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〜水のある生活〜
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月 1999 お魚日記
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ひみつ日記読む!

1999.9.2(Thr)

ひさびさのAPN
 クリルがなくなったので、APNへ買いに行く。ホームセンターだと、クリル−Eが一缶1300円くらいするのに、ここなら980円で買えるのだ。毎月のことなので、この差は大きい。
 かなり前にもらってた新着魚のメールに、イトヒキテンジクダイの名前があったので、まだ残ってればいいなと期待しつつ、店に入る。展示水槽をチェックしていくと、いたいた、イトヒキテンジクダイ。イトヒキという修飾子がついてるので、イトヒキアジみたいなのを想像してたのだが、これといって外観に特徴はなかった。各ヒレとも、通常サイズで、どこがイトヒキなんだろう?という感じ。もしや成長すると、ヒレの先端が伸びるのだろうか?
 体色は、いわゆるスケルトンっぽいメタリックで、渋い涼しさがある。3匹以上なら1匹2000円と、値段も手頃。だが、今日はまったく資金に余剰がなかった。それに魚水槽には、ちょっと地味すぎるかも・・・ということで、買うのは止めておいたのだが、なかなか入荷しない魚らしいので、そこだけが気にかかる。
 あと、淡水魚のほうにチャカチャカがいた。実物を見たのはこれが初めて。写真で見るより、ずっと愛嬌があるなぁ。

新刊
 本屋で、『世界の海水魚カタログ2000年版』を見る。私が持ってるのは1998年ヴァージョン。2000は、買う価値あるかな?とぱらぱらページをめくってみる。
 チョウチョウウオのページが増えたような気が?でも載ってる魚は、あまり変わり映えしないなぁ・・・・って、そうそう新発見!があるはずもないので、しょうがない。そうすると、買うか買わないかは、水槽紹介とか付属記事で決まるのだが、うーん、いまいちインパクトが。でも、買わない決定をした本当の理由は、別のところにあった。それは・・・
 カスミチョウとゾスターの写真が入れ替わってたから!である。カスミチョウ大好き人間としては、この誤植は却下却下!なのであった。


1999.9.5(Sun)

異変
 Licが飼ってるグッピーのうち、コーラルが稚魚を放出してから約1週間。ここ数日は落ちる稚魚もいなくて、こいつらは無事育つだろうと思っていた矢先のことである。今朝、その稚魚達は全滅していた。
 エアレーション用のチューブからは、なぜかエアが出ていなかった。分岐のコックは、ちゃんと開いていたが、圧の微妙な影響で、止まってしまったらしい。原因といえば、これくらいしか思い当たらない。コーラルは、まだ数が殖えていないので、楽しみにしていただけに残念である。稚魚だけ隔離して飼育していると、時たまこういう事故が起きる。
 ところで、今月の熱帯魚雑誌を立ち読みしていると、グッピーのコーナーで、“グッピーも最低60cmクラスの水槽で飼うべきなのだ”という記事があった。うーん、そんな当たり前のことを今更重大事項であるかのように言わねばならないのか?でかい水槽が安定してるのは当たり前、それでもいろんな品種を揃えたいと思えば、置き場所に困るから小型水槽やらプラケを並べるしかなく、貧弱な濾過は水換え頻度を上げることで対応する、だから結果的にグッピー飼育は小型水槽っていうイメージができあがった。それだけのことではないのか?なんか、ベルリンシステムに対するシーガルクラブのピンボケた発言に似たものを感じるなぁ。

スカーレット・ジェム
 ひさびさに『ブルーグラス』に寄ってみた。心の奥底では、密かに出会いを期待していたかもしれないが、ただの気まぐれである。
 何に出会うかといえば、この春、展示水槽で初対面した“スカーレット・ジェム”。あの美しさは、今でも忘れていない。
 1つ1つ展示水槽をチェックしていると、いたいた!まだ体長1cm程度のスカーレット・ジェムがわらわらと。値段は1匹1500円。春より下がっている気がする。コンスタントに流通するようになったからかな?
 よっぽど買おうかと思ったけれど、この分なら来年には1000円とかになってそうなので、止めておいた。私もそうとう新し物好きだが、生き物を買うときには慎重になる。
 代わりに水草を買っていくことにする。玄関の60水槽の前景用に、背の低い、横に広がるタイプのが欲しい。迷いに迷った末に、1株1000円のポットを購入。こいつがあまりデリケートでないことを祈りつつ。


