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1999.5.1(Sat)
魚採り
日淡にはまりつつある。釣り具一式購入してしまった。GW中には、一度川に釣りに行こうと決めていた。幸い、ここ岐阜は木曾川、長良川と2大河川がとうとうと流れ、しかもすぐ近くにあるという川釣りには絶好のロケーション。
今日は、日和もよかったので長良川まで釣りに行くことにした。
竿は昔ながらの先端に糸を結ぶタイプ。私の狙ってる小魚ならば、こういうので十分だ。
あいにく釣り具屋に、小魚用の生餌がなかったので、かご釣りってやつをやることにした。海釣りでよくやったサビキ釣りの川版って感じだ。練り餌をかごに入れて、川にちゃぽん。
ただ、今回行ったポイントは、川底が浅く、かご釣りにはいまいちのようである。でも、浅いところにも、ゆらぁっとでかい魚影がきたのには感動した。たぶん、あれは鯉だろう。体長50cmくらいのやつ。あんなのがかかってしまったら、この竿じゃ折れてしまう。ちょっとどきどきしながら、黒い影を見送った。
なかなか当たりがこない。ちょこちょこポイントを変えてみたが、うーん、竿がちょい短すぎた。3.6mあるのだが、長良川では、ぜんぜん足りない。もうちょっと長い竿にすべきだったなぁ。
そうやって、かごに練り餌をつめてはちゃぽんってのを繰り返しているうちに、ついに!当たりがきた。ひょいと竿をあげると、なんと2匹かかっているではないか。ラッキー。どちらも体長5cmほどの欲しかったサイズ
慎重に針を外して、バケツにそっと入れた。もう1匹は体のどこかに針がひっかかっていたらしく、岸にあげたとたんに地面に落ちてしまった。こっちも慌てて救出、バケツに入れた。
それっきり当たりはぱったり止まり、何度目かの投入で、ついに仕掛けが切れてすっとんでいってしまい、竿で釣るのはあきらめた。
鱗のきめが細かく、アユっぽい体つき。
名称不明。
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これはオイカワっぽい。
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みこにゃんとLicは、浅瀬でちゃぷちゃぷ群れてる稚魚やらはぜを狙ってるみたい。ちゃんとこういう時のために、伸縮自在のタモ網も買ってあったのだ。みこにゃん用には、うちで使ってる小型の網を2種類。それにプラケ。
みこにゃんも、一生懸命小さな網を手に持って、ざぶざぶハゼを追っかけている。そして、叫んだ!「おさかなっ」
すごいぞみこにゃん、魚捕まえたの??と網の中を覗いたら、枯れ葉が一枚入ってた。
Licは、小魚の稚魚に翻弄されていた。やつらは異様にすばやい。網で掬うにはコツがいる。Licは独自に待ち伏せ作戦を編み出したようだが、これでもまだ無理だ。待ち伏せするには川面は広すぎる。
ほんとうは石で囲って罠をはるのが一番手っ取り早いのだが、そんなに大量に採りたいわけじゃないので、私が代わりに網を持って、「たぁ!」。一気に水面に突き刺すようにえぐるように。こうして群れの中に突っ込めば、2〜3匹は網に入る。
去年の死滅回遊魚を採るために買った、腰までのゴム長を履いて、川の中にざぶざぶ入ってみた。浅瀬では小魚が群れていたが、奥の方では魚が見えない。対岸の土の岸部にドンコでもいないかと探ったが、巻き貝がちょこっといるだけだった。こういう土の岸部って、たいていザリガニとかドンコとかがいるんだけども・・・・ポイントが悪かったかな?
