シュアー缶 カスミチョウ用の餌として常用しているシュアーを、ついに使い切ってしまった。APNに行けば新しいものを買えることは確実なのだが、年度末の常として先月から始まった道路工事によって大回りを余儀なくされており、どうしても足が遠のいてしまう。というわけで、別のペットショップに在庫があることを期待して、買いに出た。 が、あったのはSサイズのシュアー缶のみ。必要なのはMサイズ。かなり悩んだ末に、カスミチョウ達にはしばらくフレークとクリルで耐えてもらうことに決めた。来週には、なんとか間に合わせてやらねばなるまい。
水、やや温む 近頃タナゴが、元気な姿を見せてくれるようになった。朝の餌やり時に、特にその変化は顕著にあらわれている。水面に浮かんだフレークへの突っ込みにも、かなりのキレが感じられ、食欲も増進しているようだ。水温の変化を、敏感に反映しているように思える。 タナゴは我が家の魚達の中でも、寒さにはめっぽう強かった。そのタナゴをして沈黙させるほどの2月だったが、徐々に春の気配は近づいているらしい。 そんなタナゴの動きと比べて、90cm水槽の方のオイカワ達には、まだ目立った変化は見られない。動きもわりと緩慢で、餌を発見しても、かなり近くまで落下してこない限り、自分から積極的に食べに行く気力がさほど感じられないのだった。 それでも水槽内には、冬には見られなかった変化も、少しはある。昨年の夏にみこりんが小川で獲って来たモノアラガイが、活動を再開したのだ。岩の上を、のったりのったり這い進んでいるその姿は、冬季にはまったく見られなかった光景だった。 やがてオイカワ達も、活気付いてくるのだろう。その前に、一度この水槽も水換えしておこうと思う。
二枚貝の中 すこーしだけ口を開いた二枚貝の上に、トビムシが1匹、乗っかっているのに気がついた。海水R360水槽では、クリルを毎日1個やるようになってからというもの、トビムシ天国になっている。だから貝の上に乗っていたとしても別段不思議ではなかったのだが、なんだか妙な胸騒ぎを覚えて、そのまま観察することにした。 見つめるうちに、そいつはかさささっと二枚貝の中に入っていってしまった。しかし、二枚貝は口を閉じるでもなく、平然としている。な、なぜだ。なぜ貝は動かないのだ。 近寄って、横から貝殻の隙間を覗き込んでみた。じぃぃっと見ていると、突然、中からさっきのヤツが飛び出してきた。あっというまに、そのまま岩陰へと隠れてしまう。むぅ…。暗くて貝の中がよく見えないので、懐中電灯を取りに戻った。 ぴかっと照らしてみると、貝の中は空っぽだった。頭の中を響き渡る「がーーーん」の音。先月までは確かに生きていたのに。このライブロックにくっついていた二枚貝の中では、一番のお気に入りだったのに。いつのまにか、きれいさっぱりなくなってしまっていたとは。 ショックすぎる。 不安になったので他の二枚貝の様子を見てみたが、こちらはどうやら大丈夫そう。何が原因で溶けてしまったのか気になるが、まさか生きながらにして食べられてしまったなんてことは…。 新たなライブロックを追加してみるのも面白いかな、と思う今日この頃。
陸ヤドカリの動向 「やどかりさんが、きにのぼってた」と、みこりんが報告してくれた。“やどかりさん”とは、リビングに置いてある陸ヤドカリのことである。 昼間の陽気に誘われて、ケージ内に入れてある木の枝を探検していたのだろう。先月あたりから隠れ家に引っ込んだままぴくりとも動かないので、少々心配していたのだが、生存が確認できて一安心。 このまま2回目の春を迎える頃には、また脱皮が待っているかもしれない。砂を足しておいてやらねば。
