透明な 水換え翌日は、なんだかぼんやりした透明度だった淡水90水槽だが、今ではしゃきっと透き通っている。カイヤン君も、再びプレコタブレットを腹一杯食べてくれるようになった。毎日10〜20個のタブレットを食ってくれるので、800グラム入りの餌も、あっというまに減ってゆく。大型魚を飼ってる人は、月々、万を超える金額の餌代を使っているとは聞いていたが、たしかに40cmクラスのカイヤンでこのありさまでは、1mを超えるようなやつを何匹も飼っていては、さもありなん。 ブラックゴーストにしても、食べるシュアーの量は、通常カスミチョウが食べる量の約2〜3倍。体の大きさ(というか体積というか、重さというか)は、おそらく似たようなもののはずなのに。エネルギー変換効率の差や、必要エネルギー量の違いなど、複雑に絡み合っているのだろうが、ブラックゴーストの場合、体長50cmにまで成長するというのが、カスミチョウとの大きな違い。やがて2週間ほどでシュアー一缶食べきるようになってしまうにちがいない。そうすると、月々シュアー2缶、プレコタブレット1缶は必須ということになって、約5000円/月の出費は確実になるのだ。おぉぉ、にゃんきちくんより食費がかかってしまうのか。なにか内職でもやらないと・・・。
R360 クラゲ水槽として使ってきたR360には、現在デバスズメが3匹と、やどかり1匹という陣容である。パワーヘッドの吸水部にウールを詰めていらい、砂を噛んでモーターが止まることはなくなったが、今度は新たな問題が発生している。吸水量が減ったらしく、シャワーパイプからの排水が、したたるような感じに弱々しくなってしまったのだ。 こんな状態になってかれこれ2〜3週間。あやういバランスがとれているのか、デバなどに異変はない。毎朝元気に餌を食べている。だがしかし、水が漏れているような心許ない循環というのは、やはり心配である。ウールを詰めなくてもいいように、底面濾過の下を掃除しなければ。でもこれがきっかけでバランスが崩れてしまっても困るし、悩ましいところである。
「あれ何ですか?」 と聞いているのは、牛乳屋の兄ちゃんである。空き瓶回収に来ているのだ。 視線の先には廊下の淡水90cm水槽がある。どうやらカイヤン君のことを聞いてるらしい。 カイヤン君の簡単なプロフィールを教えてあげた。彼は満足したようだった。さらに続けて後ろを指差し「では、あれは?」と続けた。 ひらべったい、しゅしゅしゅって泳ぐやつのことらしい。ブラックゴーストのことに違いない。この兄ちゃん、変わった魚が好きなのか? ブラックゴーストについても教えてあげると、いたく感激したような様子であった。これほど興味を持ってくれると、私もうれしい。もっとド肝を抜くような魚を飼ってみたい誘惑にかられてしまうのであった。
回転ブラシ 「回転ブラシさん、もどってこんねぇ」と、みこりんが言う。私もさっきから水槽の隅々まで目を凝らしてみるのだが、“回転ブラシ”は杳として見つからないのである。いったいどこに行ってしまったのか。 みこりんが言うところの“回転ブラシ”とは、先月買ってきたばかりの“ファイティング・ラス”のことである。みこりんにはそのように聞こえるらしい。何気に聞いていると、確かにそれっぽく感じてしまうのがすごい(“ふぁいてぃんぐらす”と10回連続で言ってみよう)。みこりんの認識能力は、なかなか優秀である(親ばか)。 ファイティング・ラスは、昨夜も元気に餌を食べていた。特に変わった様子は見られなかったと思う。それが、今朝、いつまでたっても出てこない。寝ているのかと、寝床にしていたライブロックを上から下からナナメから、嘗め回すように観察したが発見できず。落ちたのなら死体があるはずと、この水槽で死体がよく集まる場所を筆頭に、あらゆる場所を探してみたが、やはり見つけられないのだ。これはもしや水槽から跳ねて、外に落ちたのでは・・・。水槽背面を覗き込もうとしたが、隙間が狭すぎて首がつりそうになった。落ちているのかいないのか、確認できない。 あぁファイティング・ラス、明日の朝には何事もなかったようにひょっこり姿を見せてくれないだろうか。
