
 2m水槽にはスカンクが2匹いるのだが、夜水槽を覗いてみると、なぜか1匹しかいない。隅々まで探したが、やっぱり1匹だ。
 どこにいってしまったのか?脱皮の抜け殻が水底で散らばっていた。もしや・・・・・脱皮直後の柔らかい時に、ロングフィンスナッパーに食われてしまったのだろうか?
 クリーナーシュリンプだから、スナッパーも食べないのではないかな?と思っていたが甘かったかな?
 残った1匹のお腹には、まだ卵がぎっしりとあった。いつ孵化するのだろう。楽しみである。


1999.4.16(Fri)

海外通販
 我が家の電気代は、毎月3万を突破している。それもこれも、すべて2m水槽が電気食いだからだ。モーターだけで、2つあわすと約700Wもあるのだ。こいつが24時間休みなく稼動すれば、電気代がこうなっているのもうなずけるというものだ・・・
 もっと消費電力の少ないモーターはないものか?ウェブで探しまくった。日本のものはカタログにすら消費電力の記載がない。そんなとこまで気を使ってないことが一見してわかる。
 それにくらべて海外のモーターは、ほとんどすべてが音の小さいことと、消費電力や発熱量の小ささを謳い文句にしている。雲泥の差といえよう。海外のアクアリストにとっては、モーターの選択基準にすでに音や発熱量、消費電力が重要なファクターになっているということだ。日本のメーカーが遅れているのは、日本のアクアリストがまだまだこういう事に無頓着だからではないのか?
 趣味としての成熟度の違いを見た気がした。
 とある海外ショップの在庫一覧を見ていたとき、ふと目に止まったモーターがあった。能力は今2m水槽で使っているものと、ほぼ同じ。それなのに、こいつの消費電力はなんとたったの120W!
 2つ使ったとしても、わずか240Wだ。うちで使ってるモータ1つ分より少ない消費電力である。しかも騒音レベルも、そうとう改善されているらしい。で、価格はたったの200ドルなのである。
 なぜこうも海の向こうだといいものがごろごろしてるんだろう。国内で買うのがばからしく思えてくる。これからは海外通販を真剣に検討する価値十分にありだ。


1999.4.18(Sun)

きれいさっぱり
 60海水水槽に入れた苔取り貝2匹だが、じつによく苔を食べてくれる。ライブロックの1つが、まるで買ってきた当時のように綺麗になった。黒い苔を、ここまで食べてくれるのがわかってればもっと早く導入してたのに。茶色の苔しか食べないのかと思っていた。
 敷き砂表面に、黒い海苔のような苔はもうつかなくなっているし、ようやく安定したかな。あとは一度水換えしたいところだが、うーむ、人工海水の素、現金で買えるには給料日まであとちょっとの辛抱だ。
 中の、ハオコゼ君2匹はあいかわらず元気でいる。クリルを砕いて水中に漂わせてみると、大きな口でぱくっ。気になるのは、1匹はだいぶ成長したのに、もう1匹はあまりサイズが変わらないことだ。もしやこれペアかな?
 一度水換えしたら、ハタタテハゼかカクレクマノミのペアを入れたいなぁ。砂を敷いてるのでそういう魚がよく似合う。お金に余裕ができれば、ヤシャハゼ入れたいのだけど。


1999.4.21(Wed)

怪しげなっ
 今日も夜遅くの帰宅。玄関入って水槽を覗くと、60海水水槽の側面のガラスになにやら奇妙な物体が貼りついているのに気付いた。
 最初はゴミかと思ったが、じぃぃぃっと見るうちに、そいつが生物だとわかった。体長1cmほど、色は茶色。形態は蛾の幼虫みたいな感じだが、先端付近からわしゃわしゃと細かな触手が無数に伸びている。この触手は、もしや水槽の砂の中からちょくちょく見え隠れしてる、あの触手かも?
 ナマコかな?という気もするのだが、ナマコがガラスに貼りつくような芸当が可能なのか不明なので、いまいち断定できない。ついでに砂の表面もくまなく観察してみると、あちこちからこいつの触手みたいな細長いものが、無数に出現しているスポットがあるのがわかった。やはり砂の中に潜んでいるのかも。

 遅い夕食のあと、再び観察しようと水槽を見たら、すでにそいつはあとかたもなく消えていた。砂に潜ったのだろうか。


1999.4.22(Thr)