温度センサ シュアーを買いにAPNへ。目的のものはすぐに見つかった。これでカスミチョウ達も安泰だ。 レジにて、水槽の近況など話していると、話題は自然に我が家の海水2m水槽の水温異常のことになっていた。温度センサの数値は、いまだ27.5度を表示している。尋常ではない。でも、水槽に手を入れてみると、数値ほどには水温が上がってはいないのではないかと思われる。そう私が言うと、店長はなにやら心当たりがあるようだった。デジタル式の温度センサの中には、海水に対応してないヤツもあるらしい。センサ部に、徐々に海水が入り込んでしまって計測値がズレてくるんだとか。 まるでこのシチュエーションがあらかじめ用意されていたかのように、レジの前には“お薦め品”として日本動物薬品株式会社製の『マルチ水温計』(もちろんデジタル式)が並べてあった。気温も水温も計れるタイプで、しかも最高・最低温度のメモリ機能もついている。おまけにバックライト付き。海水使用にも耐えるという。これで980円とは、おそるべし。 迷うことなく1つを手に取っていた。最高・最低温度のメモリ機能というのに、もっとも惹かれていた。これで夏場の温度変動も把握できるはず。 結局、本日の買物は、シュアーにブラックホールにマルチ水温計の3点となった。…来週こそは、水換え、しよう。
カスミチョウの苦手なもの 買って来たシュアーをカスミチョウ達にやってみると、やはりクリルやフレークとは違った勢いを感じることができる。よほどうまいのだろう。ところが、そのうち気になることが1つ。 水槽のアクリル面に近い場所でシュアーを落下させた場合と、水槽の中ほどで同様にした場合とでは、カスミチョウ達のつっこみ具合に明らかな違いがあるのだった。アクリル面付近では、どうしたわけかカスミチョウ達は落ちて行くシュアーをあまり追いかけていかないのだ。その結果、水底にたくさん転がってしまうことになる。アクリル面から離れた場所だと、がんがん食べ尽くしてしまうというのに、この違いはいったいなんだ。しかもこんな状況は、これまであまり記憶にない。以前は、アクリル面付近だろうがどこだろうが、落としてなるものかという気迫が感じられたものだが。 もしやカスミチョウ達はアクリル面にびっしりと貼り付いた、“苔”が嫌いなのではなかろうか。ぺったりとアクリル面を覆った苔を見て、そんなことをふと思う。…まさか、な。
水温異常は結局 さて、日曜日に買って来たおにゅうのマルチ水温計を、さっそく海水2m水槽に装着してみているのだが、結果はというと…。やはり、というか案の定というか、マルチ水温計が示す水温は“24.7度”であった。これまでの水温計は、あいもかわらず“27.7度”である。どっちが正しいかは、明らかだろう。 つまり、水温計が壊れていたのだ。 この冬、私を悩ませた海水温の異常は、こうしてあっけなく解決した。それにしても微妙な壊れ方をしたものである。もっと極端な数値が出てればはっきりわかったものを。まぁしかし、これで一安心だ。どこも水槽システムの方に異常がなくて、ほんとうによかった。
予定は未定 さぁ水換えだ。と昨夜までは思っていたのに、ひどい寒気と頭痛でダウン。どうも風邪をひいたっぽい。水槽のことがずっと頭に残っていたが、ここで無理をして来週仕事を休まねばならなくなっては元も子もない。 一日中、横になって過ごした。来週こそ、来週こそは、きっと…
生き残っていたのも 睡蓮鉢が、からっからのように見えたので、花壇の水遣りついでに水を足しておいた。中の水生植物はすべて枯れてしまっているのだが、なんとなく睡蓮鉢の中に水がないというのは自然じゃない気がしたので、そうしたのだった。 しばらくして、睡蓮鉢の中に、なにやらオレンジ色っぽいモノがいるのに気が付いた。な、なにやつ!? 近寄ってみると、それは1匹のメダカであった。正確にはヒメダカである。なぜ、メダカがこんなところに…。やがて蘇ってくる昨年の記憶。そういえば、初夏の頃、Licがメダカを買って来てこの鉢の中に放していたような気がする。冬の間、その存在をすっかり忘れていたのだが、よもや生き残っていたヤツがいようとは。 さっそくみこりんを呼んできた。みこりんは、文字どおりすっとんできてくれた。よほど興味を惹かれたのだろう。なにしろ、さっき睡蓮鉢の中に水を入れるとき、みこりんも一緒に見ていたのだから。何もないと思っていたところに、メダカがいたというのは、かなりショッキングな出来事に違いない。 みこりんは睡蓮鉢に泳ぐメダカを確認すると、カップを手にして、捕まえようとしている。