回転ブラシその後 やはり今朝も姿が見えない。これはほんとうに落ちてしまったかもしれない。死体は見つからないが、2日連続でまったく姿を見せないのでは、そう考えるのが妥当だろう。残念すぎる。 今朝もみこりんが「回転ブラシさん、おらんねぇ」と、気に掛けてくれていたのはうれしぃけれど・・・。 2m水槽のメンツがこのまま固定してしまったりして、という怖さもあり。ここらでひとつ、ド派手にぱぁっと!!ライブロック総入れ替えってやりたいところである。生き生きしているセイタカイソギンチャクどもの群れが、すべての元凶のような気さえしてくる始末だ。また夏のボーナスまでじっと我慢であるなぁ。
やけに静かな 今夜は雪。灯油が切れてしまったので、ストーブを盛大に焚くこともままならず、寒さが骨身に沁みわたる。 雪の夜は、普段よりも静かだと言われる。物音を、積もった雪が吸収してしまうからと聞いたようなこともあるが、確かに今夜はいつになく2m水槽のモーター音が聞こえない。モーター類を屋外設置にしてあるため、よけい影響を受けているのだろうか? 吸音材を壁に貼っても、同じ様な効果があったりして。実験してみなくてはなるまい。
くたっとしたハサミ 朝の餌やりの流れで、ざり水槽だけは巡回経路から外れている。冬眠中なので、餌を頻繁にやらなくてもいいからなのだが、今朝はたまたまざり水槽に目がいってしまった。ここ最近の寒気団の影響で、水温の低下が気になっていたこともある。ざり達は大丈夫だろうか。 ざり1号のほうは、固まってはいるものの一目で生きていると分かった。目の輝きが衰えていない。触角も、じっと見ていると少しだけ動いている。 ざり2号はどうか。岩陰におさまっていて、ハサミの先しか見えないが・・・。 妙にそのハサミが、抜け殻のような気がしてきた。ぺたっと水底についている感じなのだ。水槽背後から確認のために覗き込んだが、ざり2号に生きている気配を感じられない!?ま、まさか・・・。 さらに目を凝らしてみたが、動きを感じることが出来なかった。鎧だけがそこに残っているかのように。 さっそくLicに報告。「寒すぎたんじゃないの?」と指摘される。うーむ、アメザリだから大丈夫のはずなんだが。 見ていても埒があかないので、棒でつっついてみることにする。さて、どうかな? さわさわさわ。う、動いた。接触不良が突如直ったみたいな感じの動き。 5cmほど岩から出てきて、そして、止まった。再び凍り付いたように静止する。やっぱり寒いんだろう。動きが鈍かった。元の岩陰まで戻れるかどうか心配になってきたが、出勤時間が迫っていたのでそのままにして、家を出た。 帰宅。ざり2号は岩陰に無事戻っていたのだった。一安心。
喉を通らない? カスミチョウの1匹が、シュアーを食べにくそうにしていた。食欲はあるのに、喉を通らないといった感じで、食べてもすぐに吐き出してしまうのだ。残りの2匹には、特に異常はみられない。 それにしても、いつもの掃除機並の食欲からすれば、今日の彼の様子はかなり気がかりである。内臓系の病気だったら大変だ。でも食欲は有り余ってるようなので、もう少し様子を見てみよう。 夕方、再び餌やりタイム。問題のカスミチョウは、今度はがつがつ食べているようだ。まだ油断できないが、病気ではなさそうな予感。
糸状藻消滅 糸状藻対策で、照明を消したままの淡水60水槽では、ほぼ問題の藻は消滅したような感じである。あとは予防のために、ビーシュリでも数匹入れておけば安心かも。それにしても、この水槽は一時期グッピーで溢れそうになっていたが、今では10匹ほどしか残っていない。子供が育たないらしいのだ。グッピー水槽のほうでは、稚魚は順調に育っているので、水槽特有の問題かもしれない。あるいはたまたま血が濃すぎてしまったのかも。 最近、コンゴーテトラのオスが、水面を激しく跳ねることが多い。何かに驚いたとか、そういうのでもなさそうで、いきなり玄関方面から水音が聞こえてきたりする。水草が茂ってきたので、ついうっかり水草のベッドに乗っかってしまって、降りられずに暴れていたりして?と思ったりもしているのだが、これまでにない動作なので、要チェックである。
