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今月分は、『お魚日記』から“クラゲ”に関する部分を抜き出し再編集したものである。 |
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1999.10.9(Sat)
孵化率低下
いつものようにクラゲにブラインをやろうとスポイトで吸ってみたところ、なんとほとんど孵化していないことがわかった。最近帰りが遅かったので、ずっとクラゲの給餌はLicがやってくれていたのだが、たしかにブラインの孵化率は落ちてきていたらしい。でも、今夜の状況はあまりにひどい。孵化率1割以下なのである。
先週はこんなに悪くなかったはずだ。コンスタントに8〜9割は孵化していた。いったい何が原因だろうか。ブラインの卵は1kg缶であり、開封からかなり経ってしまったため劣化が目立ってきたのかも。
グッピーも最近ベビーラッシュのため、ブラインは欠かせない。今夜孵化した数少ないブラインを、慎重に未孵化の卵から選り分けて、配給しなければ。
明日も孵化率がこんなに悪いと困るので、新しくセットした卵の投入量は、いつもの倍にしておいた。はたしてどんな結果になることやら。
1999.10.11(Mon)
海水交換
海水60水槽と、クラゲ水槽の海水交換をした。約2ヶ月ぶりである。
60のほうは、苔取り要員のシッタカ貝がいなくなってしまったので、若干茶苔が目立っている。だが、底面の敷き砂には苔が付着していない。砂の中に潜んでいる無数の生物のおかげだろうか。
130リットルバケツで、新しい海水75リットル分を、まず作っておき、60水槽で30リットル、クラゲ水槽で30リットル(全交換)という具合である。60は、単に少し底面の毒抜きしたくらいで、あとは単純な入れ替え作業のため楽勝だったのだが、クラゲ水槽はクーラーの取り外しなどの作業もあり、やや時間をくってしまった。だが、ガラス面の緑苔をこそげ落とし、苔まみれの塩ビ板を撤去すると、見違えるように美しい水景ができあがる。そろそろ“くらげ日記”のほうも、再開しようかという気になるから不思議だ。
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省略
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1999.10.18(Mon)
大やけど
朝、クラゲ水槽を見たら、いつもならふよふよ泳いでるクラゲの姿が見えなかった。悪い予感がして、探してみたら、ヒーターに貼り付いているのを発見。あわてて取ってやる。
日曜日、ヒーターと敷き砂との隙間に、クラゲが挟まりそうだったので、ヒーターの位置を上にずらしていたのに、まるで磁石が黒板にくっつくがごとく、ぺたっと貼り付いていたのであった。遅ればせながら、ヒーターカバーを付ける。
クラゲの火傷は、脚の半分と、傘の一部であった。脚は、だいぶ溶けてしまったようだ。傘のほうは、なんとか無事そうだが、火傷はあとになってみないと被害は正確にわからない。心配である。
帰宅して、クラゲを見てみると、火傷はかなりひどいらしく、脚は2本を残して完全に溶けてしまった。傘も幅1cm奥行き2mmくらい真っ白になってしまった。気のせいか、傘のサイズが小さくなったような。水分が流出しているのかも。
だが、このくらいの傷ならば再生するはずだ。問題は、再生のあと、体力を使い果たしてしぼんでしまわないかどうかである。ブラインを食べてくれるだろうか。今日は、とても無理そうだが、明日に期待しよう。
1999.10.20(Wed)
クラゲ
火傷の傷は、ふさがったようだ。ブラインをやると、2本の脚でとにかく食べてくれている。なんとか再生の元気を快復してほしいものだ。
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