1999.9.6(Mon)

水換え後
 昨日の日曜日に日淡90水槽の水換えをバケツに4杯(60リットル)しておいたのだが、今日はやたらと水が綺麗である。水換えしたんだから水が綺麗なのは、当たり前なんだけど、この水槽はここしばらく水換えしても濁りが残っててなんだかすっきりしなかったのだ。
 どうやら原因は、モーターにあったらしい。昨日水換えしたついでに、濾過槽のウールマットも洗って、ふと気になったので、モーター2基それぞれのインペラーも分解掃除しておいた。排出量が、見た目にわかるほどの変化は感じられなかったが、やはり連続稼働している装置なだけに、少しの変化でも効いてくるようだ。

 オイカワのメスが、またお腹をぱんぱんにしている。食べ過ぎではなく、卵が入ってそうな雰囲気だ。でもこのメンツじゃ、産卵してもあっというまに食べられそう・・・。本格的に、川魚の産卵孵化をめざすべきか、現在悩み中である。

謎のテンジクダイ
 2m水槽の、謎のテンジクダイは、ここのところ姿を見ない。8月14日に漏電でモーターが止まってたとき、2匹が岩の奥で寄り添っていたのは確認したのだが・・・。
 入れて以来、ずっと隠れたままの1匹はともかく、もう1匹は表にも頻繁に現れていたのに、どういう心境の変化があったのだろう。それがこの魚の生態なんだろうか。定期的に隠れたり、出てきたり。ずっと隠れたままのほうとは、もしかすると性別が違うのかもしれない。もしや卵を口いっぱいに抱えていたり・・・・。
 他の魚は餌食いよし、泳ぎよし、見かけよし、で、異常なし。


1999.9.9(Thr)

ざりの力関係
 ざりざり水槽のレイアウト変更をして、石のトンネルが2つできるようにしたというのに、あいかわらず2号がトンネルに入り、1号は隅っこのままだ。2号の影響力は健在かと思っていたのだが・・・
 今夜、クリルをやろうとして驚いた。2号を押しのけるように、1号がトンネルに侵入してきたのだ。2号は、あっさりと追い出されてしまった。・・・・・これは、いったいどうしたことか。
 じつは1号のほうが、すでに2号を上回っているのではないか?しばらく観察していたが、やはり2号は、1号を避けるように動いているようだ。1号が、普段隅っこにいるのは、単にそこが好きだから、なのでは・・・。
 ざりの世界にも、いろいろ個性的な好みがあるらしい。


1999.9.11(Sat)

ざりの脱皮
 朝の水槽チェック。休日は、時間的制約がないので、水槽を楽しみながらできるというのがうれしい。平日だと、出勤時間までせっぱ詰まった状況というのが多いので、ついつい最低限の事務的チェックになりがちだから。

 ざり水槽を観察する。いつ見ても、脱皮の抜け殻には驚かされる。脱ぎたて新鮮なやつだと、ぱっと見ただけでホンモノと区別するのは難しい。2匹しかいないのに、点呼確認するハメになる。
 両方のハサミの大きさが揃ってるってことは、これはどうやら2号が脱皮したようだ。春以降、なかなか脱皮しないので心配していたのだが、これで一安心。ざりの脱皮間隔は、成長とともに長くなるのだろうか?
 順調に脱皮していた1号に、いつのまにか追い越されていた体格も、これでようやく同等に戻った感じだ。純白の体も、なんだか透明感が増したかのように見える。だが、なんということ、今度は2号の左のハサミがなくなっているではないか!?
 脱皮に失敗したのだろうか。ハサミが復活するまで、1号の場合でも数ヶ月かかった。これから季節は秋から冬だ、成長も鈍るだろう。ハサミが片方ないことで、押され気味の2号の地位が、どんどん悪くなっていったりして。ストレスが溜まらなければいいのだが。
 ふと思い立って、みこりんにざり2号の抜け殻を見せてみた。私としては、ざりがにが3匹に増えたといって驚いてもらいたかったんだが・・・・。普段から何匹いるかなんて、みこりんには重大事項ではなかったらしい(いや、2歳の幼児にとっては、それが普通かも)。転がってる抜け殻を指さして、「あ、ざりざりくん、ねとる!!」と報告してくれたのだった。うーん、これがもしざりざり君ではなく、にゃんきち君がある日突然、2匹になってたりしても、やはりみこりんはその状況をあるがままに何事もなかったかのように、受け入れるのかな??ロボロフスキー・ハムスターの“あかねちゃん”が突然10匹になってたとしたら??疑問は再現なく膨らむのであった。