それでも、スジエビが1匹、網に入っていた。
今回は川遊び初回ということもあり、無難に流れのゆったりとした浅瀬だけで勝負したが、じつはこの場所には渓流のようなごつごつの岩と急流という個所もある。そちらではフライフィッシングの釣り師達が並んでいた。ヤマメとかが狙えるらしい。いつかはそっちでも勝負してみたいものだ。
せっかく川に来たのだからと、水槽に入れるように石も持ってかえることにした。90水槽のオイカワのペアは産卵しそうだし、早く石を入れてやらねば。それにざりざり君達は石組みしてやった環境のほうが落ち着くだろうし。
帰宅してから、採ってきた川魚を淡水90水槽に入れるべく、慎重に水合わせを行った。プラケを浮かべて、温度計で両方の水温をチェックしながら。徐々に水槽の水をプラケに移し、約2時間かけて移行を完了。最後にそっと水槽にはなしてやると、元気に泳ぎはじめた。
持ってかえってきた石も洗い、90水槽と、ざりざり君水槽の両方にセット。海水のライブロックと違って、表面がつるつるなので、なかなか岩組みするのは難しい。でもまぁそこそこ、らしい感じになったのでよしとする。
岩組みが入ってうれしそうなタイリクバラタナゴの群れ
待望の岩に登ってごきげんな“ざりざり君2号”
オイカワのペア
さて、この90水槽にやってきてずいぶん成長したオイカワのペアだが、近頃めっきり体色も鮮やかになり、特にメスのお腹のふくれ具合はかなりのものになった。オスとラブラブなシーンもかなり目撃しているので、もしかするとこれは卵が入っているのかもしれない。通年温度一定25度という環境の水槽だから産卵時期はずれるのかもしれないなぁ。
繁殖&稚魚育成も容易らしいが、この水槽では他の魚に孵化した稚魚を食われそうだ。なんとかうまく確保する方法を考え中である。
オス:尻鰭が特に長く伸びて美しい
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メス:お腹がぷっくり
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1999.5.4(Tue)
片づけ
淡水水槽の水換えをすることにした。90水槽は小魚用にブラインを孵化させたものを大量に与えているため、水質の急激な悪化が心配されるのと、グッピー繁殖小型水槽でなんだかグッピー達がやたら水面に寄っているのを見たからだ。
まずは90から。今回はLicのパワーヘッドを使って電動小型ポンプによる水換えを試みた。うーん、これはラクでいいぞ。2m水槽用の大型水中ポンプほどの威力はないが、それだけ中の魚も驚かないし、なによりバケツリレーしなくていいので力がいらない。欠点は、時間がかかること・・・。
8割がた水を抜いて、ふたたびパワーヘッドで新しい水を入れて終わり。ウールマットも洗っておく。小魚がいるうちは、けっこう頻繁に水換えの必要あり。
次はグッピー繁殖小型水槽。中の産卵ケースの底に、びっしりゴミがあった。まずこいつを吸い出さねば。エアポンプ用に使うシリコンチューブが余ってたので、それを最初口で吸ってサイフォンの原理でゴミを抜く。すごい汚れだ。餌食いもすごいので、濾過がおいつかないみたいだ。やはり小型水槽の水量で、しかも貧弱な底面濾過ではメンテも短期間でやらないといけないようだ。
海水魚のように、大型濾過装置でゆったりという感じに淡水魚を飼おうと思ったら、やはりコストパフォーマンスが悪いかも(高級魚なら別だろうけど)。水換えそのものは淡水だから簡単なので、それが救いかな。
でも淡水60水槽みたいに、上部濾過だけでも濾材にシポラックス使って適度に水草植えておけば、そうとう安定するのも実証済みなので、一概に淡水だから短期でメンテっていうこともないのだろうけど。
ざりざり君水槽もついでに半分ほど水換えしといた。あとキッチンのグッピー水槽と玄関の淡水60水槽と。
すべて終ったあたりで、Licのパワーヘッドが死んだ。何かゴミを噛んだらしい。あとで分解修理しなきゃ。
水換えしたついでに、長らく洗面所を占拠してた巨大な130リットルバケツ2つを、ついに階段下の収納庫に格納することにした。こいつがなくなるだけで、洗面所はむちゃくちゃ広くなった。2m水槽の水換え用には、やはり巨大バケツよりも、専用の水換え水槽を天井裏とかに設置するのがいいかも。
Licの園芸用ワーディアンケースにつけてた植物育成ランプを、ざりざり君水槽の照明に使うため、90cmラックから吊り下げてやった。ライトを点灯させると、なんだか間接照明のように背面の白い壁が浮き上がって綺麗。ざりざりは、上から覗き込むように見たいので、照明装置も、上部ではなく水槽背後付近に吊るしたのだ。