つけ忘れ 先日の金曜日、リビングのブレーカーが落ちたので、2m水槽のハイラックスランプのスイッチを切っておいたのだが、そのあと入れ忘れてしまっていた。その影響で、水槽中にはびこっているセイタカイソギンチャクも、ほとんど開いていない。ひさしぶりに、落ち着いた水槽の景色である。あの忌まわしいイソギンの群れが見えないのだ。このまま消えてくれればと思うが、はかない夢になりそうである。 ところで、以前セイタカイソギンチャクをプリン容器に隔離していたのだが、すっかり水も干上がり中のイソギンも干し貝柱のような感じに固まっていて、もはや復活しそうにない。でも、Licが先日から食塩水を入れて確認中だ。Licは復活するほうに賭けているようだが、はたしてこいつの生命力はどこまでのものだろうか。ほんとうに復活したら・・・かなり恐い。
体当たり 先日、餌が喉を通りにくそうにしていたカスミチョウは、あのあとそのような症状は起こしていないようである。あの日は、何か喉に詰めていたのだろうか?原因は不明だが、治ったのならばありがたい。もっともっと長生きしてもらわねば。 ロングフィンスナッパーは、すっかりシュアーに味をしめたようで、あとからクリルをやっても以前ほどがっついて食べなくなった。逆にシュアーを食べるときの勢いはすさまじくなり、今日などはカスミチョウに体当たりをかまして、横取りしていた。背後から突き飛ばされた感じのカスミチョウは、やや不服そうな顔(?)をしたように見えたが、このまま黙っているカスミチョウとも思えない。きっといつかリベンジがあるに違いない。
故障 クリルを砕いてやろうとしたら、妙に水面が静かなのに気が付いた。海水60水槽でのことだ。 水流がなくなっている。上部濾過槽の蓋を開けてみれば、からっからであった。昨日の夜は、帰りが遅かったので確認していない。でも、一昨日は確かに水流はあったはずだ。とすれば、昨日のうちに止まっていたのかもしれない。昨夜は他の水槽で使っているエアポンプの音がやたらやかましくて、モーターの音がかき消されていたのもまずかった。とにかく、このままではいけない。応急手当をしておこう。 Licのパワーヘッドを拝借。水槽に投入して、ホースを上部濾過に差し込んだ。あとは電源を入れれば、とりあえず上部濾過だけでも復活となる。明日は忘れないようにスペアのモーター買ってこなくては。・・・APNでカスミチョウを買ってこようと思っていたが、またしても延期になりそうな予感。
真夜中のダンス オス1匹、メス2匹が、我が家のキンギョハナダイのハーレムである。ややメスの数が少ないのだが、ペア売りが多くてメスだけ追加するのが難しかったりする。もっと大量に入荷してれば買いやすいのだが。 このオスは、性転換直後からよくメスを追いかけていた女好きである。しかもメスとの相性もけっこういいらしい。真夜中、この3匹は激しく絡み合う。 びびびっと体をゆすらせながら、メスの体にタッチするように泳ぐオス。急なターンや、アクロバティックな泳法を披露してくれるので見飽きることがない。接触の瞬間、メスのほうも立ち泳ぎのような姿勢でしばらく固まっていることもあり、もしや産卵でもしているのかと思うことしばし。残念ながらこれまで実際の産卵を目撃したことはない。でも、いずれその時を見ることができそうな予感がする。満月の夜あたりが怪しい。