掃除〜
 昨夜も、真夜中に目が覚めてしまいぜんぜん眠れなかった。なので一人、リビングで SkyPerfecTV! を、なんとなくぼんやり見てたのだが、2m水槽のアクリルに、また茶苔が付きはじめているのに気が付いた。
 このまえ掃除したばかりなのに・・・
 硝酸塩が溜まってるんだろうな〜。暇だったので、掃除することにした。
 まだ苔はちょこっとしか出現してなかったので、ちゃっちゃと終わり、再び美しい水槽に戻った。やはり掃除は汚れの初期にやるというのが基本だなぁ。
 濾過槽のウールマットもついでに洗った。こいつを放っておくと、どんどん汚れが溜まって、海水の通過が不均一になってしまうのだ。前回の苔掃除のときにもウールマットは洗っていたのだが、汚れがひどい。洗い水が、どよんとした深緑色になる。匂いもきつい。いっそのことウールマットなんか濾過槽に付けないでおこうかとも思うが、水音がひどくなりそうなので踏みとどまっている。
 これも頻繁に掃除しないといけないなぁ。

犠牲
 キッチンに置いてあるLicのグッピー水槽だが、ヒドラが大発生している。もうガラス表面一面に広がっているので、駆除するのもなんだか恐い感じ。
 今、ちょうどグッピーの産まれたばかりの稚魚がわらわらなのだが、毎日、2匹くらいヒドラに捕獲されてガラスに貼りついてしまっている。うーん、そろそろ本格的にヒドラ退治しなくてはいけないかも。


1999.4.24(Sat)

フロントーサ
 午後から、岐阜方面まで出掛けたついでに熱帯魚屋「フロントーサ」に寄ってみる事にした。この店は、R21号沿いにあって、店そのものは小さい。が、店長がかなり趣味の人で、売ってる生体には普通では見ないようなものもいて、楽しいのだ。
 とはいっても、この店にはもう5年は来ていない。すっかりごぶさたしてしまったが、店の雰囲気は変わってなかった。
 入り口のところに、日淡の水槽が置いてあったので、まじまじと見てしまった。ちびこい小魚が群れている。小さい頃、こんな魚を川でよく捕まえてた記憶があるな。
 シロハエと書いてあった。括弧書きでオイカワとも付け足してある。やはりこのへんでは、オイカワの事をシロハエ(もしくはシロハヤ)と呼ぶらしい。
 店内では、Licがジャパンブルーのダブルソードを見つけて、「あ!」とか言っていた。たしかアクアスの店長がジャパンブルーのダブルソード創るには、エンドラーズとかけあわせたらいいとか、言ってたらしい。Licはダブルソードも、ジャパンブルーも好きなのだ。
 展示水槽の、高さ50cmくらいのやつを見て、Licが「こういうのって綺麗」と言う。やはり水槽は高さがあると立体感が増して、よい。でも規格外になるので、値段もすごい。玄関の規格60水槽捨てて、こういうの置こうというが、重量オーバーなので残念ながら置けないのだ。

 そのうち、もう1つ日淡の入った水槽を発見した。オイカワのペア、それにこいつはブルーギル、ブラックバスも入ってる。どでかいザリガニもいた。だが、私の目を釘付けにしたのは、ハゼのような姿をした底生モノ。ドンコみたいな魚だった。
 こういう魚が欲しいと思って、今年にはいって日淡を売ってそうな店を捜していたのだ。子供のころ、よく親父と川にドンコを採りに行った。川の中に入り、土手付近を網でがさがさやると、ドンコやらザリガニやらが、たくさん採れたものだ。なにが採れるかわからない宝捜しみたいな面白さがあった。
 しかしドンコは最近すっかり姿を見なくなった。実家の川でも、近頃ではフナさえいなくなったそうだ。メダカなどは、とうに姿を消している。
 その当時よく採っていたドンコに、こいつはあまりによく似ていた。店長に聞くと、チチブとかいうドンコの仲間だそうだ。しかもこの水槽のは非売品らしい。だが、こいつらは店長が近くの木曾川で捕まえてきたやつなんだそうだ。いくらでも捕れるよと言ってくれたので、買う気はすっぱりなくなった。
 やはり日淡は、自分の手で、採取することが楽しいのだ。岐阜には海が無いが、木曾川と長良川という2大河川がすぐ近くにある。この夏は、川で採取といこう。
 ところで、この水槽に入ってるオイカワのペアだが、うちのペアと比べてあまりにスリムだった。こっちがベストな体形なのかな?うちのが栄養豊富すぎて太ってる??うーん、クリルとかシュアーとかやってるからなぁ・・・