ざりざり君水槽をライトアップしたら、めっちゃくちゃ雰囲気よくなった。川石で岩組みしたのもポイント高い。ざりざり君にはまってしまいそう。
1999.5.5(Wed)
コーラルポイント
ちょっと遠いのが難点な、海水魚ショップ「コーラルポイント」。だが、GWセールの葉書をもらっていたので、行くことにした。生体買ったら10%の金券もらえるらしい。
セール最終日だったので、いわゆるめぼしいやつは減っていたのだが、ハゼとテッポウエビのセットが、かなり目に付いた。なかなかマニアックな品揃えである。思わず手が出そうになるが、どうせ共棲ハゼ飼うなら、ヤシャハゼとペパーミントシュリンプにしたかったので、我慢する。
インドニシキがいた!うーん、しかしこいつは体色が悪すぎだ。もうちょっと鮮やかならば買いなのだが、残念。そのかわり、インド洋産のキンギョハナダイの群れに惹かれた。普通のキンギョハナダイならば、購買意欲をそそられることはないのだが、このインド洋産のやつはえらく体色が鮮やかで美しいのだ。これは買い。残ってたメス全部(4匹)と、オス1匹をゲット。
海水60水槽が現在ちょっと寂しい感じなので、アミメチョウの幼魚を1匹入れてやる事にした。3匹入荷してたのだが、その中でも一番元気そうなやつを選んで購入。サイズ的にも、500円玉よりちょい大きいくらいと理想的。小型水槽向きだ。
あと目に付いたのは、ヤドカリ。かなりデカイ。こういう変わったやつに惹かれやすい私としては、つい買いたくなったのだが、残念ながらこいつは肉食だ。入れる水槽がない。店長は、温度かけなくても大丈夫って言ってたので新規にヤドカリ水槽ってのを立ち上げてもよかったのだが、うーむ、つい最近ざりざり君水槽立ち上げたばっかりだしなぁ・・・・・迷った末に止めておくことにした。
結局、10%の金券は1400円分、手に入った。期限付きなので、忘れないようにしなければ。
1999.5.6(Thr)
元気元気
昨日買ってきたアミメチョウは、先住のスズメを蹴散らすほど気が強かった。これなら大丈夫だろう。形態のまったく違うハオコゼやハゼには興味を示さないので、組み合わせに問題なし。餌も、クリルを砕いたやつをばんばん食べる。さすがアミメチョウ、飼い易いチョウチョウである。
ただ、サイズがサイズだけに、こまめに餌やりしないとなぁ。
2m水槽に入れたインド洋産のキンギョハナダイは、さっそく群れを作っていた。真ん中で群れてほしいのだが、なぜか左側の隅っこでこじんまりと群れている。まだ数が少ないので不安なのだろうか?
餌も、クリルを砕いたやつなら問題なく食べてくれるので安心だ。シュアーも口に入れるが、でかすぎて食べられないらしい。フレークは嫌いみたい。最近フレークは、この水槽にはやってなかったので、フレークやらずに済むならありがたいことだ。
1999.5.7(Fri)
マングローブ
夕方からアクアスまでお出掛けしてきた。注文してあったグッピー用小型水槽が入ったとメールもらってたからだ。はやく3個体制にして、きちんと種を固定しなきゃ。
ついでに展示水槽のほうも見てみたのだが、前回からあまり変化なし。豆チョウどもは、予想通り半死半生のありさまだった。しかもミカドチョウの稚魚だもんなぁ。。。無理も無い。
でかいサンゴ水槽に、なにか緑色の物体が刺さってるのを発見した。あ!これはまさしくマングローブの種ではないか。実物を生で見るのはこれが始めてである。さずがに海洋漂着型の種だけあって、でかい。みるからに頑丈そう。
先端部からは、芽が出掛かっていた。いつかは自宅の水槽でも、このマングローブを植えてみたい。
1999.5.9(Sun)
インド洋産キンギョハナダイ
ようやく水槽にも慣れたのか、真ん中付近まで泳いでくるようになった。やはれ群れてナンボの魚である。メスの4匹とはいえ、群れが水槽にあると、ぱっとひきたつ。
食欲もだんだん旺盛になってきて、クリルを砕いて水流に流してやると、ぱっくぱく食べてくれる。オスは、まだちょっと慎重に辺りをうかがっているけど、メス4匹は、人間がいても平気になってきた。
メス:この体色はやはりオスより断然美しいと思う。
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オス:普通のキンギョハナダイに比べれば多少マシだが、それでもくすんだ赤はややいまいち。
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1999.5.10(Mon)
忘れ形見
なんとこのまえ全滅してしまったジャパンブルー・イエローグラス(グッピー)のオスの仔が、生き残ってたメスのお腹にいた!
