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〜水のある生活〜
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月 2000 お魚日記
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ひみつ日記読む!

2000.5.1(Mon)

カスミチョウその後
 どきどきしながら2m水槽を覗き見る。昨日買ってきたカスミチョウ2匹は、元気にしているだろうか。スタボロになってやしまいか。緊張の瞬間だ。
 すぐには見つからなかったので、最悪の事態が一瞬頭をよぎった。が、見つけた。左隅のコーナー加工のアクリル版に寄り沿うようにして、2匹が並んでたたずんでいる。ヒレは少しも痛んでいなかったが、体表にひっかき傷のようなものが散見される(おそらく逃げる途中でライブロックに接触するのだろう)。ショップに以前からいたやつは、それほどでもないのだが、入荷したてだったやつが、集中的に傷々になっているようだ。やはり水槽という人工環境への適応具合の違いだろうか。
 今日もまだ先住の1匹に追っかけられていた。体力的ダメージよりも、精神的なストレスのほうが心配だ。以前、カスミチョウを6匹にまで増やしたときには、まったくバトルは起きなかったので、少々油断していた。穏和な魚でも、個体差は当然ある。やくざなカスミチョウがいても、おかしくはない。
 ヤツの気を逸らせるために、もっとインパクトのある魚を追加するか、カスミチョウをさらに5匹くらい投入するか(って、そんな上手い具合にカスミが入荷してるとも思えないが)・・・。
 ところで2匹の餌食いのほうだが、水槽の端っこで固まっているため、右端でシュアーをやり始めても、なかなか気づいてくれないという問題がある。だが、いったん餌に気づくと、たとえロングフィンスナッパーが眼前に迫っていても、それをものともせずに果敢に突っ込んでゆく食い気の持ち主だ。食べ盛りなのだろう、先住の3匹よりも、食べる速度がかなり早い。効果音で表現するなら「しゅぽぽぽぽぽぽぽぽぽ」だ。ちなみに先住は「すぽ・・・すぽ・・・・すぽ」。若いってすごい。

 もう1つ気になってたことがある。キンギョハナダイのメスが1匹、昨夜は見あたらなかったことだ。夕方出かけていて、水槽のライトがタイマーで切れたあとに帰ってきたため、寝入ってしまってた可能性もあるのだが、他の2匹が元気に泳いでたこともあり、少々イヤな予感がする。
 さっそくメスの姿を探すと、よかった、ちゃんと2匹揃ってた。・・・・・ん?こっ、これはぁ!『ポップアイ』なんと昨夜見あたらなかったメスは、左目がポップアイになってしまっていた。一昨日は正常だったはず。なんてことだろう。今日はなんとしても水換えせねば。



 というわけで、午後から2m水槽の水換え開始。苔掃除のあと、海水を200リットル作る。いつもなら、あとは古い海水を抜いて、新しいのを強力水中ポンプで入れてしまえば終わりだが、今日は別の作業が入る。水底に蓄積している汚泥というか靄のような苔を吸い出してしまうのだ。この作業をやるのは、じつに2年ぶりのこと。その歳月を思えば、意外に汚れていないとも言えるが、そろそろ掃除したほうがいい。
 灯油ポンプに延長ホースを接続して、しゅこしゅこ抜き出す。バケツで6杯分やったところで、ポンプが壊れた。とりあえず目立つ部分はキレイにしたので、よしとする。
 ここまでやったら、さらに今日は水槽内の配管部分も汚れを落としておこう。その他、普段やってなかった箇所の苔掃除も実施する。
 結局、新しい海水を入れ終わったのが、午後4時。予定を1時間もオーバーしてしまった。その後も濾過槽部分の潮ダレやら、細々と掃除したので、すべて終了したときには、夕方の5時になってしまってた。
 あとでLicに指摘されたが、このとき、ライブロックのレイアウトも大胆に変更しておけば、カスミチョウへの追っかけが緩和されていたかもしれない。はたして明日は追っかけ具合、どんな具合になってるだろう。仲良く5匹が群泳してますように・・・。

竜之介37日目
 イサザアミの数が、だんだん心許なくなってきた。予約分は、間に合うだろうか。
 というわけで、今夜はイサザアミを5匹やった。水面付近のイサザアミを、竜之介は仰向けに泳ぎながら、下から「ちゅっぽん」食べていた。

眠れていない?
 昨夜遅く、タテガミオコゼがどうなったか気になって、暗がりで目を凝らしていたときのこと。巣穴で寝ているはずのハタタテハゼが、隅っこで立ち泳ぎしてるのを見つけてしまった。なんでこんなとこに?もしや巣穴をやりやり君に横取りされてしまったか?仲良く同居してたんではなかったのか?疑問が次々に沸き上がった。
 ハタタテハゼは、どうやら眠ってはいないらしい。目が生き生きしてる。もしやこうした状況は、ここ最近、ずっと続いていたのではなかろうか。だから、昼間、ハタタテハゼは巣穴で過ごすことが多いのでは。ひょっとして、睡眠不足になってるのかもしれない。

 タテガミオコゼは、昼間は岩の奥にそっと身を隠していることが多かった。夕方になって、やっと前のほうに姿を現してくれていた。ライブロックによじ登ったりする姿は、じつに愛嬌がある。餌は、普通にクリルを散らしただけではまだ食べてはくれない。明日は針金で揺らしてみよう。
 ところでこのタテガミオコゼについて、メールで情報をいただいた。ありがたいことである。それによって、どうやら英語名(たぶん)は『レッドインディアンフィッシュ』と言うらしいことがわかった。『タテガミオコゼ』という流通名もそうだが、やはり特徴的などでかい背ビレが命名に使われている。案外、モヒカンフィッシュなんていう別名もあったりして(あったら面白い)。


2000.5.2(Tue)

カスミチョウ3日目
 今日は一日、先住に追っかけられる光景を見ていない。時々近くまで様子を見に来ることはあっても、追うことはなかった。2匹の新参カスミチョウも、だいぶリラックスしている感じ。でも、まだ左隅に固まってはいたが。
 餌食いは、相変わらず良い。すさまじい“食い気エネルギー”を放出している。それにつられて先住の3匹も、いつになく食べる量が増えたような気さえする。シュアーの消費量が、昨日今日だけでいつもの倍はあるような。
 はやく、5匹が群れて泳ぐ姿をみたい。たぶん、来週には実現してそうな予感。

模様替え
 淡水90の岩組を変更した。日増しに成長するブラックゴーストのために、岩穴を延長してやろうと、さらに長い岩を追加してみたのである。それまでの岩組も活かして、岩穴も2つにグレードアップ。ブラックゴーストは、気に入ってくれるだろうか。
 見守っていると、さっそくブラックゴーストが穴に気づいて戻ってきた。最初は古い方の岩穴へ。やはり落ち着くからか。でも、しばらくすると、新しい方にも入っていた。まだ少し穴の長さが足りないようだが、しばらくはこれでいくとしよう。