モーターが
 お昼過ぎ、ふと何か違和感を感じた。クラゲがひょこひょこしてるR360水槽が、妙に静かなのだ。ん〜、なんだろう??
 シャワーパイプが沈黙していた。底面濾過のモーターが、止まっている。
 昨夜、クラゲに餌をやったときは確かに動いていたはず。すると、止まってまだ半日くらい。クラゲ1匹とシリキが1匹だけなので、目立った異変は、まだ見られない。さっそくAPNに、スペアの部品があるか電話してみると、スペアはないが、R360の在庫からモーターだけ外しておきますよ、とのこと。ありがたいことである。
 お昼寝からみこりんが起きるのを待って、家族でAPNに出撃した。

 シュアーと、プレコタブレットが切れていたので、それも買うことにする。モーターが3000円ほどなので、すでにこれで7000円弱の出費が決定。しかも『Salt&Sea』の新刊も出たばかりというので、買ってしまう。展示水槽には、めちゃくちゃ状態の良いカスミチョウが入荷していたのだが、出費が大台を超えてしまうので、今回連れて帰るのは見送ることにした。給料日まで、あと2週間・・・・それまでの辛抱である。
 その代わり、ヤマトヌマエビを5匹買う。玄関の60水槽の水草に、やや苔が目立ってきたのだ。クリスタルレッド1匹と、長良川で捕まえてきたエビ1匹だけでは、苔を食っても焼け石に水状態なのだろう。並ビーがほんとうは欲しかったんだけど、あいにく在庫はクリスタルレッドだけだったのだ。

 さて、帰宅してから、新しいモーターに交換しようと底面濾過とのジョイントをぐりぐり・・・・・。ぐっぐじゅぼぼぼぼぼぼぼ。息も絶え絶えな音だが、モーターが復活した。どうやら、Licの言うとおり砂が噛んでいただけみたい。昼間、ちょっとなぶった時にはピクリとも動かなかったのに。Licの視線が突き刺さる。
 まぁいい、モーターは消耗品なのだ。きっと今回買ってきたモーターも、4〜5年後には役に立つことだろう。


1999.9.12(Sun)

オイカワの変化
 日淡90水槽で泳いでいるオイカワは、全部で4匹。そのうち、オスは1匹だけしかいない。今年の1月7日に、体長4cmほどで買ってきたこいつも、今では15cmクラスに成長し、婚姻色も鮮やかにすっかり水槽の主役である。
 ところが、どうもオスの餌食いがここ2〜3日悪いのだ。あれほど美しかった婚姻色も、なんだかぼやけて模様が消えつつあるし、長く大きく伸びた尻ビレには、5mmほどのシコリのような物体も見える。いったいオイカワのオスに、何が起きているというのか。
 メスは変わらず元気である。わずか7ヶ月の寿命とも思えないが、四季がある日本の川で育つオイカワにとって、常時25度を維持する熱帯魚水槽での飼育が、悪影響を与えているのかも??鯉や金魚などは、温度をかけず、冬の低温を経験させたほうが長生きすると聞いたことがある。婚姻色を春からずっと身にまとっていたオスには、エネルギー消耗が大きすぎたのだろうか。気になるところだ。

