Red Indian Fish
『Red Indian Fish』についてのメールをもらってから(2000年5月1日の日記参照)、いつか調べなきゃと思っていたのだが、ようやく今日、時間がとれたので手始めにWebの検索からやってみることにした。やはりこういうときには海外サイトが頼りになるにちがいない。サーチエンジンで検索をかけてみたところ、膨大な数のヒットが・・・・。海水魚においては、“Red”“Indian”という単語は、“紅海”、“インド洋”にも該当することから、余分なものが大量にあるようだ。“オコゼ”やその近縁種を英語でなんて言うのかわからなかったので、なかなかうまく絞り込めず、情報の海に溺れそうになったとき、やっと1件見つけることができたのだった。
我が家の『タテガミオコゼ』
それがこのページである(http://jervisbay.com/b16.html#indian)。「Red Indian Fish」と題された画像に、私は「ぞくり」とした。こ、こわい。いったいこの形状をなんと表現すればよいだろう。逆さブラックゴーストか?背鰭と尾鰭が渾然一体となって融合しているさまは、ウナギなどから受けるイメージともほど遠く、あり得ざる組み合わせのような気さえする。それにその派手派手しいオレンジ色の体とも相まって、その顔面の妙さは際だっていた。魚類というより、やっぱり怪獣、いや超獣(『ウルトラマンA』より)に近い。
うちのタテガミオコゼとの類似性は、かなり認められるものの、細部で若干の違いが見受けられる(背鰭と尾鰭がつながっている部分、体色、額より鼻面が低いなど。ほかに目玉がちょっと小さいように見え、このせいでオコゼというよりイザリウオのイメージにも近くなっている)。いずれにしても近縁種には違いなさそうである。あるいは地域変種の可能性も。こういう形態の魚を、『〜 Indian Fish』というシリーズで呼んでいるのかもしれない。