夜、水槽の中で次々にお腹から出てくるジャパンブルー・イエローグラスの仔ども達。このうち何匹がオスになるか不明だが、この血筋が残せたのはとてもうれしい。
出産は、真夜中あたりまで続いて、結局30匹ほどが産まれたようだった。
親と一緒にしておくべきか、稚魚は隔離すべきか、悩むところだが、今度はヒドラも発生してないし、一日様子をみてみよう。
1999.5.11(Tue)
グッピー繁殖水槽
3本ならんだ繁殖水槽。Licが3種類、分けてくれている。1つはダブルソードの赤い系統。真ん中がジャパンブルー系。右端がコーラル系。
昨日産まれたジャパンブルー・イエローグラスの仔は、Lic手製のペットボトル水槽に入れられて、真ん中の水槽に浸かっていた。まだ気温が夜になると20度を切る日があるので、ヒーターなしではアブナイのだ。
それにしても、生き残るのはメスのほうが圧倒的に多い。オスはなかなか大きく育つまで残らない。うちの水槽が過酷すぎるからだろうか・・・・・
1999.5.17(Mon)
川魚水槽
淡水90水槽に収容してある川で採ってきた小魚は、かなり大きく成長した。これまで1匹も落ちることなく、順調である。今では孵化したブライン以外でも、砕いたクリルも食べてくれて、大助かりだ。
網ですくったやつは、どうやら全部オイカワっぽいのだが、釣った2匹のうち、1匹はやはりオイカワではないらしい。もう1匹が、体に模様が入ってきたのに対して、ぜんぜんそういう気配もなく、鱗の形状密度も違う。画像を示そう。こんな感じになってきている。
さて、これはなんという魚だろう?
クリルやらブラインやらを1日に2回やっているためか、水の汚れが目立つので、今日は風邪でしんどいのだが水換えすることにした。自分の体調よりも、魚の健康第一だ。水質悪化が手遅れになってから水換えしても、水質急変で落ちてしまうため、早期水換えが欠かせない。
Licの水中ポンプを使って水換えするので、体力的にはぜんぜん疲れない。約半分の水量、だいたい90リットルほどを交換した。ちょっと黄ばみつつあった水は、再び爽やかブルー系な水に戻った。魚達の動きも心なしか軽快な感じ。
ちょっと不思議だったのは、ハゼ4匹が、水換え直後から数時間、水底ではなく水面付近のガラスに張り付くようになったことだ。水換えを敏感に察知しているのだろうか?体調を崩しているような感じではないので、理由が不明なのだが、元気そうなので、まぁ一安心。
1999.5.24(Mon)
水換え〜
今日も体調不良で、会社をお休み。なのだが、Licの飼ってるグッピー繁殖水槽3本の水の汚れがどうも気になり、水換えすることにした。こういう小型水槽は、あっというまに水質悪化で全滅コースになるので猶予はない。
Licの水中ポンプで、9割がた水を抜き、温度合わせした水を、また水中ポンプで入れる。作業的にはラクなのだが、グッピーは水質変化に敏感っぽい感触をこれまで得ているので、この水換えが手遅れになっていないかちょっと不安だった。
が、なんとか大丈夫そう。水量10リットルほどに、グッピー30匹ずつっていうのは、やはり過密だなぁ・・・。もうちょい水槽増やせればいいんだけど。
グッピー水槽の水換えしたついでに、淡水60と海水60、それにクラゲ水槽も水換えすることにした。どうせやるなら一気にやったほうが、疲れないから。
淡水60は、濾過バランスばっちりなので、まだ水換えはしなくても大丈夫そうなのだが、やはり用心にこしたことはない。30リットル交換。ここには、Licのグッピーのオスがかなり移動してきてるので、なんだかぱっと見にグッピー水槽のようだが、ちゃんとコンゴーテトラのペアもいるし、ペンギンテトラもいる、ブラックネオンもしっかり残ってる。水草も順調に生育中なので、いい感じになってきた。