フレークとシュアー
 先週からシュアーが切れていたので、2m水槽のカスミチョウ達には、フレークをやっていた。シュアーに切り替える以前は、フレークをばくばく食べていた彼らだが、今回どうも食いが悪いのだ。ほんのちょっと指先でつまんだ程度のフレークでも、食べあぐねている。
 昨日、シュアーを補充したので、さっそくやってみたところ、フレークとは餌の追っかけ方が違った。気のせいか、目の輝きも鋭くなってるような・・・。カスミにとって、シュアーはそうとう“おいしい”餌なのだろう。シュアーを知るまでは、あんなにフレークを食べてくれたのに。おいしいものに口が慣れると、ランクを下げるのは困難っていうのは、人間にも当てはまるような気がするな。


1999.9.13(Mon)

『Salt & Sea 31号』
 最大の問題点は、すでに一般常識(日本におけるベルリンシステムの第一人者、
水野氏のサイトに、すでにこう書かれているのだから)となっている濾過バクテリアとライブロックの関係を、いかにも自分たちが“発見”したかのように書いている点であろう。それにしてもいきなり“コイツら”呼ばわりをしてはダメだと思うぞ。


1999.9.14(Tue)

ざりの力関係
 片方のハサミを失った2号は、結局岩の隠れ家を追い出されたようだ。2号の代わりに、1号がちゃっかり収まっている。すでに1号のほうがパワーでも体格でも、2号を凌駕していたが、これまで2号の居場所を追い出せなかったのは、あと一歩の何かが足りなかったということらしい。ハサミを失うという出来事は、それほどまでにザリガニの世界では、重大な意味を持つのだろう。
 脱皮のあとなので、2号はお腹がすくとみえる。クリルを目の前で振ってやると、待ちかねたように奪い取っていった。逆に1号のほうは、以前の2号のように、なかなか餌に興味を示さない。2号を追い落とし、気分が高揚して餌どころではないのかも。

オイカワ落ちる
 先日から、餌を食べなくなって泳ぎ方もなんだか怪しかったオイカワのオスが、落ちていた。外傷はなく、静かに眠るような感じの死であった。1つ気になるところといえば、1週間ほど前に、背中の両脇に白く幅6mm程度の傷のようなものが、長さ5cmくらいにわたってついていたこと。翌日には消えていたので、安心していたのだが・・・。何か関係があるだろうか。あのような傷をつけようとすれば、何かに挟まったとしか思えないが・・・・。


1999.9.15(Wed)

グッピー水槽掃除
 キッチンの出窓に置いてあるLicのジャパンブルー水槽が、最近ガラス面に苔がついてきていたので、軽く掃除しておいた。ついでに水も2/3ほどプラケで汲み出し交換。敷き砂が、それほど汚れていなかったため、まるで水槽丸洗いをしたかのように美しい姿に戻ってくれた。
 こっちに移したミクロソリウムは、その頑丈さを発揮して、はや葉の先端から子株を吹き出しつつあった。間接光だけだというのに、この増殖力、すさまじい。これほど丈夫で、いくらでも増える水草が、なぜ1株1000円付近という値段設定なのだろう。採集モノと、繁殖モノを分けねばならないほどの水草とも思えないんだが。
 メスのお腹が、だいぶ大きくなっている気がする。そろそろ稚魚放出も近いかな?と思ってたら、端っこのほうで何かが隠れた!?じぃっと観察していると、産まれたばかりと思われる稚魚が1匹、ちょろちょろしてた。をを、産まれている。ほかに稚魚は何匹いるか探してみたのだが、最初の1匹しか確認できなかった。うーん、まだお腹に残ってるのかな。今度はウイローモスのジャングルを作っているので、何匹かは生き残るはず。今度の世代は、どんな模様になってるかな。楽しみ楽しみ。


1999.9.18(Sat)

肉食
 会社から戻ってみると、日淡90水槽に何やら怪しげな物体が沈んでいるのに気がついた。この水槽は、ライトが昨日から故障しているので、暗くてよく見えない。廊下のライトもつけて、目を凝らすと・・・・。
 沈んでいたのは、なんと1cmサイズの切り身になってしまった川魚の姿だった。肉片は1つきり。どの川魚が落ちたのだろうか。1匹1匹確認してみたが、アブラハヤとカワムツでないことはわかった。ん〜、いったいどいつが??
 さらに水槽を隅々まで観察して、ようやく特定できた。ざり水槽から移した2匹の姿が、見えない。落ちたのは、その2匹に違いない。
 サイズは、かなり大きく成長していて、もう食われる心配もないだろうと安心していたというのに。丸飲みできなかったので、肉片まで残っているし。
 ライトがついてないと、なんかイヤなことが起こる。明日、修理しておかねば。