 続いて、ざり水槽の水換えと岩組の変更をした。今日は底面濾過用に大磯砂を5kg追加で買ってきてある。それまでの敷き砂では、底面フィルタの上にほとんど層ができないほど薄かったので、本当なら去年のうちに追加しようと思っていた。拒食や冬眠などで、先延ばしにしてしまってた。さすがに春になって、ざりも大きく成長し、このままではまずかろうと思ったわけだ。
 まず買ってきた砂を洗う。何度も何度も水を換え。そして苔掃除。その後、砂の毒抜きをしつつ水をほとんど抜いて、砂を足した。岩組と“ざり”は、取り出してある。ざりは、プラケにそれぞれ隔離。廊下に置いていた。
 新しい水を入れている途中で、プラケの1つがすっからかんになってるのに気づいた。脱走された!
 幸い、すぐに玄関を彷徨っていたところを捕獲。埃まみれになってしまったので、洗ってやる。みこりんが何ごとかと駆けつけていたので、「裸足で玄関に降りたらいかんねぇ」と言っておく。日頃、自分がよく注意されてる事なので、事態をすぐに飲み込んでくれたもよう。「くつはいてないで、どろどろになってまった」なんて相づちをうってくれる。さて、この機会に、ざりの性別を見てみようか。これまで確認してなかったのだ。甲羅をつかんで、裏返しに。うーん、1号はオス。2号は・・・・と、これもオスか。2世誕生はあり得ないなぁ。
 岩組を直してみたが、岩の構造的な問題で、1つは豪華に、もう1つは質素に岩穴ができてしまった。こんなに違いがあると、1号と2号で喧嘩になりはしないかと、少々不安。そろっと、2号から質素な方に投入した。1号は豪華な方へ。うまく馴染んでくれるだろうか。

 がらっと変わった環境で、警戒しているのか、真夜中3時現在、2匹とも岩の外に出たままだった。

釣り
 予定どおり、タテガミオコゼ=レッドインディアンフィッシュに餌をやってみることにする。針金を適当な長さに気って、先端をU字形に折り曲げ、クリルを装填。うまい具合に表に出てきてくれていたタテガミオコゼの鼻先に、すすっと針金の先端を接近させた。
 ゆーらゆら円を描くように回してみたら、興味を惹かれたらしい。じぃっと先端のクリル片を見つめている。さらに“おいしそうな舞い”を披露。さぁ、食いついておいで。
 お!口を開けた。食べる気になってくれたらしい。まるで噛みつくように、ゆらりと食いついてきたのだった。よーしよし、食べた食べた。続けて2つ目のクリル片。今回もすぐに食べてくれた。勢いよく口に入れすぎて、針金の先端がひっかかってしまうところだった。これが釣り針なら、いまのでヒットだ。
 水面へと逃げてゆく針金を、タテガミオコゼは追ってきた。やはりこいつも動くものならいいらしい。3つ目のクリルは、なぜか食べてくれなかった。さっき針金に噛みついたのがショックだったのだろうか。ちっちゃなクリル片2つでは、とうてい腹の足しになったとは思えないが、まぁ焦ることはない。じわじわ慣らしていくとしよう。

竜之介38日目
 最近、夜の10時を過ぎた頃からリビングの照明は、水槽から遠い方だけを点灯するようにしている。私が夜中の3時や4時まで起きていることが多いので、明るくしていたら寝ずに付き合ってくれるからだ。眠くなったら魚は寝るという説は、すべての魚にあてはまるわけではない、というのが私の下した結論である。明るいと、とことん起きているし、昼間、寝ている様子もない。睡眠不足は、魚にとってもよくないはずだ。
 で、竜之介&デバ水槽も、10時をすぎれば薄暗くなって、うまく寝入ってくれるようになった。じっとライブロックに絡まって、直立不動で身動きもせず。
 ところが薄暗くなって少々不便なことが。PCの手元が暗いと、画面との明るさの対比が大きすぎて、目が疲れてしまうのである。日記を書くにも支障をきたすようになってしまったので、スタンドライトを付けることにした。もちろんR360に光が入らないよう、ついたてを水槽の前に置いて。これで一安心・・・。
 でも、竜之介は気づいてしまった。さっきからついたて上から上半身を覗かせて、こっちを見てる。好奇心旺盛な竜之介らしい。ついたての向こうが気になるらしい。何か別の手を考えないとなぁ。

 今夜のイサザアミは、5匹。


2000.5.3(Wed)

カスミチョウ4日目
 今日は2回ほど追っかけられてるのを見た。まだ完全にうち解けたわけではなかったらしい。でも、頻度は確実に減っている。もう少しの辛抱か。
 少々白点の兆しが新入りの2匹に見られる。ヒレにうっすらという感じ。でも、餌食いはあいかわらずものすごい。新入りのために、今日は餌やりを5回ほどに増やした。なにはともあれ、食って体力つけさせねば。

ラプリピンク・ラス sp.
 APNにイサザアミを取りに行ったが、まだ入荷してなかった。新着魚がちらほらいたので、見て回っていると、ピンク色の可愛いベラを発見。“ラプリピンク・ラスsp.”というらしい。餌も食べるようなので、買うことに。1980円の2割引なので、けっこうお買い得。R360に入れる予定。
 その他、展示水槽にはタテガミオコゼが3匹に増えていた。先日ライブロック・ストック水槽に入っていたのに比べると、ずいぶん怯えている感じだ。

竜之介39日目
 イサザアミ温存のため、今日は餌抜き。竜之介は、新顔のラプリピンクラスsp.に興味を示して寄って行っていた。


2000.5.4(Thr)

カスミチョウ5日目
 昨夜遅く(ほぼ明け方)、新入り2匹に白点の進行を確認!中程度、顔などにも広がっている。いかにも痒そう。やはり追っかけられるストレスのためか。他の先住カスミチョウには、微塵も白点は見られない。その後、この白点はお昼ごろには消えていた。次回には爆発的に増殖してそうな予感。
 やはり夜になって白点が新入り2匹に復活。しかも、新入りは左右に1匹ずつ分かれてしまった。仲良く2匹でいたのに、何か仲違いに至る事件があったのだろうか。
 餌食いの勢いが少し弱くなった感じだ。先住カスミチョウやロングフィン・スナッパーを恐れ始めたように見える。あるいは白点+ストレスで、それどころじゃないのかもしれない。明日も注意深く観察しておこう。

ショップ巡り
 夕方、ブルーグラスへ行ってみた。淡水60に入れる適当な魚と、水草を探して。
 展示水槽では、一段とマニアックなカラシン類が入っていた。値段を見ると、どれもこれも海水魚かと思うような具合だ。スカーレット・ジェムは反対に大きく値を下げていた。1匹800円。他には、現地採集モノのアピスト類など。なかなか個性的な品揃えといえる。以前はこれほど突き抜けてなかったが、経営努力はここらへんのショップの中では際立っているように見える。
 ドワーフブルーテトラに惹かれたが、ちょっと思い直して買わず。水草“Hygrophila corymbosa "Siamensis 53B"”(\1500)を購入した。なかなか美しい葉っぱだ。