海水60も、それほど汚れはないのだが、ここも用心のため早めに交換。なにしろ、アミメチョウ幼魚を入れたので、水質悪化は致命傷だ。アミメだが、クリルを砕いてやると、ばんばん食べてくれる。500円玉サイズのチョウチョウウオは餌がちょっとでも不足したら即、あの世行きなので心配していたのだが、こいつは大丈夫そうだ。
ハオコゼ2匹も、なんとなくラブラブモードっぽいし、この水槽もバランスばっちり。不安なし。
クラゲ水槽(NISSOのR360)では、じつは肝心のタコクラゲが消滅してしまっていた。消えてからすでに2週間。やはり再生に体力を使い尽くしたのか。
以来、この水槽には最初から入ってるシリキが2匹だけになっていたのだが、窓際に置いてあるせいもあり、茶苔がひどい。というわけで、今回は丸洗いすることにした。
敷き砂からシャワーパイプまで、まるで新品のようにぴかぴかに。もちろん敷き砂は濾剤でもあるから、海水で軽くあらうにとどめておいたが。
新しい海水を入れたら、見違えるようにぴかぴかになった。うーん、これだけ綺麗になったらまた新しいクラゲを入れたくなる。今日あたり、APNに寄ってみようかな。
怪しい
というわけで、Licを会社に迎えにいった帰り、APNに寄ってきた。
展示水槽を見ていると、なんだか怪しげな魚がいるのに気づいた。顔は、なんだかウツボみたいに鼻のあたりに髭のようなものがある。体長10cmくらい。店の兄ちゃんに「これなんですか?」と聞いてみると、どうやら注文して入れた魚ではなく、問屋が余ったスペースに入れてきたやつらしい。なので兄ちゃんも名称不明なのだそうだ。
でも図鑑で調べていたみたいで、それによるとテンジクダイ系の“なんとかケーブフィッシュ”ではないか?とのことだった。観賞魚というタイプではない。フィリピンの活魚かも。
でも最近私はこういうゲテモノ系に惹かれているので、買ってしまった。値段もほとんど捨て値の500円。姿を以下に示す。よーく見ると、渋い味わいがあるような気がしてくる。餌は、シュアーでもクリルでも食べるらしい。
怪しい海の魚 活発に泳ぎ回るタイプではなさそう
さらにグッドタイミングで、タコクラゲが入荷してた。しかも色はたいへん美しい淡いブルー。大きさも傘の直径6cmという立派なモノだ。これだけでかいと迫力がある。
これも1000円という破格値で売ってくれた。店でも維持するのが難しいので、早めに買っていって欲しいということらしい。たしかにいちいち隔離してブラインやるのはショップとしては、時間的に難しいのだろう。クラゲって、自分から積極的に餌をとる生物ではないので、手間がかかるのだ。
その他に目に留まったものといえば、ミドリイシサンゴの群体であろう。30cmくらいのライブロックを土台にして、10個ほどのミドリイシサンゴがついている。ミドリイシとはいうものの、色彩はイエローあり、ホワイトありと多彩だ。これほどのハードコーラルを、これまで見たことはない。こんなにも美しい個体は、ぜひナチュラルリーフタンクに収容して、成長させてみたい。
値段も、1万5千円と、昔にくらべたらめちゃくちゃ安い。欲しい。欲しいが、我が家の魚水槽では維持するのは大変困難であろう。リーフタンクを新設するしか手はないが、今はそんな資金はどこにもない。
うーむ、誰かが買っていくまでAPNで目の保養をするしかないかなぁ。
こういうサンゴを見てしまうと、はやくリーフタンクを設置したくなるので困る。2m水槽の濾過槽を屋外設置にすれば、アングル内部の空間が空くので、そこに・・・・・・・などと妄想はどんどんふくらむ一方である。
1999.5.25(Tue)