1999.9.19(Sun)

水換え
 先週、日淡90水槽の水換えができなかったので、2週間ぶりである。今回もバケツ4杯分の60リットルを交換。ついでにウールマットを洗い、モーターのインペラー部も掃除しておく。
 続いて点灯しなくなった蛍光灯のチェック。端子が、そうとう汚れている。だが、接触不良が原因ではなさそうだ。グローランプを交換してみると、あっさり点いた。うーん、深く考えることなかったなぁ。蛍光灯の照明が戻ると、川魚たちの泳ぎがやたら活発になった。浅い川に棲んでいる彼らには、光はかなり重要な要素なのかもしれない。蛍光灯が点かなかった日とは、比較にならない餌食いの良さだ。壊れたまま放ってある、2灯式の蛍光灯を直すべきかも。

イソギンが
 ここのところ調子を崩していた海水60水槽のシライトイソギンチャクだが、今日見たら、ひっくり返っていた。しかもじわじわとカラダが縮んでいる感じ。これはもう復活しそうにない雰囲気である。
 イソギンが落ちたのを見極めるのは、なかなか勇気がいる。水質悪化で一気に溶けてたというなら簡単だが、こうやって徐々に縮んでいるような場合は、かなり小さくなっても触手の一部は妙に元気で、出そうとした瞬間にも“ぷにっ”などと動くものだから、「あぁ、まだ生きている・・・すっ捨てられない・・・」となってしまうことが多い。
 もはやクマノミも寄りつかない状態になってしまっているが、それでも触手がふよふよしているのを見ていると、どうしても水槽から取り出せない。出すタイミングを失敗すると、イソギンが完全に腐ってしまって、水槽崩壊の危険もあるのだが・・・・。もうしばらくは、イソギンは大丈夫そうなので、様子を見ようと思う。


1999.9.21(Tue)

おいしいもの
 キッチンの出窓で、メタリックブルーの美しい乱舞を披露してくれているジャパンブルーの水槽だが、稚魚の姿を5匹ほど、ウイローモスの藪の中で見ることができるようになった。少なくとも30匹くらいは一度に産まれたはずなので、残りは食べられてしまったのだろう。
 残った稚魚のために、孵化したてのブライン・シュリンプをやっておく。どんどん食べて大きくなって、はやくそのジャパンブルー柄を見せて欲しいものだ。黒点の面積が小さくなっていることを期待しつつ。
 ところで、最近この水槽では、夜になるとグッピー達がいっせいに敷き砂をつっつく姿を見るようになった。30匹からいるグッピーが、一生懸命砂をつついているのを見ると、いったいなにを探しているのか気になってしょうがない。底に沈んだブラインシュリンプでも食べているのだろうか?目を凝らして、じぃぃっと見つめてみる。だが、特に動くものは発見できなかった。
 砂から析出してくるミネラル分を舐めているとか、いろいろ想像するのは楽しいものだが、あんまり熱心に砂の中を探している彼らを見ると、やはり「何を探しているのかな?」と聞いてみたくなるのである。


1999.9.22(Wed)