確かめたいのだろう。その姿をあますところなく。でも、素手ではなかなか苦戦しているようだ。 熱帯魚用の網の存在を、みこりんに思い出させてやり、ほどなくしてメダカはカップの中に入ることになった。改めてじっくりその姿を観察してみると、ヒメダカとはいえオレンジ色がかなり強くヒレ等に出て来ているのがわかる。金魚といっても通用するのではないかとさへ、思ってしまうほどだ。 美しい。もしやずっと直射日光を浴びてきた結果なのだろうか。最初から、これほどオレンジ色は濃くなかったような気がする。 カップの中のメダカを、みこりんはプラケに移して飼いたそうだったけれど、いきなり環境を激変させてはまずかろうと思ったので、もとの睡蓮鉢に戻しておくように言った。みこりんは何故かと問うたが、「めだかさんも、おうちにいるのが一番いいんだよ」という私の言葉に納得したのか、素直に従ってくれた。 ところで睡蓮鉢に生きていたモノは、メダカだけでなかった。モノアラガイも多数、生き残っていたのだ。10匹以上いる。なぜこんなにいるのだろう?と私が問うと、みこりんは「たまごでふえたの」と言う。なかなか鋭いみこりんであった。
活気付く頃 夜はまだまだ冷え込んでいるが、私が目覚める午前8時半頃には、春の陽気になってることが多い今日このごろ。川魚への餌やりも、徐々に楽しい時間に戻りつつあった。水面付近まで食いつきにきてくれるようになったのだ。 一冬越えて、オイカワ達の体格もぐぐっとよくなったような気がする。オスの証である美麗な模様も、ほのかに浮き出しつつあるものも多い。オイカワのオスを群れで泳がせられれば、それはそれは美しいだろうけれども、メスが混じっていたりすると激しく闘争するらしいので、今からちょっとだけ心配でもある。 それにしてもウグイはまだ動きが緩慢で、いまひとつ活気がない。オイカワよりも、低水温に弱いんだろうか。
水温の推移 さて、最高・最低水温のメモリ機能を有する水温計を装備した海水2m水槽であるが、その結果がどうだったのか記しておこうと思う。 現在までのところ、一日の間で水温は、最低24.5度、最高25.1度となっているようだ。その差、約0.6度。この季節だと、いい感じに推移しているらしい。 やがてもっともっと暑くなってくると、最高水温はぐぐっと上昇して行くことになるのだろう。装備した水槽用クーラーの能力はあまり高くはないので、それもまた致し方ないところではあるのだが、この夏、どのように水温が変動するのか、チェックしておかねばなるまい。
メダカのその後 庭でみこりんとかくれんぼするついでに、睡蓮鉢をそっと覗き見ると、水面付近でじっとたたずむメダカの姿が確認できた。今は水もなみなみと溢れんばかりに保たれているので、メダカがいることはすぐにわかる。カラスに襲われないか、心配になってしまうほど無防備に、メダカはそこにいた。 でも、なにかが違うような…。 私が気になったのは、その色彩だった。先日発見したときには、あれほどオレンジ色のイメージが強かったのに、今、目の前に居るメダカは、いわゆるベージュ色のごく普通の体色である。元に戻ってしまったらしい。 ちょっともったいないような気もするが、これが本来の色だから無理は言うまい。もう少し暖かくなって来たら、仲間を増やしてやろうと思う。それにしても、モノアラガイの爆発的な増殖ぶりはすさまじい。みこりんがサンルームに囲っていた貝達も、全員無事にプリンカップの中にいた。彼等の生命力の強さは、おそるべきものがあるようだ。
苔の向こう 内径25ミリのホースは、結局、売り切れ状態だった。ホースのないポンプは、あってもまったく役立たず。水換えのタイミングは、さらに遠退いてゆく。 水換え直前に苔掃除しようと思っているので、水槽内はカスミチョウの姿もぼぅっと幻のように見えてしまうほどの苔まみれのままだ。そんな状態でも、水槽の前に立つ私の姿を目敏く見つけたカスミチョウ達は、わらわらと寄って来てくれるのだった。あぁ、早く苔掃除したい。というか、こんなになる前になんとかしておくべきったのに、いつのまにこうなっていたのか。少なくとも今年の1月頃まではうまく苔掃除のサイクルは回っていたのだが… 3月中には、なんとかしたい。