 次はAPNへ。新入りカスミチョウの白点大増殖の危機から救うべく、ヨウ素イオン殺菌カプセルSAP−2(サップ製)を5980円で購入。他、水草3種(ミクロソラム[旧称ミクロソリウム]1株に、クリプト類2株)、シュアー一缶。
 レジ前にいた薄いブルーのエビが気になったので聞いてみたところ、「川のモノ」という。サンゴ砂を敷いてあったので海のエビかと思っていたが、違うようだ。ザリガニの仲間とか。体長約12cmほど。ベースは白で、エアブラシで吹いたようにブルーが入っている。とても美しい個体だ。思わず買いそうになったが、値段を聞いて思いとどまった。あぁしかし、これをざり水槽に入れれば引き立つだろうなぁ・・・(ただ、ハサミが貧弱なので、あめざり“スーパーホワイト”の1号2号とは同居させられないとは思うが)



 帰宅後、さっそくSAP−2を海水2mにセットする。最初、余ってるRSD−40に接続しようとしたが、電源入れたとたんガリガリいう異音を発するので止めた。分解してみたところ、鉄心カバーが割れて、接触しているのを発見。このモーターは使えない。そこで、直接、吸入口に取り付けることに。こっちのモーターはRMD−700なので、パワーは有り余っている。しかもRMD−550も並列で回っているので、少々のパワーダウンは許容範囲だろう。ただ、こんなに高速で吸い込んで、確実な殺菌が行われるのかが不安なところだ。

 淡水60に買ってきた水草4株を植えた。一気に緑が充実していい感じ。クリプト、溶けなきゃいいけど・・・

ラプリピンク・ラスsp.2日目
 昨夜は、ヒーターカバーの中に入って寝ていた。今日も一日、ヒーターコードの付近でじっと固まっている。同居のデバは、滅多に追うことはないが、それでもやはり多少つつかれるので、警戒しているのだろう。カメレオンのような目玉の動きを見ていると、今は無きファイティング・ラスを思い出してしまった。

タテガミオコゼ
 今夜も釣り方式でクリルをやってみた。先にハオコゼ達にクリルを砕いてやっていたので、匂うのか前の方に出てきていたのだ。
 いきなり食いついてくれた。なかなか針金が外れず焦る。そのまま「ぷすっ」と刺さったらどうしよう・・・と操る手にも力が入った。
 ただ、このクリルは少々大きかったようで、もぐもぐやったあと、ぺっと吐き出されてしまった。そのあとも何度か針金にクリルをつけて目の前をゆらゆらさせてみたが、二度と食いつくことはなく。なかなか用心深い。
 腹が異様にぺったんこになってるのに気づく。こりゃあかん、というわけで、活きイサザアミをやってみることにした。ピンセットにつまんで、ほれほれ。逃げるイサザアミ。でもタテガミオコゼは興味を示さない。代わりにハオコゼが2匹ともひと飲みにしてしまった。なんとかタテガミオコゼに餌をたらふく食わす手はないものか。彼だけ隔離して、イサザアミをやってみるという手が一番確実そう。だが、こんなときに限ってイサザアミのストックが尽きかけなのだ。はやく入荷してくれないかな。


2000.5.5(Fri)

新入りカスミチョウ6日目
 明け方に、やはり少々白点がついてしまう。でも、昨日よりは格段に少ない。
 2匹は左右に分かれたままだ。落ち着ける場所を欲しているのだろうか。追いかけは、まだ少しある。餌食いは、昨日より良くなった。ロングフィン・スナッパーの近くまで突っ込んでゆく。ただ、向こうから接近されるのは苦手なようす。
 ここのところ頻繁に餌をやっているためか、シュアー缶を手に、水槽の前を横切って餌やり位置に向かっている間、カスミチョウ達5匹が、ざざざざっと隊列を組んでついてくる。このときは“先住”“新入り”の区別はないかのようだ。この群泳こそ、私の求めるもの。餌やり以外でも、はやくこうし5匹が群れる姿を見たいものである。

ヒゲ復活!
 ぬぼぉっとカイヤン君が泳いでる。なんとなく元気そうな感じ。でも、まだ拒食はおさまってない。ただ、最近は残り餌の状況が以前ほどひどくないので、もしかすると多少は食べていたりして?
 ところで今日は、うれしい発見があった。なんと消失していたヒゲが、復活していたのだ。向かって右側、根本からなくなっていたが、今見たところによれば、きれいに先端まで伸びている。生え替わったらしい。左側の折れてるほうは、そのままだったが、いずれこっちも修復されそうな予感。

食いつかない
 タテガミオコゼが、奥まった場所からじっとこちらの様子を窺っているような気がしたので、釣り方式で餌をやってみることにした。針金の先端にクリルをつけて、と。
 すぅっ、と鼻先に持っていってやると、「はっ!」と気がついたようなリアクションののち、思わず食いつくかという動作を見せた。でも、昨日のようにしょっぱなから食いつくことはなかった。
 何度かやり直してみたが、この日、タテガミオコゼはついに一度もクリルを奪っていかなかったのである。誘い方がまずいんだろうか。興味は示してるんだがなぁ。

慣れた?
 ラプリピンク・ラスsp.が、今日は積極的に前に出てきていた。餌をやってみると、デバにつられてフレークをつっつこうとするが、狙いがぜんぜんうまくない。慣れていないのだろう。なかなか口にすることができないようすだ。
 水中に散らしたやつも、1mm以下の微少サイズを数切れ食べたくらいで、ほとんど口に入っていない。ただ、水槽の外側にたまたまついてた白い小さな汚れに、猛然とアタックをかけていた。どうやら餌と間違えたもよう。なんか、いじらしい。


2000.5.6(Sat)

新入りカスミチョウ7日目
 今朝も明け方、白点が少々見られたが、昨日に比べると更に減っている。悪化しなくてよかった。このまま終息して欲しいが、まだまだ安心はできない。もっと体力をつけさせねば。
 今日もこまめに餌をやった。餌食いに心配な点はまったくない。いっとき見られた“怯え”のようなものも、今では嘘のようになくなっているし、買ってきた時に比べると背中の厚みが増した気がする。あいかわらず2匹が左右に分かれたままで、先住3匹と一緒に遊泳していないのは気になるが、とにかく生き残ることが重要だ。
 まだ少し追っかけられているものの、なんとか1週間を乗り切ることが出来た。次は一ヶ月の壁に挑戦だ。

餌に気づいたラス
 フレークを散らしてやったら、ラプリピンク・ラスsp.が今朝は積極的に水面をつっついて食べ始めた。だいぶフレークに慣れてきた感じだ。多少、突っ込みの勢いが強すぎて、水面を跳ねるようになってしまうのも、なにやら可愛げがある。そのまま水槽から落ちてしまわないかという心配はあるけれど・・・。


2000.5.7(Sun)

新入りカスミチョウ8日目
 やはり明け方と夕方に、うっすら白点の兆候があるものの、拡大はしていないようだ。他の先住カスミチョウなどにも、まったく白点は見られない。だんだん新入り達に体力がついてきた証かもしれない。
 左右に分かれたままの2匹だが、今日はかなりその場から離れて泳ぐようになった。先住も、多少追っかけるものの、以前のように激しくはない。ただ、新入り2匹の尾ビレや腹ビレに、少しつつかれて欠損した部分ができていた。先住カスミにやられたものかは不明だ。
 餌は今日もよく食べてくれた。

その名は“黒い幽霊”
 今度こそ、逝ってしまったと確信した。まるで横倒し。水底に横たわっているのだ。呼吸を確認。すこーし、ほんの少しだけ口がぱくつき、そのたびにエラがわずかに動いている。最後の時が来た・・・・。
 でも、万が一ということがある。今一度、水槽の灯りを消してみよう。気合を込めて、スイッチをオフにした。