お掃除お掃除 延び延びになってしまっていたが、今日ようやくR360“クラゲ水槽”と海水60水槽のお掃除&水換えをすることにした。木曜、壊れているのを発見した海水60のスペアモーターは、結局、買ってきたのが今日になり、仮接続しての作業である。底面の砂(厚さ5cmほど)に棲息していたらしい無数のゴカイやら足のない生物が、ガラス面に貼り付くように殺到してきており、なかなかグロい眺めになっていた。底面濾過が止まっていたため、酸欠になってしまったのだろう。ミミズバーガーも真っ青という状態は、さすがに予想してなかったので、驚いている。この60水槽の砂の中には、ものすごい密度でゴカイやらその他の生物が棲んでいたのか。いったい何を食べていたんだろう。魚の数が少ないので、そんなに餌もやってなかったから、残り餌ってことも考えにくいのだが。 手順としては、まず海水を作るところから始めた。今回水槽2つ分、しかもR360など、緑苔がべったりガラス面を覆っていて、中のデバの様子も見ることができない状況なので丸洗い、となれば、やや温度を高めにしておく必要がある。いつもは手の感覚だけで温度あわせをやっていたが、今日はちゃんと温度計を使った。28度近辺。今日も寒いので、これでもすぐ冷えてしまうだろう。急いでやってしまわねば。 R360に残っているのはデバ3匹に、小さなヤドカリ1匹。それらをプラケに移して水を抜き、そのまま流しに運んでいく。水槽の苔をティッシュで拭き取り、砂を取り出したら、丸洗い。容量30リットルだと、じつに手軽に洗えてしまうのがうれしい。 最後に底面の砂を古い海水で洗って、セッティング。ちょっと強く洗いすぎたかも・・・。今回、底面濾過の上には、排水溝ネットを敷き詰めてみた。砂の吸い込み防止である。パワーヘッドを接続して、動かさないように気をつけながら海水を汲み入れた。水の入れ替えには、Licのパワーヘッドを使用。非常にラクである。 海水注入完了。コンセントに差し込み、電源ON。とっところが、パワーヘッドがぴくりとも動かないのだった。う、うむむ。ここで下手にパワーヘッドをいじってしまうと、また底面濾過の下に砂が入り込むかもしれない。が、このままでは動かないままだ。慎重に慎重にパワーヘッドをねじって、パイプから取り外した。分解してみると、小さなサンゴ砂のかけらが入り込んでいるのがわかった。ゆすいで再セット。もう砂噛むなよ〜と念じつつ、始動する。デバとヤドカリを戻して、R360の水換え&お掃除終了。はぁ、やっぱり苔のない水槽はキレイだぁ・・・と、しばし見とれてしまう(普段から掃除してれば・・・)。 続いて海水60水槽である。モーターが故障した原因は、どうやら潮ダレらしい。落水パイプが動いて、濾過槽内の水位が高くなっていたのが直接の潮ダレが発生した理由だと思われる。潮ダレは、そのままにしておくと美観的にも、機能的にも問題ありあり。濾過槽を取り外して、洗い流すことにした。 水槽側面にこびりついたヤツも、ごしごしキレイにこそげ落として、外回りの掃除はできた。あとは水槽内部。ついでなので、中の岩もどかして日頃手が届かない部分の苔も取ることにした。そのうち、レイアウトがどうしても気になってしまい、ついに大幅なレイアウト変更に手を出してしまった。左右のライブロックを入れ替え、足場を組み直す。何年ぶりかの改装である。 掃除のあとは、海水を30リットル抜いて、新しい海水を入れて終わり。ハタタテハゼが、きょとんとした顔でホバリングしてた。 気になるのは砂の中のゴカイどもだ。大量死してたらまずいことになるが・・・。ここ数日は、水質チェックしたほうがいいかも。 * 海水水槽のメンテが終わると、次は淡水水槽の番である。90水槽では、珍しくカイヤンの食べ残しがあったので、それらを取りつつバケツに3杯ほど水換え。 次は金魚水槽。かなり掃除をさぼっていたので、水底の汚れをキレイにしてたら水を2回ほど入れ直すハメに。水質激変!?を心配したが、今回は大丈夫そうだった。水温が低いのが関係しているのかも?温度をかけていないので、ここの水温は約5〜8度というところだろう。 で、最後にグッピー繁殖水槽に差し水をしてから、淡水60水槽の苔掃除&差し水。ジャパンブルー×イエローグラスに、ようやく尻尾に青が入った個体が誕生したようなので、それ以外のオスをすべて淡水60のほうに移動させた。どのメスがポイントなのか不明だが、これで増えてくれればありがたい。 来週は、いよいよ海水2m水槽の水換えを予定。