ざりざり君
60cm水槽のざりざり君1号2号は、順調に脱皮を繰り返し、もうずいぶんと大きくなった。2号のほうが、1号よりひとまわり大きく、はさみも立派だ。もしやこれはペアなのか。もうちょい大きくなったら性別を確認してみよう。
餌は、クリル。それと、水草。ウイローモスを入れてやってると、いつのまにかなくなっているので、食べているのだろう。
餌をやろうとガラス蓋を開けたら、ざりざり君達は、はさみをふりあげ、寄ってくる。買ってきたころの子供っぽさは、もはやどこにもない。ここまで立派に成長したら、どこからみてもアメリカザリガニだ。ただし、色が真っ白なのだが。“スーパーホワイト”と銘打って売られていたが、たしかにこれは“スーパー”な“ホワイト”である。大きくなるにしたがって、白さが美しくなってくる。店長が、大きくなったら真珠みたいに綺麗になるよ、といっていたのは本当かもしれない。
色彩変異種なのか、これの子をとっても白は固定するのだろうか。ぜひ2世誕生を実現させてみたいものだ。
1999.5.27(Thr)
アオコ
Licのグッピー水槽(キッチンの出窓に置いてあるやつ)が、またもや緑っぽくなってきた。このまえ水換えしたばかりだというのに、なんということだろう。もしやこれはアオコなのかもしれない。
このまま週末になるのを待っていたら、またものすごい状況になりそうだったので、もう寝ないと明日ヤバイという時間ではあったが、水換えを敢行した。
温度合わせだけは慎重にして、あとはかなりアバウトにやったのだが、生き残っているジャパンブルー×イエローグラスのメス2匹と稚魚1匹、それにビーシュリ1匹は、平気そうであった。
もっと水草を植えるべきか、濾過をより強力にすべきか、もうちょっと様子を見てから改良しようと思う。
1999.5.28(Fri)
朝の合間に
今朝はグッピー繁殖水槽のほうで、水槽にプラケがわりに沈めて隔離しているペットボトルのジャパンブルーの稚魚が入ってる水が、異臭を放っていたので、あわてて水換えをした。うーん、こんな水でよく死なずに生きてるものだと思うくらい、ひどい状態の水だった。
このペットボトルには濾過装置がついてないので、2日前にLicが水換えしたにもかかわらず、もうこれである。やはり気温が高くなってくると、腐敗も早いのだろう。
出勤前のあわただしい時間ではあったが、これもほうっておくと今夜では取り返しがつかなくなるので、いたしかたない。
なにしろこの稚魚を失えば、ジャパンブルー×イエローグラスの系統が絶えてしまうのだから。
謎の魚が
2m水槽に入れた謎のテンジクダイの仲間であるが、初日以来、まったく姿を見なかった。でも、岩の奥のほうでかすかに尻尾が動いているのが見えたような気がしていたので、落ちたとは思ってなかったのだが、今日はしっかり表のほうに出てきてくれていた。
お腹はそれほどへっこんでいないので、餌は食べていたのだろう。キンギョハナダイ達用に、クリルを砕いたのを水中に漂わしていたから、それで生き延びているのかもしれない。
ようやく出てきてくれたので、目の前で餌を食べてくれるかなと期待したのだが、興味を示さず。うーん、ショップでは、ちゃんとシュアー食べてたんだけどなぁ。今夜はお腹いっぱいだったのかな。
なんにしても、生存が確認できて、ほっとした。
1999.5.29(Sat)
淡水90の水換え
この間、水換えしたばかりの気がする淡水90の水が、また黄ばんできたので水換えすることにした。早めにやっとくほうがあとあとラクだし。
Licの水中ポンプで、100リットルほど抜き、新しい水を入れ。