 ブラックゴーストは、その名の通り、真っ暗になると活発に活動する。今夜もまた、彼はさっきまでの状態が想像できないほどに、元気な影を闇に蠢かせるのだった。またしても、騙されてしまうところであった。
 最近、ちょっと大きくなったような気がする。頭部の首にあたる付近に、くびれが出てきたようにも見える。ますます魚形態から遠くなっていくブラックゴーストである。


2000.5.8(Mon)

新入りカスミチョウ9日目
 白点はまだすこーしだけ付いている。でも、拡大していないのは確かなようだ。新入りに体力がついてきたことに加えて、やはりヨウ素が効いているのだろうか。自然治癒する場合だと、もっと早い時期に治っているような気もするし・・・。
 ただ、SAP−2をモーターの吸水口に装着した影響で、1.5cmほど水槽の水位が下がってしまった。これに関連して、排出口からの空気の巻き込みが大きくなって、水音がやかましくなった。やはりSAP−2は別の専従モーターに付けるのがいいみたい。

まだ釣れない
 夕方、タテガミオコゼが何かを訴えかけるように、水槽の前面に出てきていた。お腹はかなりへっこんでいる。やはり空腹なのだろう。他の魚のためにフレークを散らしてみたところ、激しく目で追い、ついには食いついてくる素振りまで見せた。それではと、ピンセットでクリル片をはさみ、目の前にゆーらゆらしてみたのだが、これには食いついてくれない。一応、見てはくれているけれど、どうも食指が動かないらしい。最初の針金で食いついてきたとき、針金が口に当たって痛かった記憶が残ってるんだろうか(考えにくいけど)。ピンセットにしても、警戒心は解けないのかな。
 生き餌として期待しているイサザアミは、今日もまたAPNに入荷せず。APNのほうで代替ルートの品を提示されたので、値段は倍になるが暫定的に2セット約200匹ほど予約した。早くいつものルートのやつが入荷して欲しいのだが・・・。

いつのまにか減っている
 みこりんが「見せて見せて」とせがむので、淡水60の様子を、抱っこして見せてやった。「ちーちゃぃ!」と喜んでいるのは、ブラックネオンを見てのこと。さらに「おとーさんもおるねぇ」と言うので、どれのことかと聞いてみたらどうやらコンゴーテトラのことらしい。「お母さんは?」と訪ねると、一番大きなブラックネオンを指さし「これ、おかーさん」と答えてくれた。
 ちょっと気になったので、ブラックネオンの点呼をとってみたところ、なんと9匹しかいない。最近までちゃんと10匹いたはずなのに。死体は見ていない。でも、いないってことは落ちたのだろう。うーん、いつの間に・・・


2000.5.9(Tue)

く、食われた・・・
 朝の水槽チェックの最中、玄関の海水60水槽を見た瞬間、イヤな予感に取り憑かれた。いないのだ。いつもならツンツン泳いでるハタタテハゼが。巣穴を覗き込んでみたが、もぬけの殻。こ、こここここここれはぁ・・・・・すかさずタテガミオコゼを探していた。ライブロックの奥に隠れるように、こちらを見ているタテガミオコゼ。その腹を、じっと目を細めて観察した私は、確信した。まちがいなく食われてしまったと。
 やってもぅた・・・。タテガミオコゼの意外に小さな口と、クリルの小片でも喉につっかえさせていた光景にすっかり油断してしまってた。肉食魚を侮ってはならない。特に腹を空かせているヤツは。そんな基本を忘れて私は、ハタタテハゼ(全長6cm)をみすみす生け贄にしてしまった。
 海水60水槽には、ハタタテハゼは欠かせぬ存在だ。Licも大のお気に入りだし、今回食われたのも、すでに3代目か4代目のハタタテハゼだった。特に今回のは長生きしていたので、残念すぎる。タテガミオコゼは別水槽に移さなければなるまい。だが、海水2mなどでは今度はタテガミオコゼが餌を捕れなくて落ちるだろう。R360にはラプリピンク・ラスsp.という、いかにも食べ頃の魚がいるので論外だ。となると、もはや残された手は1つしかない。専用の水槽を用意するのである。
 とはいっても、新規に1つ立ち上げるのは電気代の関係から無理。というわけで、キッチンの45cmジャパンブルー水槽を、タテガミオコゼ用に海水仕様の水槽へと切り替えることに決めた。幸い、もう1つのジャパンブルー繁殖水槽では、最近稚魚に恵まれず、過疎化が激しい。そこに45cmのジャパンブルーを移動させれば、万事丸く収まるはずだ。
 タテガミオコゼ水槽は、今週末には立ち上げ予定である。

勘違い
 
昨日の日記(2000年5月8日)でブラックネオンが1匹減っていたと書いたが、今朝もう一度点呼してみると、ちゃんと10匹揃っていた。どうやら昨日は数え間違えたらしい。落ちてなくてよかったよかった。


2000.5.10(Wed)

騒音対策
 明け方まで、みこりんが水疱瘡の痒さを訴えていたので、私とLicも一緒に起きていた。ようやく痒さが落ち着いたみこりんが、まず要求したことは「お腹空いた」で、朝食にはかなり早いが腹ごしらえすることに。
 家族そろってリビングでの食事。早朝ということもあり、周囲が静かなのでよけい2m水槽の振動音が耳に付いた。水音ならばまだ許せるが、今はモーターの振動音が壁を共振させて、非常に不快な周波数の音波を発している。屋外設置の配管が、かなりたるんでしまって壁穴に接してしまっているのだろう。今朝は時間も余ってることだし、ちょちょいと作業してくるとしようか。

 朝露の匂いが感じられる外気を、胸いっぱい吸い込んでから、モーター類を収めてあるワーディアンケースに向かった。日除けとしてかけてある寒冷紗を外し、配管を触ってみたところ、やはり穴に当たっている感じだった。さっそく針金で締め直す。壁に手をあて、多少マシになったかなというレベルで、いったん部屋に戻って効果を確認。・・・お!なんか静かになった気がする。あの耳障りなモーターの共振が減った。よしよし、今日はこのくらいにしておこう。
 モーターの置き場が、土を固めていない場所なので、いずれまた弛んでくるだろうが、当面はこれでOKだ。はやく濾過槽ごと屋外設置という根本的な作戦を決行せねば。


2000.5.11(Thr)

イサザアミ入荷予定
 APNよりメールと電話で連絡があった。明日、いつもの安い方のイサザアミが入荷するという。納期未定だったのだが、さくっと間に合ったもよう。なんにしても、今週中で良かった。これで竜之介にも腹一杯食べさせてやることができる。タテガミオコゼも他の魚を襲う必要はなくなるだろう(土曜日に立ち上げ予定のタテガミオコゼ水槽で、たっぷりイサザアミを食べさすとしよう)。
 今回予約してあったのが500匹なので、おそらく2ヶ月は持つはずだ。店の話では、イサザアミがどんどん海のほうに下っているとかで、採取してくれてる人が海での捕獲になれていないため、今後イサザアミがどうなるのか何とも言えない状況らしい。だから本当は500匹といわず、1000匹でも2000匹でも予約したかったのだが、それだけの数をストックするにはかなりの水量を必要とするだろう。維持するのは、それほど困難ではないが、問題は置き場所だ。
 願わくば、今のルートで安定的に供給されますように。別ルートのは値段が倍になってしまうからなぁ・・・