出現と消滅 海水60水槽で苔掃除に余念がないシッタカ貝に、何かが居候しているのを発見。貝殻の下の方に、直径7mmほどの小さな巻き貝(?)みたいなのがくっついている。最初からくっついてて、成長したので発見できたのか、あるいはこの水槽で育っていたやつがたまたまくっついただけなのかは分からないが、この先どんなふうに育っていくのか見守っていこうと思う。はたしてどんな貝になるだろうか。楽しみである。 砂とガラス面にはさまるように殺到していたゴカイ達、嘘のように消えていた。死んで溶けてたら恐いが、はたして・・・
ばればれなヤドカリ 恐ろしいほど透明な水槽になったR360クラゲ水槽改めデバ水槽では、やどかり君が恐縮したように座っている。敷き砂に苔がなくなってしまったので、不安なのだろうか。貝殻の直径が1cmあるかないかという小型のヤドカリなので、掃除するまえはどこにいるのかすぐには分からなかったほどなのだが、いまや熱光学迷彩をとっぱらわれた“草薙素子”である。だからそんなに落ち着いているのか、やりやり君。もはや恐いものなどなにもない、と。 朝、デバにフレークをやったら、あっというまに食い尽くされてしまう。残り餌は発生しない。苔のまったくなくなった今、ヤドカリ用にも何か餌を考えてやらねばならないだろう。クリルでも砕いてみようか。・・・でもデバが起きてる間は、ぜんぶ食べ尽くされそうな気もする。やはり夜か。真夜中、寝る前が勝負。
南国の島 クリスマス島のことを意識して聞くようになったのが、就職してしばらくたったある日のこと。当時私は宇宙関係のソフトウェア開発部門にいたので、俗に日本版スペースシャトルと言われる“HOPE”の基地が、キリバス共和国クリスマス島になるかもしれないということで、耳に入ってきたのである。そのころは、まだ海水魚の趣味に目覚めておらず、「どのへんにあるんだっけ?」状態だったのだが、太平洋のど真ん中らしいと聞かされ、いずれはぜひ出張したいものだと『南国好き』の私は思っていた。 そして今日、ようやく正式調印が交わされ、HOPE−Xの根城はクリスマス島と決定したのである。実に長い道のりであった。その間、1993年に海水魚趣味にはまりこみ、クリスマス島といえば“ウルトラフレーム”を連想するカラダとなってしまった。仕事のほうも、開発から研究へと変わり、もはやクリスマス島への出張の可能性は、ほぼゼロである。だが『南国好き』は相変わらずだし、それにプラスして『お魚好き』となった今、クリスマス島への興味は以前より強くなったかもしれない。 HOPE−Xが初飛行するのはさらに数年後だが、そのときにはぜひ上陸してみたいものである。
元に戻ったのか、も? 先日の水換えのとき、Licのグッピー繁殖水槽に“尻尾に青の入ったジャパンブルー×イエローグラス”がいたと日記に書いておいたのだが、それを見たLicから「ジャパンブルーは尻尾、青が入ってたよ」と指摘があった。Licが最初にジャパンブルーのオスと、イエローグラスのメスを買ってきたときには、オスの尻尾には青のラインが入っていたというのである。なにしろジャパンブルーはLicが気に入って買ってきたヤツだ。私の記憶よりも確かに違いない。 初代ジャパンブルーのオスは、買ってきて早々に落ちてしまったのだ。幸い、メスはお腹ぱんぱん状態だったので子供は残ったのだが、このときすでに尻尾にはメスのイエローグラスの特徴が色濃く出現しており、ノーマルなジャパンブルーの尻尾がどのようであったか、私にはほとんど記憶がないのである。でもまぁそういうことなら、あり得る話だ。数世代前の尻尾の特徴を持つ個体が出てもおかしくはない。 だが、キッチンのほうに置いてあるジャパンブルー×イエローグラスの水槽では、こういった変化は見られない。子供はほぼ100%、親と同じ“ジャパンブルー×イエローグラス”である。およそ1年以上にわたってこの状態が維持されているので、かなり固定されていると考えられる。 ん〜、元は同じ水槽から分けたのにこの違いは何だろう。メスに、イエローグラスでないやつがいそうな予感・・・。