怪しげなるもの
 日淡90水槽のライトを点灯させるために、海水60水槽のグロー球を使った。なので、今、やりやり君達は薄暗い生活を強いられている。はやく新しいグロー球を買ってこなくてはならないのだが、会社帰りに寄れる電気屋では、18Wに適合するものを売っていないのだ。困ったものである、やはり電機関連の消耗品はスペアを常備しておかねば。
 薄暗い海水60水槽のガラス表面内側に、なにやら長細いモノが貼り付いている。全長約10cmほど。色は黄土色だ。まるでゴミでもくっついているかのようなソレは、よくみるとじつは生物であることがわかる。手も足も目玉も口も、定かではないそいつは、唯一、頭と判別することのできる先端から、まるで妖女メデューサのごとき何本もの触手をゆらめかせているのであった。その糸状のきわめて細い触手には、見覚えがある。この水槽の敷き砂のあちこちに、それは生えていたはずだ。つまり、今ガラスに貼り付いているやつは、砂の中に潜んでいた本体ということになる。なんとグロテスク。こんな生物が、まだ砂の中にはそれこそ無数にいるのだ。想像すると、あまりに怖いのでやめておく。
 それにしても、この生物は何なのであろうか。ゴカイの仲間にしては体節が見あたらないので、違うと思われる。するとナマコだろうか?体側で貼り付く能力からみて、イソギンチャク系でもなさそうだし。今度APNにでも寄ったときに、図鑑で調べてみよう。
 砂の中に潜んでいたやつが、どうして急に砂から出てきたのだろう。砂の中の環境が悪化したから?この水槽の水換えも、ここ1ヶ月ほどやってないからなぁ。
 廊下の明かりをつけてしばらくしたら、やつはいずこかへ姿を消した。光に反応したらしい。ここの底面濾過を構成している砂は、何年もいじっていない。といって水質バランスは、かなり良いので、きっといい感じにライブサンド化してるんだろう。下手にいじったが最後、二度と再現できないものと思われる。もっとも、やつらがうようよしてる砂の中に手をつっこむのは、相当に勇気が必要なので、砂をいじることは今後もないとは思うのだけど。


1999.9.23(Thr)

ついに止まる
 クラゲ水槽のモーターが、またもや止まっていた。ぐりぐりパイプごとなぶってみたのだが、今回はぴくりとも動かない。どうやら完全にイッてしまったようである。
 スペアモーターの出番だ。交換してやると、気持ちよく水を吐き出し始めた。しかし、原因を取り除いたわけではないので、このままだと同じように止まるかもしれない。一度底面濾過の下を、掃除しなければ・・・。

たくましい金魚
 生き残った金魚2匹は、いまや体長にしても軽く1.5倍から2倍に達し、カラダの厚みにいたっては、5倍はあろうかという状態である。我が家で飼っている他の魚は、水面をぱくぱくして餌をねだるタイプはいないので、こいつらのそばを通るたびに、音が聞こえるくらい“ぱくぱくぱくぱくぱくっ”されると、なんだか落ち着かない。そのまま通り過ぎるのに、かなり勇気がいるのだ。
 それまでは海水魚用フレークやらシュアーなんかをやっていたが、これらの餌はとにかく高価なので、大食漢の金魚向けには、やはり安価な金魚用餌を用意せねばと思っていた。ちょうど今日、買い物に出たので、ついに金魚用餌を買ってきたのである。うーん、なんて安いんだろう。いや、海水魚用の餌が、不条理に高すぎるだけかもしれないなぁ。
 やはり金魚には浮上性の餌が食べやすいようだ。それにしても、でかい口である。たしかにこんなのをグッピーと同居させたら、稚魚はおろか親でさえ食われてしまいそうだ。
 金魚を丈夫に健康に飼うには、太陽の光(含む紫外線)と冬季の低温が必要と、どこかで見たことがある。それらを満たす条件を備えているのは、玄関先に置いてあるビオトープなのだが、すでにそこにはメダカがいる。そこに金魚など入れようものなら、メダカなどあっというまに腹の中だ。もう一鉢、ビオトープを作ってみるか・・・思案のしどころである。


1999.9.25(Sat)

オイカワ落ちる
 日淡90水槽のオイカワ達は、メスばかりが残ってしまっていたのだが、今日、中型サイズの1匹が落ちていた。昨日の夜から、各ヒレにスレが目立っており、泳ぎ方もなんだか怪しげだったので、ある程度予測はできたのだが、他のオイカワにも同じような症状が多かれ少なかれ見られる点が、不安要素である。なんとなく嫌な予感がする。

水換え
 キッチンの出窓においてある、Licのジャパンブルー水槽の水換えをした。稚魚がいるので、水と一緒に捨ててしまわぬようにプラケを使っての水換えである。
 以前ならば、この水槽につく苔は緑色がほとんどだったのだが、ミクロソリウムの束を入れてからは、薄い茶色系な苔に変化した。玄関の60水槽くらい水草を大量に入れておけば、ここもバランスドアクアリウムに近づけることができるかもしれない。