再び透明な水が戻ってきた。魚もぴんぴんしてる。化学的な濾過に問題はなさそうだ。ただ、物理的濾過がいまいちなため、透明度がすぐ悪くなるのかも。やはりプレコが同居してるからかな。プレコの糞は、そうとう水を汚す。
それに濾材がシポラックスなので、物理的ゴミはすり抜けてしまう。海水魚でよく使うプロテインスキマーが欲しくところだ。あれが淡水で作動すればいいんだけど、海水用のは淡水ではうまく気泡ができないので、動かない。
殺菌灯もつければ、もっと透明度は上がるだろう。うーん、いずれこの水槽は巨大化するカイヤン君のためにバージョンアップの予定なので、その時には、今悩んでいることすべてが解決するのだが、それまで待つのが悩ましい。しばらくは、高品質な活性炭でしのぐしかないか。
1999.5.30(Sun)
ウールマット撤去
懸案だった、2m水槽フルドライ濾過のウールマットを、本日ようやく撤去した。
洗ってもすぐに汚れて目詰まりを起こし、濾過槽から海水が溢れそうになっているのを見て、決心した。これがないのとあるのとでは、どれほど違うだろうか。ウールマットがなくなれば、濾過槽からは完全に嫌気層がなくなるので、そこだけがちょっと不安だ。しかもプロテインスキマーは、故障中だし。
頃合いをみて、プロテインリムーバーあたりを試してみようか、と思っている。
餌を買いに
クリルとフレークがなくなったので、夜、APNまで買いに行った。クリルを食べる生物が増えたのが消費量倍増の原因だ。
アミメチョウも、朝に夕にクリルをやらねば小さい体を維持できず、ざりざり君も育ち盛りで食欲旺盛、淡水90の日淡達も、ブラインだけでは飽きたらずクリルもばんばん食べてくれるし。
それまで2mのロングフィンスナッパーくらいしか食べてなかったのが、この状態だから消費量も多くなるのも当然か。
APNでは、例のミドリイシが売れてしまっていた。あの美しさで値段1万5千円だったら、超お買い得なので、いずれ売れるだろうとは思っていたが、こんなに早くに売れていってしまうとは・・・・。
夏まで残ってたら、リーフタンクの新設も含めて検討したが、うーん、これではなぁ・・・。やはりリーフタンクを設置するのは、じっくりお金をためてからってことかな。
1999.5.31(Mon)
将来構想
風邪で夜、寝付けない時間、あてどなく将来の水槽システムをどうするか考えてしまった。当面の課題は2つある。1つは、2m水槽の騒音問題だ。モーターを外に出しただけでは、まだ振動がかすかに伝わってきて、完全ではない。濾過槽そのものを屋外に出してしまって、振動の元を減らさねばならない。
もう1つは、巨大化するカイヤン君のために、淡水水槽のグレードアップだ。最低でも180cmのは必要である。どこに置くか?2m水槽の濾過槽を屋外設置すると、アングル内部が空く。そこに入れるか?でも、アングルには中央手前に補強用にアルミの柱があって、美観が・・・・・
いつもの堂々巡りな思考になっていたとき、はたと「では、アングルに入れるのをやめて、サンルームを設置、そこに水槽も新たに導入すれば?」という考えが浮かんだ。
サンルーム内部で180クラスの水槽、しかもクーラー付きオーバーフローを置けば、またもや騒音が気になるところだが、ここは1つ、床下ぶちぬきの屋外設置で切り抜けるという技を使えば、なんとかなりそう。うん、これがいい。2mアングル内部に水槽を置くのは止めだ。
この2つの課題がクリアできた暁には、今90を置いてある廊下の場所に、ナチュラルリーフタンクを置きたいな。各辺70の立方体で、ミドリイシ主体に飼育したい。いつになるやらまったく目処は立たないが、当面の夢だ。
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