水換え2mヴァージョン この週末、2m水槽の水換えをする予定だったので、ちょいと早めて今夜にやってしまうことにした。ちゃっちゃと夜のうちに済ませてしまい、明日ゆっくり新しい魚でも物色しに行こうという魂胆である。APNで今も売れ残っているカスミチョウを引いてきてもいいかもしれない。 みこりんが寝たらさっそく始めようと思っていたのだが、いろいろやることがあって、結局水換えを始めたのは日付も変わった午前1時。まずは水槽の苔を落とすところから始まった。 苔落としにおよそ30分。130リットルバケツ2つにぞれぞれ100リットルの水を入れるのに、さらに30分。深夜だというのに、水圧がそれほど高くないのが影響してしまった。これは思わぬ誤算。予定では15分で済ますはずだったのだが。 人工海水の素を溶かして比重を合わせるのにさらに15分。強力水中ポンプで水槽から水を200リットル抜くのに5分。新しい海水を同じく強力水中ポンプで入れるのに、8分。後かたづけにおよそ30分。ついでにリビングのお掃除などもしてしまう。 結局、約2時間の作業となった。苔掃除を前日にやっていたなら、1時間半だ。昔とはえらい違いである。この家に始めて2m水槽を設置したころは、水を抜くのは手動の灯油ポンプを使い、15リットルバケツで運んでいたので、200リットル抜こうと思ったらそれを繰り返すこと14回。これだけで軽く1時間や2時間はかかったものである。そして新しい海水を入れるわけだが、これも15リットルバケツで往復していたので、さらに1時間〜2時間。今夜のように午前1時に始めたとしたら、苔掃除や後片づけも含めれば、すっかり朝になってしまっていた。 あの当時の重労働が今も記憶に深く刻まれているので、強力水中ポンプという力強い味方を得た今となっても、2m水槽の水換えをするときはかなり構えてしまうのであった。2時間で終わる水換えなど、もはや恐れることは何もないというのに。 水換えが遅れがちになるのは、こういう理由があるのであった(うーん、困ったものだ)。
ジャングルと過密 ウイローモスがすさまじく繁茂して、もはや水槽内部をのぞき見ることさえ困難になっているキッチンのグッピー水槽を、今日は掃除&水換えすることにした。目標時間は30分。いざ、勝負! まずウイローモスを取り出そうとしたのだが、植え込んであるミクロソリウムと複雑にからみあい、無理に引っぱり出そうとすると、底に沈殿している汚泥を巻き上げてしまうことが判明。仕方がないので、汚泥の除去を先にやることにしたのだが、最初の吸水で稚魚を10匹ほど吸い出してしまった。ものすごい魚密度であるらしい。こいつはちょっとやっかいかも。 時間は刻々と過ぎてゆく。汚泥除去は、吸い出したグッピーの救出などにおわれて、なかなかはかどらない。それでも、ようやく水を1/5まで抜くことに成功した。ここまでくれば、ウイローモスを取り出しても平気だろう。さっそく撤去である。 爆発的に増えていたのは、ミクロソリウムも同様であった。葉っぱの先から無数の子株が大きくなってきている。しかも入れたときより、株数にして4〜5倍はある感じだ。いったいこのライトもつけていない水槽の、どこがそんなに気に入ったというのか。 水草をすべて出してしまって、さらに汚泥の除去を続行する。だが、わらわら状態のグッピーを避けながらというのはもはや不可能。