 水換えついでに、金魚の水槽も半分ほど水換えしておいた。照明がないせいもあるだろうが、底面の砂が少しも汚れていないのは、金魚が絶え間なくつっついているからだろうか。ただ、私の感触ではここに使っているようなセラミック製の砂は、底面に汚れが溜まりにくいように思う。同じくセラミック製の砂を入れてある玄関の60水槽も、毒抜きが必要ないほど汚れていない。多孔質という素材のもつ性質がなせる技か。

トリミング
 玄関の淡水60水槽では、近頃ミクロソリウムの葉っぱが世代交代らしい。水槽を覆うかのように繁茂していた古くからの葉っぱが、茶色くなって枯れている。根もとには、新しい芽吹きが確認できた。枯れた葉っぱを取り除いてみると、水槽のイメージが変わってしまうほど、すっきりとした。ジャングル状態から、一気に明るい林に抜けたような感じだ。産まれたばかりのグッピーの稚魚が、心細げに水底付近を彷徨っているのがよく見える。
 それにしても先住のペンギンテトラ、ブラックテトラ、コンゴーテトラは、すっかり影が薄くなってしまった。カラダのサイズそのものは、入れた当初の数倍に達し、貫禄十分なのだが、数の力はいかんともしがたいようだ。もはや水槽はグッピーの天下である。こうなる予定ではなかったのだが、グッピーの繁殖力恐るべし。まぁいい。グッピーの自然交雑の妙を楽しむ水槽というのも悪くない。

秋仕度
 夏の間、水温低下に貢献してくれた淡水60と海水60の冷却ファンを取り外した。朝晩は、ヒーターが入る季節となり、昼間の気温も30度近辺。そろそろ片づけても大丈夫。
 海水で使っていたほうは、かなり潮がこびりついているが、水で丸洗いするわけにもいかず、ウッドデッキで自然乾燥させることにした。また来年もがんばってもらうために、しっかり潮気&水気をとっておかねば。
 これまで市販の水槽用冷却ファンも買ったことはあるのだが、なぜかそれらは1ヶ月もすれば塩害でことごとく故障していたものだ。今使っているジャンク品は、それを考えればとてつもなく丈夫である。配線も剥き出しだというのに、トラブルは一切ない。ファンそのものの耐久性が違うというのか。水槽用として売っている品は、値段のわりにボロいモノを使ってあるとか。

 あ、サーモスタットとヒーターの総点検をしておかないと。


1999.9.26(Sun)

さらにオイカワ落ちる
 やはり、オイカワ2匹(メス・中型)が落ちていた。オイカワばかりねらい打ちになっているのが、妙に気になるところだ。この水槽に入っている川魚は、オイカワ、カワムツ、アブラハヤ、それにウグイだが、図鑑などによれば、オイカワが一番水質にはうるさいらしい。濾過システムは、先週あたり調整して不安はなくしたはずだが、何か見落としている部分があるのだろうか。
 結局、今夜は水換えできなかった。まずい・・・。

カリフラワーか
 2m水槽のキンギョハナダイ、最近、表層付近を4匹で群れていることが多い。垂直なアクリル面にそって、立ち泳ぎをしてみたり、なかなか興味深い挙動である。オス1匹にメス3匹というハーレム状態が、良い方向に作用しているのだろうか。クリルを砕いたものだけでなく、シュアーを丸飲みしてくれるので、お腹もほどよく張っていて健康そう。夜、ライブロックの下に入り込んで、まるで落ちているかのように寝るため、見かけるたびにドキっとしていたが、最近ではすっかりそれにも慣れてしまった。
 ところで、今日じっと観察していたら、オスの尻ビレになにやら白いポツポツがあった。白点にしては大きすぎる。しかも2個〜3個と、数も少ない。カリフラワーの初期症状のような気もするが、なんとなく違和感はある。あの毛羽だった感じが少ないのだ。これはいったい何だろう。しばらく注意しておこうと思う。


1999.9.27(Mon)