 さて、ドンコを買うのをやめたとたん、隣の水槽に入ってたちっちゃい白いザリガニがとてつもなく欲しくなった。どれも2cmサイズの赤ちゃんザリガニ。可愛すぎる。
 やはり子供の頃、ザリガニを飼ったものだった。普通のアメリカザリガニだったが、私はどうしても赤ちゃんザリガニが欲しくて、何度も川や池に足を運んだ。ちっちゃいけど、ちゃんとザリガニの姿をしているそいつはあまりに魅力的すぎたのだ。
 今、そんな赤ちゃんザリガニが、わんさか水槽に入ってる。しかも白い。“スーパーホワイト”と札には書いてあった。
 ザリガニを飼うのに、ヒーターは要らない。水換えを忘れなければ濾過装置もいらない。プラケで十分に飼える。子供の頃の経験から、それはわかっていた。電気代を食わないで飼えるというのは、今では大変貴重な存在だ。
 結局、2匹買う事にした。1匹1000円。2匹で2000円であった。


1999.4.25(Sun)

朝一番の大仕事
 今朝はなんだか疲れて起きた。体の疲れがとれてない。おまけにアタマもなんだか痛い。そこで体を動かす事にした。
 廊下の淡水90水槽の水を90%交換だ。プレコがいるので、ほんとにここは水が黄ばむのが早い。4リットルバケツで、がんがん汲み出し、15リットルバケツで、一気に入れ替え。ついでに濾過槽のウールマットも洗浄しとく。
 大規模な水換えのおかげで、水は輝く薄いブルーになった。美しい。

 Licが発見したのだが、オイカワのペアがなんだかラブラブ状態になっていた。寄り添って泳いでる時が多い。これはもしや産卵するかも?
 今、水槽には敷き砂だけで石を入れてないのだが、産卵用に、平べったい石を入れてやろうと思う。たしか、人工孵化&飼育は容易らしいので、挑戦してみよう。

ざりざりくん
 昨日、買ってきた2匹の白いザリガニの赤ちゃんは、小さいプラケに入れて飼う事にした。敷き砂は90から、ちょっと拝借。隠れ家に、塩ビ管を2つ入れてやった。
 みこにゃんが興味深そうに見てるので「ざりがにくんだよー」と教えてあげたら、「ざりざりくん ざりざりくん」とうれしそうに言ってる。
 今日からこいつらは、「ざりざりくん1号&2号」だ。
 餌には、海水魚用のクリルを少し砕いてやってみた。がんがん食べてる。もともとなんでも食うやつらだから、餌には困る事はないだろう。でも、できればこの赤ちゃんサイズのまま成長しないでいてくれるといいんだけど・・・
 でもやはりアメリカザリガニなので、巨大になるらしい。でもスーパーホワイトという品種なので、白さは抜群に美しくなるそうだ。それもちょっと見てみたいかも。

2匹並んだ『ざりざりくん1号&2号』


1999.4.28(Wed)

水換え
 ようやく人工海水の素600リットル用を買ってきたので、今夜は海水水槽すべての水換えをすることにした。
 まずは2mから。約400リットルの交換。海水を作る130リットルバケツが、今は2個しかないから、400リットル換えるには、1度200リットル作ってから、水槽の水を抜き、新しいのを先に200リットル入れ・・・・・という感じになるので、バケツをあと2つ欲しい気分だ。そうすれば一気に海水作って、一気に交換ってのがやりやすい。
 2mが終るとクラゲ水槽の掃除と水換え。こっちは全水量30リットルなので、全水換え。苔まみれの水槽を、ようやく掃除できた。水槽は見違えるほど美しくなった。水槽ってのは、外から中が見えないと、ちっとも楽しくない(あたりまえなんだけど・・・)。
 クラゲ水槽のあとは玄関の60海水水槽だ。苔を掃除してからライブロックのレイアウトを替え、ちょっとイメージチェンジ。なかなかいい感じになった。そしてここも全水換え敢行。ハオコゼやらイソスジエビやらが、元気いっぱいだ。

 水槽はとてつもなく綺麗になったが、中身が増えない。。。。うーむ、もったいないかも。


1999.4.29(Thr)