タイムリミットの30分を目前にして、私は水槽丸洗いを決意する。 グッピーをすべてプラケに移した。大漁である。まるで秋のサンマ漁船が網を上げた感じに、グッピーが掬えてしまうのだ。あきらかに過密だが、ジャングル状態の水草が、緊張の緩和に一役買っていたのだろうか。そうとしか思えない。 グッピーを移し終えると、水槽丸洗い開始。ちゃちゃちゃと手早く済ませ、再セット。水草は、とりあえずミクロソリウムだけ戻しておく。タイムリミットを15分ほどオーバーして、作業は終了した。 ジャパンブルー×イエローグラス。一時は血が絶えるかと心配したときもあるが、もはや100匹を越える大家族である。そろそろAPNに里子に出さねばなぁ。
淡水の水換え 脱衣所に置いてあるグッピー水槽3本の水が、やや黄ばんでいるような気がするので今日はここを水換えすることにした。36cm水槽なので、稚魚を吸い込まないように気をつけながらの作業である。相変わらず、驚くほど底面は汚れている。魚の数が多いことから、ちょっと多めに餌をやっていたのが影響している感じだ。残り餌掃除用に、コリドラス入れてみようかな〜、などと思ってしまう。だが、うちの水槽は、どうしたことかコリドラスとは縁遠いのだ。よくて半年くらいしか生きなかったので、飼うのは止めているのだが・・・。 3本とも水換え&苔掃除が終わると、ついでなので玄関の淡水60と廊下の淡水90も水換えすることにした。 淡水60のほうは、糸状藻の痕跡は完全になくなっている。そろそろライトの照射を再開してもいい感じ。バケツに2杯の水換えをする。水草のトリミングもやりたいところだが、水換えついでにやるにはやや大仕事っぽい。日を改めることにした。 つぎに淡水90。バケツに3杯の交換。最近カイヤン君が、餌を吐き戻すことが多いのが心配。この日も、粉々になったプレコタブレットが散乱していた。残らず吸い出しておく。なんともなければよいのだが。餌の嗜好が変化してきているのだろうか・・・。少し心配。 最後に、昨日取り出して保管していたウイローモスを、ざり水槽に入れてやった。肉系の餌より、じわじわ食べることのできる藻のほうがいいかなと思ったから。さっそくざり2号がはい出してきて、ウイローモスのジャングルに乗っかり、もしゃもしゃ食べ始めたようである。1号のほうは、興味を示さず。まだまだ水は冷たい。
庭に池を カイヤン君が餌を吐き戻すのが、やはり気になる。水槽が狭くなってきたストレスかもしれない。彼を存分に泳がすには、やはり最低でも1.5mは必要だ。となると、もはや家の中に置き場所はない。庭置きを検討しなければ。 造るならば3面石造りの、前面アクリルという水族館パターンが有望である。半地下方式にすれば、見栄えも良い。器具は錦鯉などのものが流用できるだろう。問題があるとすれば、温度をかけているので外部からの水の侵入をいかに阻止するか、だ。雨が降り込んだりしてはいけない。やはり蓋をすべきだろうか。できれば自然な感じに上部は開放形でいきたいが・・・。ならば東屋風にしたらどうか。ラティスなどで囲ったうえに、パーゴラで目隠しした屋根をつける。これなら自然だ。暴風雨などのときには、きちんと蓋をするがそれ以外には解放しておくのだ。 あぁぁしかしそんなことをすれば、真冬なんかヒーターの電気代がものすごいことになるかもしれない。冬だけ蓋をして・・・。夏には当然クーラーが必要になってくるし・・・。おぉぉ、今より維持費が大幅に増えそうな予感。 淡水60と90を廃棄して、新型に移行させたとしても、クーラーが増えることに代わりはないし(相殺できても、たぶんわずか)。真夏は寒冷紗で日陰にしてしまうとか。・・・うーん、錦鯉の池って真夏の温度管理はどうやっているのかな?普通に置いてたらあっというまに38度とかになりそうだけど。鯉は耐えるんだろうか。いくらなんでもそれは・・・。また錦鯉屋さんにでも聞きに行かなければ。