一言
 会社から帰って、夜の餌やりをしようと準備していたら、玄関の海水60水槽を見ていたらしいLicがやってきてこう言った。
 「苔取り貝が、コケとる」
 あいにくTVの音で、よく聞き取れず、「え?」と聞き返したら、Licは「笑ってよぅ〜(T-T)」と言う。一発芸的駄洒落では、最初でコケたらすべておじゃんだ。TVの音がもう少し小さければ・・・・・。いやー、しかし急に駄洒落をふられて、的確なツッコミができなければ真の関西人とは言い難い。私もまだまだ修行が足りないことを自覚する。みこりんは、しっかり鍛えておかねばな。
 転んでいたコケ取り貝は、なんとかライブロックにつかまった模様。

オイカワ落ちる
 先に落ちたオスとペアになっていたと思われる、一番大きなメスが落ちていた。土曜日からすでに怪しい動きをしていたのだが、体力が残っていた分、今日まで持ったのだろう。オイカワだけに感染する病気の存在を、思わず考えてしまう。


1999.9.29(Wed)

刺さった
 日淡90水槽に、クリルを砕いてやっていたときのこと、つまんでいた指先に激しい痛みが走った。しかもちょうどタイミング悪く、ガラス蓋が落下しそうになり、片方の手もふさがってしまい、八方ふさがり。クリルは変にねじれて水槽に落ち、指先にはずきずきと“棘が刺さった”痛みが残った。
 ガラス蓋を元に戻すと、あわてて指先を調べてみる。やはり何かが刺さっているようだ。オレンジ色の細い細い針のようなもの。まさしくクリルの破片である。
 かなり深く刺さっているらしく、指先でしごいてみても、びくともしない。といって放置しておくには、あまりに痛い。なんとしても除去しなければ。
 とげ抜きでは、刺さったものが細すぎて折れそうだった。そこで、原始的な手法、針でつっついてみることを試す。刺さった付近の皮膚を開き、肉をほじり、棘をじわじわと発掘するのだ。
 棘を折らないように、慎重に指先を掘る。時々痛点に入るらしく、飛び上がるような痛みが走る。うーん、クリルごときでこんな痛い思いをするとは・・・。
 結局、5分ほど格闘した結果、無事、クリルの破片を取り除くことに成功したのであった。飼ってるミノカサゴに刺されたとか、イソギンの毒でやられたというのなら、まだ納得もできるが、クリルが刺さるというのは、なんかとても不条理な気がしてしまうのである。


1999.9.30(Thr)

水換え
 日淡90水槽で、またオイカワが落ちていた。今度は小形のウグイも1匹一緒だった。もはや一刻の猶予もならない事態、遅ればせながら水換えを実行する。
 急激に水質変化を与えては、よけいまずいことになるので、バケツに3杯だけにしておく。週末に、再び水換えしておかねばなるまい。
 今回、岩組の下も見てみたのだが、想像以上に汚れていた。どこから入り込んだのか、岩の真下に汚れが凝縮している感じだ。敷き砂の厚みは1cmもないので、これほど汚れが溜まっていることにショックを受ける。これが原因かもしれない。水換え周期は、以前と変わっていないが、ここの汚れが蓄積し、水質変化を急速に招いたのではないだろうか。
 灯油ポンプで、砂ごと汚れを吸い上げ処分した。岩の位置を変え、流れをよく当てるようにする。これで少しは改善するだろうか。

苔が
 月曜日、転んでいた苔取り貝だが、今夜も水底でじっと動かないでいた。最近まで水槽中をくまなくはい回り、ライブロック表面からガラス面まで、あらゆる苔を食べてくれていたのに、ここのところ苔が目立つようになってきている。もしや貝は落ちてしまったのかもしれない。
 たった1匹の苔取り貝とはいえ、60水槽には相当な影響力を持つようだ。1匹いてくれたおかげで、この海水60水槽は、長らく苔掃除をしなくて済んだ。もしや、食べる苔がなくなってしまって、餓死してしまったのでは。そう思ってしまうほど、最近は苔が見あたらなかったのだ。水底掃除に海老1匹、苔掃除には貝1匹、これで水槽のメンテも飛躍的にラクになる。シッタカ貝よ、長らくお掃除ありがとう。


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