姫睡蓮 メダカの暮らす睡蓮鉢には、まさしく姫睡蓮も植え込んであるのだが、冬の間はすっかり枯れ果て、もはや復活することもないのではと少々心配になっていた。しかし、生き延びたのはメダカだけではなく、この姫睡蓮も無事だったようである。 水中に沈んだポットの土に、みこりんの手の平サイズの葉っぱが一枚、ぺったりと貼り付くようにして大きくなりつつあるのだった。赤銅色していたので、これまで枯れ葉と間違えていたのだが、改めて確認してみるに、どうやらこれは新しい葉っぱとみて間違いなさそうである。 この姫睡蓮、昨年は結局開花することはなかった。今年はぜひとも、どんな色で咲くのか確認してみたい。メダカの泳ぐ睡蓮鉢には、やはり睡蓮の花が咲いてこそ似合うというものだ。
潮干狩りの記憶 そろそろ潮干狩りの季節。子供の頃は、あまり貝を掘るのは上手ではなかった(大人になってからは潮干狩りそのものをやってないので、今もあまり上達してはいないだろう)。でも、潮干狩りに行くのは大好きだった。私の目的は、貝堀よりも別のところにあったからだ。 遠浅の砂には、いろんな生物が隠れている。それを見つけるのが、たまらなくスリルがあって楽しかった。砂みたいな色したカレイの子供や、てろんてろんになったクラゲ、色とりどりなヒトデ達。中でも、私のお気に入りはガザミ(この辺りではワタリガニとか言うらしい)だった。 ガザミは砂の中にその身を潜め、目玉と触覚だけを突き出している。こいつを発見するのは至難の技だった。うっかり触れようものなら、思いっきり手を挟まれてひどいめにあってしまうのだが、そこがまたたまらなく危険で楽しかった。 そうして捕獲したガザミは、たいてい甲羅長が15cmはある大物ばかりだったので、とても飼えるシロモノではなかった。子供の私でもそれはよく心得ていたので、帰る時には放してやったが、その時のガザミの動作がまた面白くて今でもよく覚えている。それこそ大慌てで砂に潜ってゆくのだが、やっぱり目玉と触覚だけは器用に砂から突き出していて、なかなか微笑ましかったものだ。 砂を掘ると、そこにも様々な生物がいた。しかしあまり砂の中を掘るのは好きではなかった。なぜならば…、一度砂の中に長々と伸びていた柔らかく細長い生物を、“ぶちっ”と千切ってしまったことがあるから。あの感触は、かなり不気味だった。 ところで最近は海水浴で砂浜を掘っていても、昔のようには生物が潜んでいないような気がする。海水浴に行く場所が悪いだけかもしれないけれど、いないとなれば、なんだかそれはそれで寂しいような。 今年は、みこりんを初めての潮干狩りに連れて行ってやろうと思う。
水温上昇 海水2m水槽の水温計が、26.7度を示していた。こちらは故障していないほうの水温計なので、正しい数値のはずだ。近頃のぽかぽか陽気で、ついにここまで水温が上昇してしまったらしい。 故障した水温計しかなかった頃、その数値の大きさにクーラーが常時稼動しては大変と、少し設定温度を高めに設定したのが影響しているようだ。本格的な暑さがやってくる前に、元に戻しておかねば。
ケラマハナダイの成長 近頃ケラマハナダイ達の餌食いに、変化が生じている。以前ならば、一番小さいヤツは、皆に遠慮して餌を口にするのも一苦労だったのに、いまや堂々とカスミチョウの目の前からシュアーを奪い取っている有り様だ。食いっぱぐれて大きくなれなかったらどうしようと心配していたが、もはやそんなことは遠い過去のことになったらしい。 残りのケラマハナダイも、以前にまして食べる量が増えている。この冬を越して、体の大きさが一回り大きくなったように見えるので、その影響かもしれない。 ただ1つ気になるのは、体色が少し褪せてきたのではないかということ。特にメスの鮮やかなピンクの減退が、著しいように思える。水槽の照明にブルーのフィルタをかましているのも、多少は影響してるだろうけれど、以前はもっと鮮やかに見えていたような…。それがちょっと残念ではある。