2000.5.12(Fri)

イサザアミ入荷
 というわけで、会社帰りにAPNに寄ってきた。酸素パックされたまま7つほど残っていたので、そこから5袋を選り分ける。1袋100匹ということだが、かなり大雑把に詰め込まれているらしく、100匹以上は確実に入ってそう。今夜はたっぷり竜之介に食べさせてやれる。
 あとはサンゴ砂を10キロ分購入。先にホームセンターで底面フィルタを買っておいたので、明日はさっそくタテガミオコゼ水槽のセットアップをしよう。
 前回いたはずの水色のザリガニが見えなかったので聞いてみたところ、死んでしまったとのこと。うーん残念。



 持ち帰ったイサザアミ500匹+αを、さっそくストック水槽へ移す。ものすごい数だ。大発生した藪蚊のようにも見える。水面で跳ねて、早くもぺたぺた貼り付いてしまうので、台所用の排水口ネットを切って開いて、水面ぴったりに浮かせてみた。なかなかいい感じにバリアになってくれている。
 竜之介には、21匹やってみた。ちょっと多いかな〜?とは思ったが、野生の生き物のこと、限界はわきまえているだろうと期待して、そのままコップに投入する。はたして竜之介は、すっぽすっぽ吸い込み始めた。立て続けだ。17匹までいったところで、なんだか動きがおかしくなってきた。口を激しく上下させたり、膨らませたり。“げっぷ”しているようにも見えた。どうやら食い過ぎたらしい。げっぷのついでに、口先から食べたばかりのイサザアミが、ちょろっと顔を覗かせたりしてる。少し休憩してから、さらに3匹を食べた。なんか無理に詰め込んでいるような・・・。
 結局、最後の1匹は食べきれず残ってしまった。20匹完食である。胃袋があると思われる部分が、ぷくっと膨らんでいるのが見える。これが竜之介の限界だろう。20匹・・・けっこう食べるなぁ。明日どのくらい食べるかが気になるところだ。


2000.5.13(Sat)

立ち向かう!
 新入りカスミチョウたちは、ときおり先住3匹と群れるようにして泳ぐ光景も見られるが、まだ多くの時間を両端で過ごしている。たまに追っかけられたりもしているのだが、今夜は画期的なシーンを目撃してしまった。
 なんと攻撃されていた新入りの1匹が(左隅にいるやつだ)、反撃に転じたのだ。背鰭をピンピンおったてて、果敢に先住を威嚇している。2倍以上も体格が違う彼らだが、これには先住もとまどったようだ。お互い、背鰭をつき合わせて睨み合い。一進一退の攻防は、およそ10秒ほど続いただろう。やがて先住は、ふっとその場を離れて行ってしまった。なんと新入りは撃退に成功したのである。
 もはやこの新入りが追っかけられることもあるまい。立派な“漢”になったのぅ(雄かどうかは不明だが)。
 去っていった先住カスミチョウは、憂さ晴らしするかのように、ほかのカスミチョウ(残りの先住2匹)に珍しく突っかかっていた。それに刺激されてか、ロングフィンスナッパーも、なんだか今夜は荒れている。いい刺激になってくれればよいが。


2000.5.14(Sun)

『タテガミオコゼ水槽』立ち上げ
 予定では昨日するはずだった『タテガミオコゼ水槽』セッティングを、ようやく本日午後から開始した。どうして水仕事をやる日っていうのは、こうも決まって上機嫌なお天気の日が多いのだろう。不条理な・・・。
 さて、タテガミオコゼを単独飼育する場所は、台所の出窓に置いてある36cm水槽である。今はジャパンブルー×イエローグラスが繁殖中。まず、彼らを移転させることから始めよう。
 蓋を外して、ジャングル状態のミクロソリウムをすべて取り出す。ガラス面は一面、緑に苔って、中の様子はほとんど伺い知ることはできない。手探りでの作業となった。取り出したミクロソリウムは、苺パックに山盛り状態。移転先でも、この繁殖力を維持してくれるか少し心配だ。
 続いてグッピーを網ですくう。ここは最近、手を入れてなかったのでかなり数が減っていた。20〜30匹というところか。水槽から生体と器具をすべて撤去してあとは、移転先の準備だ。脱衣所にある30cmジャパンブルー水槽、ここには5〜6匹しか残っていない。彼らには淡水60へ移ってもらう。稚魚がコンゴーテトラに食われないよう、ウイローモスも大量に添えてやった。新天地で子孫を増やして欲しい。余ったウイーローモスは、ざり水槽にも入れてやった。
 そして水換え&苔掃除。Licがこのまえやってたので、それほど汚れていなかったが、いちおうお引っ越しなので、キレイにしておく。新しい水をなみなみと注いで、台所から移住魚を連れてきた。といっても、彼らの先祖は元々この水槽で増えたグッピーなのだ。故郷への帰還ということもできる。
 台所の36cm水槽をキレイに丸洗いして、第一陣のお引っ越しは完了した。

 ここからは海水の作業となる。まずは敷き砂となる珊瑚砂を洗う。底面濾過に使うので、10キロ分ある。水槽立ち上げで一番時間を食う作業は、まさにこの砂洗いだ。36cm程度の水槽に使う分だけでも、40分は軽くいってしまう。念入りに何度も何度も、指先が折れんばかりに、洗って洗って洗いたおす。その昔、パソコン通信全盛期のこと。アクアな連中には、通常のオフラインミーティング(略称オフ)以外に、“砂洗いオフ”なる特別イベントがあった。文字通り、水槽用敷き砂を、参加者一同でひたすら洗うのだが、たしかにこれは一人でやるには気力の消耗が激しすぎる。今も、砂洗いオフは、生き残っているかは不明だが、おそらく世界でこの瞬間、同じように砂洗いをやってるアクアリストは少なくとも10人はいるはずだ(まったく根拠なし)。心の中で、仮想砂洗い遠隔オフなど想像しながら、砂を洗った。
 その作業が無事終了すれば、底面フィルタの設置となる。ホームセンターで買ってきた安いやつ。通常はエアリフトで使うが、今回、海水水槽とするので、パワーヘッドを使うことにした。幸い、以前R360水槽で使ってたパワーヘッドは1つ余っている(故障したかと新しいパワーヘッドを買ったあとで、じつは砂を噛んでただけというのがわかり、保管しておいたのだ)。取り付けるには、付属のパイプを適当な長さにカットせねばならない。金鋸で切って、準備完了。底面フィルタの設置が終わった。
 あとは洗い終わった砂を入れ・・・・そうそう、海水水槽の場合、海水を作ってやらないと終わらない。必要量は、およそ16リットル。でも、こんな少量ではかえって作りにくいものだ。ついでに海水60と海水R360の水換えもやることにして、トータル60リットルの(人工)海水を、130リットルバケツに作ってみた。
 タテガミオコゼ水槽に真新しい海水を注ぎ、種砂として海水60から二握りほど敷き砂を持ってきて、散らしておく。足りないようなら、後日追加だ。当面はこれで様子を見よう。
 いよいよタテガミオコゼのお引っ越しである。海水60からライブロックを取り出して、プラケにそっと追い込んでやる。なんだかタテガミオコゼの仕草は、なよなよっとしててどこか女性的なものを感じてしょうがない。面相は厳ついのだけど、そのギャップがなんともいえず、いい味出してるかも。新居に移ったタテガミオコゼは、不定期にぱたっぱたっと体を左右に揺らす動作をしながら、落ち着いてくれた。