リセット
 Licがキッチンに置いてるジャパンブルー・イエローグラス(グッピー)専用水槽(45cm)が、ヒドラまみれになってしまっていたのだが、産まれていた稚魚がすべてヒドラの餌食になるに至り、ついにリセットすることを決意した。
 30匹は稚魚がいたはずだが、最近はまったく姿を見かけなかったので、嫌な予感はしていたのだが、リセットするためすべてのグッピーを捕獲し、水草を抜き、苔を落とし、ヒドラを落とし、とやってるうちに、稚魚全滅を確認した。
 親は、オスが3匹、メスが2匹、若親2匹が残っていた。あ、並ビーシュリンプも3匹を確認。
 水槽が小型なためリセットするのも非常にラクである。敷き砂も丸洗い、水槽も丸洗いして、水を入れ、生体を戻す。それまでの苔まみれ、ヒドラまみれの水槽とは、到底思えない美しい水槽がそこにあった。
 水草を植え直すと、完璧だ。この水槽は濾過装置をパワーハウスの陶器タイプを使っているため、リセットしてもバクテリア消滅の心配はほとんどないのが助かる。まぁ敷き砂の効果がゼロになるのは痛いが、いたしかたない。


 ところが!である。なんとジャパンブルーのオスが突如、瀕死状態になりあっというまに落ちてしまったのだ。なんてこった、オス、全滅である。
 急激な水質変化に耐えられなかったか。うーん、ジャパンブルー・イエローモザイクのオスはこの3匹しか存在しないため、種が絶えてしまう。里子に出したアクアスにいるやつが、まだ残ってはいるのだが、自家繁殖モノは残ったメスの腹に仔がいない限り、絶える。
 カラダがちっちゃいだけに、水質変化には弱い・・・海水魚のタフさに慣れていると、繊細な国産グッピーの扱いが雑になってしまっていた。今後の反省点だ。


体色が明らかに違う。左はオレンジ系、右が青系だ。

 ところで3匹のビーシュリンプだが、みんな体色が違う。ノーマルな茶系、ブルー系、オレンジ系の3種類いるようだ。ビーシュリってこんなに体色にバリエーションあるのだろうか?個人的には、青系のやつが気に入っている。この色を固定できるならば、繁殖に挑戦してみようかとも思う。


繁殖水槽セット&ざりざり君の引っ越し
 脱衣所に置いてある60cm水槽、ここはグッピーの繁殖用に使っている。セパレータで区切っているのだが、最近、その隙間から自由に行き来してしまい、かなり混ざってしまっている。
 そんな中、1匹とても気になる体色をもった仔が採れた。こいつはなんとしても固定したい。そのため本格的にブリーディング水槽へと移行することにした。
 さっそくアクアスへと急ぐ。ちょうどブリーディング用の小型水槽がセール中だったので、購入。ただ在庫がすでに2個しかなかったので、在庫は買い占め、あと必要な分は注文しておいた。
 濾過システムは単純な底面、種砂の値段が通常の砂と同じといううれしい価格設定だったため、種砂も購入、必要なその他もろもろの器材を揃えた。

 夕食後、さっそくブリーディング水槽をセッティング開始。まず既存の60水槽からグッピーどもをすべてプラケに移し、水槽をどかし、空いたスペースに縦置きで2個並べる。エアリフト式の底面濾過のセットも終わり、種砂を敷いて水をはって完了。この水槽の水量は約9リットルといったところか。濾過システムからいっても、かなり頻繁な水換えが必要になるのだろう。
 だが、海水と違い淡水の水換えは非常に楽である。濾過システムに海水魚のように金をかけるより、そこそこのものにして水換えでしのぐほうが安上がりだ。
 約150匹はいると思われるグッピーは、選別が可能なものはLicがやったが、まだ小さすぎてどの子供かわからないのが多数いる。産卵ケースに、そいつらを隔離してでかくなるのを待つことにする。

 さて、こうして元の60水槽が空いたわけだが、これが空くのをじつは心待ちにしていたのだ。なぜならば!ざりざり君1号2号のための新居にするためだ。
 そのために、ちゃんと60用の底面濾過装置も買ってきた。
 新しいざりざり君水槽は、廊下の90淡水水槽のアングル下部に置く事にした。岩やら流木やらで、いかにも日本の清流ってイメージで再現してやろうと思っている。
 ざりざり君達は、広い水槽になったので最初はうろうろさまよっていたが、落ち着くと再びいつもの塩ビ管に戻っていった。可愛いやつ。


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