 *

 続けて海水60と海水R360の水換えと苔掃除を行った。それぞれ20リットルずつくらい。海水60では、底面の砂がダムセルによって深く掘られてしまった箇所があったので、平らにならしておいた。ライブロックの岩組も、さらに小規模な変更などしてみたり。あぁそれにしても、ハタタテハゼがいないだけで、こうも寂しげな水景になってしまうとは・・・・・。

 海水が微妙に余ってしまったので(7リットル)、イサザアミ水槽の水換えもすることにした。ここは汽水なので、同量の淡水を加えて14リットルあれば、かなり本格的な水換えが可能だ。問題は古い水を抜くとき、稚イサザアミを吸い出してしまわないかということだが、これはグッピー用の産卵ケースごしに抜くことで対処した。500匹+αのイサザアミは、食欲もとてつもない。金曜日、買ってきたときから落ちていたのも入れてあったのだが、もはや跡形もなくなっていた。水作君Sが1つだけでは、濾過能力に問題ありありのような気がする・・・・。今日タテガミオコゼ用に改修した水槽で使っていたパワーハウスの濾過ポットを、流用すべきかも(エアポンプが余ってないので、後日対応だ)。
 脚立を出したついでなので、淡水60も水換え15リットル&苔掃除。またもや糸状藻が一部の水草に付着しつつある。アルジーイーター、がんばってくれ。明日からライトを消しておこう。
 淡水90も苔掃除。最近、一日1個入れてやっているカイヤン君の餌が、以前のように丸々残ったりしないようになった。誰が食べているのだろう。カイヤン君だったらうれしいことだが、なんとなくブラックゴーストのような気がする。

 最後に、海水2m水槽の苔掃除をしておしまい。午後1時から始めて、じつに4時間を費やしてしまった。
 タテガミオコゼは、入れてやったイサザアミ3匹を、さっそく食べてくれたもよう。でもイサザアミを腹の足しにさせようと思えば、50匹やそこらは必要な感じだ。別の餌を考えねば・・・。


2000.5.15(Mon)

クリルを食べた
 タテガミオコゼは、意外に人なつっこいことがわかってきた。台所に移ってきたので、よく人影を見る機会が増えたのだが、そのたびに寄ってくるらしい(Lic談)。今夜私がクリルを水中で揉み揉みしてやっていても、すぅっと水面付近まで上がってきたほどだ(いや、これは単に食い意地が張ってるだけかもしれないが)。
 じっと指で揉まれるクリルを見つめるタテガミオコゼ。やがて、ぱくっと来た。破片を飲み込んでいったらしい。水底に降りると、しきりにもぐもぐし始めた。飲み込んだ気配。クリルを散らしてみたところ、さらにもう1片に食いついてくれた。このやり方でクリルを食べてくれるならば、餌やりもラクなものだ。やはり単独飼育の環境が、餌付かせるのにいい効果をもたらしているのだろう。
 でも、ハタタテハゼを食ってしまったほどには貪欲に食いついてこないのが気になるが。ぺったんこだったお腹も、ほんのわずかに改善しただけだし。これから徐々に太らせていかねば。


2000.5.17(Wed)

画像更新
 今日は午後3時あがりという、かなり楽勝な時間的余裕があったので、植物観察のあとそのままデジカメ片手に水槽の画像データの更新を行った(まだサイトのほうには反映していないが)。竜之介の写真も、これまで一枚も撮っていなかったので、じっくり狙って「はい、ポーズ!」。今夜もタツにあるまじき激しい高機動を見せる竜之介。なかなかベストショットが得られない。Licは「お腹空いてるんじゃないの?」なんて言うのだが、そうなのか?竜之介。というわけで、今夜はイサザアミ12匹をやってみた。でもやっぱり、明るいと泳ぎまくる竜之介であった。
 あと撮ってないのはタテガミオコゼ水槽。こちらも早々に更新せねば。


2000.5.16(Tue)

消えるタブレット
 カイヤン君の水槽には、ここのところ毎晩、プレコタブレットを1つだけ入れてやっている。まだ目の前で食べるところを見ていないので、以前のような食欲が戻っていないことは確実だ。でも、先週あたりには、翌朝ふやけた状態でまるまる1個残っていたのに比べて、最近は痕跡が見あたらなくなってきた。もしかすると、カイヤン君が食べているのかもしれない・・・と希望的観測などしてみたり。
 夜も、ブラックゴーストと共に活発に泳いでいるようだし、ちょっとだけ変化が出てきたような気もしないではない。無事、拒食が治りますように。


2000.5.17(Wed)

画像更新
 今日は午後3時あがりという、かなり楽勝な時間的余裕があったので、植物観察のあとそのままデジカメ片手に水槽の画像データの更新を行った(まだサイトのほうには反映していないが)。竜之介の写真も、これまで一枚も撮っていなかったので、じっくり狙って「はい、ポーズ!」。今夜もタツにあるまじき激しい高機動を見せる竜之介。なかなかベストショットが得られない。Licは「お腹空いてるんじゃないの?」なんて言うのだが、そうなのか?竜之介。というわけで、今夜はイサザアミ12匹をやってみた。でもやっぱり、明るいと泳ぎまくる竜之介であった。
 あと撮ってないのはタテガミオコゼ水槽。こちらも早々に更新せねば。


2000.5.19(Fri)

変色
 帰宅後、いつものように餌やりをしていると、Licが“ざり水槽”を見て驚きの声を上げている。なんと、純白だった“あめざりスーパーホワイト”の腹部(甲羅も含めて)が、まるで打ち身の青染みのように、暗い群青色に染まっているのだった。はっきりと見えるのは1号だが、2号もなんとなく同じ症状のような雰囲気である。岩から覗いている甲羅の後ろ半分が、いつもより薄暗い感じに見える。
 最近変わったことといえば、水槽の中に、大量のウイローモスを入れてやったことくらい。もしゃもしゃと食べていたようだが、まさかこれが原因だろうか?あるいは、もともと赤いあめざりの、突然変異で白く産まれた個体だから、何かの拍子に色素が元に戻ってしまうこともあったりして。でも、赤というよりは、確実に青に見えるしなぁ。
 このままどんどん変色が進んで、“青いあめざり”になったりすると、それはそれで楽しいんだけど。はたしてどうなることやら。明日になったら、脱皮して元の色に戻ってる・・・というのもありそうな予感。

食った
 タテガミオコゼが、ようやくまともにクリルを食べてくれた。
 水面付近でゆらゆらやっていたら、今夜もゆらりと上昇してきたところまでは一緒。でも、ここからがいつもと違っていた。ホバリング時間が異様に長かったのだ。諦めることなく、水上の“指”を狙っている。そっちじゃなくて、クリルを見ておくれと、何度も心の中で念じてみたが、一向に通じる気配がなかった。今回もダメだったかと、クリルを手放そうとしたまさにその瞬間、タテガミオコゼは食いついてきたのである。
 しかもかなりでかい肉片だ。以前、一度だけこのサイズより少し小さい肉片に食いついたことがある。あのときは、あっさり吐き出されてしまった。今回も、なんだか飲み込むのに四苦八苦しているもよう。激しくエラを動かして、口を何度ももぐもぐさせている。エラからは、粉々になった肉片の一部が吐き出されていた。思わず拳を握る手にも力がこもる。吐き出すなよぉ・・・・。
 いったい何分、そうやって見つめていただろうか。やっとタテガミオコゼの動きに落ち着きが見られるようになった。腹の中に収まったと見える。この調子で、クリルの味に慣らしていこうと思う。


2000.5.20(Sat)

タテガミオコゼの食性
 ハタタテハゼを食ったことからも、タテガミオコゼが魚食(あるいは肉食)性の魚であることはおそらく間違いない。オコゼと名前がついてるし、いかにも食いそうな面構えなので、いまさら何を言い出すやらというレベルの話というのはわかっているのだが、ここ最近、クリルで餌付かせようとしていて、どうにも気になる事が出てきたのだ。
 いつもクリルをやるときは、指でつまんで水面付近で音をたてて握りつぶし、揺らしている。それに気づくとタテガミオコゼは、すぅっと上昇してきて鼻面を上げ(まるで金魚の鼻上げ動作のようなイメージ)、餌を探す。ところが、明らかにクリルとは別の方向を探っているのだ。これまでも何度か日記にも書いたと思うが、タテガミオコゼは水面のクリルを餌とは認識していないらしい。それよりも、水上に存在する指や手を、餌だと思っているのだろう。漠然としたその推測が、今夜の餌やりで、だんだん確信に変わってきた。
 タテガミオコゼは、明らかに水上に狙いをつけている。そのうち、何かの拍子に水面のクリルに気がつき、食べてくれることもあるのだろう。今夜もとりあえずクリル片を1つ、食べさせることが出来たし(最初、手から食べてくれたクリル片は、大きかったのか吐き出されてしまったが、水面に浮かんで水流に流されてたクリル片のほうは、しっかり飲み込んだようだ)。

 ・・・・・・、今、ふっと思い出したことがある。この症状は、竜之介のソレに酷似しているのではなかろうか。R360に直接イサザアミを入れてやってたときは、イサザアミより投入用のスポイトに執着してしまって困ったものだ。今でもスポイトで誘えてしまうし。もしやタテガミオコゼは、私の指を、竜之介におけるスポイトと同様に、“餌”と強く関連づけてしまったのかもしれない。こっちの仮説のほうが、すっきりするなぁ。じつは、さっきまでは「タテガミオコゼ=アーチャーフィッシュ」説を思い描いていたのだ。アーチャーフィッシュは、ご存じの通り、鉄砲魚ということで、水上の虫などを狙って食う。タテガミオコゼも、同様に水上の生物を好んで食っていたのでは・・・などと想像していた。
 でもどうやら「指=食い物」説が有力っぽい。となれば、餌やり方法は、竜之介と同じく食事時だけコップなどに隔離して専念させるのがいいのだろうか。竜之介が、動かない死んだイサザアミでも食べたように、タテガミオコゼも動きがなくともクリルを食べてくれるかもしれない。現に、今日は水面を漂っていたクリルを食べた。
 要検討である。


2000.5.21(Sun)

ピンセットでもダメ
 どうやら“指”に執着してしまったらしいタテガミオコゼのために、今夜はピンセットを使ってクリルを水面で揺らしてみた。海水60に入れてた時には、釣り方式の一オプションとしてピンセットを使ったこともあるが、今回はピンセットを水中に入れていないところが違う。あくまで指の代用品というわけである。
 ところがタテガミオコゼは、やっぱり水上の“なにか”をしきりに食べたそうに、何度も食いついてきた。クリルになど目もくれず。クリルはすでに何度か食べているため、これが餌だという認識はあるはずだった。でも、それ以上に水上の“なにか”の方が魅力的に見えるようだ。さて困った。どうやったらクリルだけに注目してくれるか、良いアイディアを思いつかねば。


2000.5.22(Mon)

深夜の苔掃除
 真夜中の3時過ぎ、まだ起きていた私は、タテガミオコゼ水槽の茶苔が気になり始めてきた。昨日はまだ美しいガラス面だったというのに、たった一日で窓側に面した3面が茶苔に覆われてしまっている。あっというまの変貌だった。昨日、今日と、初夏を思わせる蒸し暑い日が続いたのが決定打になったかも。
 このまま放置していては、明日にはもはや内部を覗き見ることさえ叶わぬ状況になっているやもしれない。そうなってからでは手遅れだ。よぉし、今やろう。苔掃除を。
 台所の蛍光灯をつけると、タテガミオコゼが何事かとこちらを見やった。つぶらな黒い瞳に、私はどんな風に映っているのだろう。人なつっこいその表情を見ていると、寝不足で荒んだ心も、癒される思いである(だから寝不足にならないように、とっとと寝ればいいんだけど、スパロボαの発売日を間近に控えていては、そうも言っていられない)。
 水槽の蓋をとり、ティッシュで茶苔を拭ってやる。窓側のは、かなり頑固に付着しているようで、つるんつるん滑ってしまう。あと1日遅れていたなら、もはやティッシュなどでは太刀打ちできなかったことだろう。5〜6回ティッシュを替えて、なんとかクリアなガラスを取り戻すことに成功した。タテガミオコゼは、じっとおとなしく作業を見守ってくれていて、海水60のハオコゼのようなスリリングさとは無縁だった。
 あとは残り餌を取り出してしまえばOKだ。クリルの食べ残しが、少しばかりふやけて水に舞う。網でかき回しつつ、大きな塊を取り除いた。水流に翻弄されるタテガミオコゼ。明日は残さずクリルを食べてくれるだろうか。
 所要時間10分ほどで、お掃除終了。さて、寝よう。今週はまだ始まったばかり。


2000.5.23(Tue)

惹かれる色
 タテガミオコゼの入っている水槽は、台所の出窓に乗っかっていて、その隣には水切りカゴがあったりする。洗った食器をカゴに並べていて、Licが興味深いことに気がついたようである。
 何かと言えば、タテガミオコゼは『赤いお皿が好きらしい』、ということだ。みこりん用のお皿に“真っ赤”なのがあって、たまたまそれを水切りカゴに立てておいたら、タテガミオコゼがそれめがけて何度も何度も突撃を繰り返していたらしい。他のお皿ではそれほど激しい反応は見られないことから、その赤いお皿が、タテガミオコゼの興味を惹く何かを持っていたと思われる。魚の視覚が人と似通った可視光線に反応するとすれば、やはり“赤い色”というのがポイントになりそうな予感。
 それにしてもなぜ“赤”なのか。興味は尽きない。


2000.5.24(Wed)

なんだか元気がない
 ここ数日、プテラポゴン・カウデルニィが水槽の左隅で、じっとしていることが多い。餌もとらず、水底につかんばかりに低く貼り付いているのだ。眠っているときなどは、よくそうした姿を見せるときはあっても、昼間からこんな状態になったのを見たのは、記憶にはない。
 このメスはとにかく丈夫で、これまで2度の水槽の危機を乗り越え、何度も産卵をし、生き抜いてきた個体である(水槽での飼育年数は2年3ヶ月ほど)。ただ、昨年4月にペアだったオスが死んでからは、少し雰囲気がおとなしくなった気はするのだが。  そういえば死んだオスもその数週間前から、ちょうどこんな感じに水底付近にたたずんでいたような。だがあのときはお腹もぺったんこだったし、見るからにやつれていたが、このメスはまだ元気そうに見える。とにかく餌を食べてくれれば安心できるのだが、いっこうに興味を示さないので心配だ。
 新しい仲間を入れてみようか。でも相性が悪いと逆効果だし。。。悩ましいところである。


2000.5.26(Fri)

黒いワッカ
 淡水60の水草に、今朝、異変を見つけてしまった。苔はすっかりなくなってキレイなものなのだが、薄い葉っぱにまるで黒いワックスをかけたかのように円状の模様が無数に入っていたのだった。症状が出ているのは、この1種類だけ。あとのは別段、変わったところは見られない。
 まっさきに思い浮かんだのが、アルジイーターである。糸状藻殲滅要員として投入してあるこの2匹は、じつに有能な働きぶりで、もはやこの水槽に苔の形跡は微塵も残っていない。そのすばらしい食いっぷりは、苔がなくなった今、水草に向けられているのだろう。葉っぱがごついタイプなら耐えるが、紙よりも薄く柔らかなタイプの水草では、致命的にちがいあるまい。
 プレコタブレットを入れてみよう。それでなんとかならなければ、淡水90に移ってもらうしかないかな。

プテラポゴンの危機
 水流に翻弄され、あらぬ方向へ流されていったり、風に舞う木の葉のように頼りない泳ぎ。プテラポゴン・カウデルニィの危機である。
 よく見れば、あらゆるヒレがばさついており、急速に弱ってきている状態だ。買ってきたときから大きさがほとんど変わっていないことから考えても、その時すでに生まれて2年やそこらは経過していたと思われる。すると、現在の推定年齢は4〜5年、あるいはそれ以上ということになる。プテラポゴン・カウデルニィの寿命がいったい何年なのかはわからないが、Licによれば須磨水族園に2年前に群で飼われていたプテラポゴン・カウデルニィが、今年は激減していたという。日本にこの魚が入ってきてから、まだ5年も経っていない(はず)。飼育環境下では、そのあたりがひとつの境目になるのだろうか。


2000.5.27(Sat)

ぺたっ
 昨日くらいから、カスミチョウの新入りの1匹が、水底にぺたっと横になる姿を見かけるようになった。最初、落ちそうなのでは?と心配したのだが、特にそういうのでもなさそうである。横になってるときは、体色も黒っぽく変わっているし、どこかに隠れるつもりでそうやってるのかもしれない。これまでカスミチョウを飼ってきた中でも、このような仕草は初めてみたような気がする。単に遊んでるだけという可能性もあるが、これからも気を付けて見ていようと思う。


2000.5.28(Sun)

色が変わる
 今夜初めて気がついたが、ラプリピンク・ラスsp.は、夜眠いとき(あるいは休んでいるとき)、体がまだら模様になる。普段はピンク一色(尾の付け根に黒いスポットがあるだけ)なのだが、このときは部分的にピンク色が抜け、体が透ける箇所ができるようだ。
 ぱっと見、別種かと思うほどイメージが変わる。こんなに目立つ変化なのに、どうして今まで気づいてなかったかといえば、彼は眠るときいつもヒーターカバーの内側に入り込んでいたからだ。それが昨日あたりから、モーターの横に出てきてくれている。だから気づくことができた。なぜそんな場所に出てくるようになったかというのは、謎だけど。


2000.5.29(Mon)

寝てる?
 諸般の事情で帰宅が遅くなり、タイマーの切れたリビングの水槽群は、真っ暗闇だった。いや、1つだけ海水R360の小さな蛍光灯だけがついていたのだ。でも、たっぷりの闇に吸い込まれて、役には立っていなかった。
 当然、魚達は眠っていた。灯りをつけても、まだぼやぁっと寝ぼけている。とても餌を食べられる雰囲気ではない。唯一、灯りの残っていたR360だけが生き生きとしており、中で竜之介がこちらを見ながら「腹減った」と訴えていた。

 竜之介のためにイサザアミを持ってきてやったら、いつもの習慣で、ついタテガミオコゼにもイサザアミをやってしまっていた。寝ぼけているのは私のほうだ。動きの鈍いタテガミオコゼを見て、どこか悪いのではないかと心配していた。
 タテガミオコゼは寝ぼけていただけなのに、私はなかなかそのことに気づかないでいた。イサザアミの位置を指で教えてみたり、水槽の蓋をこんこん叩いてみたり、一生懸命タテガミオコゼが元気である証拠を探そうと必死だった。だから、むくっと顔を上げて(そういう風に感じた)上昇してきてくれたときは、ほんとうにうれしかった。起こされたタテガミオコゼにしてみれば、いい迷惑だったかもしれないが。
 今宵タテガミオコゼはイサザアミを10匹食べてくれた。


2000.5.30(Tue)

はまってる
 海水60のやりやり君が、先週くらいからライブロックの穴にはまっている。以前、ハタタテハゼと同居していた穴だ。宿に使ってるツメタガイが、穴にひっかかって出てこれなくなっているのでは?と心配してしまうほど、微動だにしない。クリルを散らしてみても、以前のようにがっついて出てこないので、だんだん心配になってきた。
 そこで、ちょっと指でつっついてみることにした。指先の感触では、生きているもようだ。ひっかかっているわけでもなさそうで、軽く動く程度にすかすかだった。「出ておいで〜」とさらに押し出したところ、ぶらん、と宙ぶらりんに穴の縁に取り付いて離れない。無理に出すのもいけないかなと、様子を見ていたら、さささっと穴の中に戻っていった。
 何か気に入っているらしい。ハタタテハゼとの思い出を懐かしんでいるわけではなさそうだが、餌も食べずにっていうのはどうしたことだろう。心配の種はなかなかなくならない。

2000.5.31(Wed)

口元の変形
 新入りカスミチョウの一匹が、口先を負傷していたのは買ってきてすぐのことだった。以前、同じような怪我をしていたカスミチョウがAPNにいたのだが、これは傷口がヘンに癒着してしまって口がほとんど開かなくなり、餌を食べられず、結局、落ちてしまったらしかった。だから、そうならないようにと願っていたのだが、今朝、カスミチョウ達にシュアーをやっていたところ、その個体が餌を取りこぼしてばかりなのに気がついたのだった。
 食欲はあって、何度も餌に突進してゆくのだが、口先にひっかかってしまってそれ以上中に入らない。口元をよく観察してみると、なんだかおちょぼ口になってしまっていた。怪我してた部分が、癒着しているようだった。まずい状況である。
 それでも群れから離れてゆっくり食べる分には、なんとか大丈夫そうだった。餌を奪われないように焦って食べると、とたんに取りこぼしている。フレークも併用しなければならないかもしれない(たぶん、フレークなら食べることができそうな感じ)。


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