2003.7.1(Tue)

電気のこと

 関東での原発停止に伴う電力危機について、各メディアがいろいろと論評している。当然ながら原発に批判的なところは、社屋に太陽光発電装置を装備しているとか、風力発電を利用しているとかしているのだろう。批判するからには、率先して自然エネルギーを活用しているはず。

 ちなみに我が家は、太陽光発電装置を取付けてある。将来の電気代削減が主目的だが(今は装置の支払いでトントン)、脱水力、脱火力の一助となれば、という思いもある。ダムはいらないが、まぁ原発は容認しているという立場だ。しかし、原発の現場に、緊張感が欠如してきているのは気になるところではある。優秀な人材が集まらなくなってきているのではなかろうか。叩かれてるところに進んで行きたがる人は少なかろうし。そういう意味で、もっと国策としておおいに推進すべきだというのが、私の結論。


2003.7.2(Wed)

みこりんの不調

 お昼過ぎ、胸ポケットで振動をキャッチ。ケータイを取り出してみると、保育園からの発信だった。嫌な予感が胸をよぎる。

 みこりんに何かあったのだろうか。これまで直接私に電話がかかってきたことがないというのが、とても気になった。よほどの緊急事態なのかもしれない。
 さっそく電話に出てみると、恐縮しきった担任の先生の声が耳に届く。しきりに仕事中に電話をかけたことを気にしている様子だったが、そんなことはささいなことだ。で、みこりんに何か?
 みこりんがどうも不調らしいことを告げられた。少々微熱があり、お腹具合がよくないらしい。大怪我とかそういうのでなかったことに胸をなでおろし、電話を終えた。

 最近、夢の中でみこりんがピンチに陥っている状況がよく登場する。そのせいもあり、ちょっとどきりとさせられた一件であった。


2003.7.3(Thr)

開通

 今夜、我が家は“光”になった。

 その連絡があったのが、先月はじめのことだった。Bフレッツの開局予定が立ったというのだ。この地域は、収容局までは光になっていたのだが、そこから先の予定が立ってなかったので、予約というカタチでNTTに連絡しておいたのだが、意外に早くその機会はやってきたというわけである。
 想像だが、この地域にCATV網が整備されるので、その前に顧客を奪ってしまおうという算段があったのではなかろうか。そうでなければ、こんな田舎で急に予約者が急増したとは思えない(一定人数が揃えば、光ケーブルを引いてもらえる)。

 Yahoo!BBにしてわずかな月日しかたってなかったが、迷わず光を選択した。なにしろYahoo!BBでは250Kbpsしか出ないため、Licが3台のマシンでオンラインゲームをやりはじめると、はやくも回線はパンク気味だったのだ。

 光の威力は絶大だった。Licがオンラインゲームやってても、さくさくとブラウザの表示が行われる。待ち時間ほとんどなしという状況に、感動さへ覚えた。速い、速すぎる。古いPCだと、ローカルでキャッシュするのと大差ないような体感速度である。

 Yahoo!BBのモデムが、ぽつんと寂しそうにPCデスクの上にあった。あっというまに御役御免となってしまってちょっと可哀相ではあるが、静かにお引き取り願おう。我が家の通信環境は、ここ数ヶ月で激変を遂げたのである。


2003.7.4(Fri)

同定

 ムカデザウルス出現。リビングの天井と壁との境界線を、もそもそと這い進んでいる。こういう場合は、まずタモ網を持ってくるのが先決だ。高い場所にいるやつは、とにかく下に降ろさないと見失う可能性がある。
 続いてティッシュを3枚重ねでムカデに被せ、その上からビニール袋で捕獲してしまえば勝ったも同然。ビニール袋に入れたまま、足で踏み、即死させてやるのがせめてもの情け。

 昨日も、部屋の中でみこりんの足にムカデが触った。こっちは体長8cmほどの小さいやつだったが、梅雨の季節はこうした生き物が部屋の中にまで入ってくることが多いので油断できない。

 ところでみこりんは、昨日に引き続き、ムカデの種類を図鑑で調べ始めた。昨日のやつは、イッスンムカデ、今日のはヤケヤスデではないかと主張している。私の観察では、いずれもアオズムカデだと思うのだが、みこりんの主観ではそうは見えなかったようだ。もっとも、この場合、当たってるとか外れてるとかは重要ではない。なによりもまず、図鑑で同定しようという気になってくれることが当初の狙いだったのだ。いま、その目論見は達成されつつあるようで、じつにうれしい。


2003.7.5(Sat)

キャンプ用品

 みこりんとLicを音楽教室に送っていったあと、私はひとり家電量販店へとクルマを走らせた。この時点で買いたいものが明確に定まっていたのは1品のみ。USBメモリだ。FDでは容量が小さすぎ、かといってCD-Rではでかすぎるし、焼く手間がかかる。そんな不便を一掃してくれるUSBメモリは、仕事では随分と重宝することだろう。

 値段も手頃だったので、64MBのものを1つ選んだ。本当は256MBくらいあると、OSのサービスパックをも格納できて便利なのだが、値段が値段だけに諦めた。それに来年くらいには、1万円を切って売られてるような気もするし。

 目的のものをゲットしたあと、みこりんのお迎え時間まで店内をうろついていると、ふと目にとまったのが高輝度LEDを使った懐中電灯。発光部分を覆うガードをスライドさせると、ランタンの代わりにもなるというところで、ピンと来た。これを今年のキャンプでは持っていこう。これまでランタンの類は使用せず、もっぱらロウソクを使ってきた私であるが、テント内で火気を使うのはみこりんもいることだし、そろそろやめにすべきだろう。というわけで、1本ゲット。ついでに、ヘッドランプ型のも買った。ヘッドランプは豆球式のを2つほど持ってはいるのだが、すぐに電池が消耗して暗くなるのが難点だった。LEDタイプならば、そのような心配はあまりないはず。

 キャンプ用ということに思考が回り始めたことで、デジカメのメモリも増量することに決めた。なにしろこれまでは8Mしか搭載していなかったので、残量を気にしつつ撮影しなければならず、それがかなりプレッシャーとなっていた。今回、キャンプに持っていくならば撮影枚数たった十数枚で足りるはずがない。せめて64Mはないと。
 というわけで、CFメモリも買った。

 帰宅後、さっそくデジカメに64MのCFメモリをつっこんでみた。起動。残量表示が、なんと一気に三桁に増えている。おぉ、これならば撮影枚数を気にする必要はほとんどあるまい。もっとはやくにこうしておくべきであった。

 梅雨があけたら、一度テントを虫干ししておこうと思う。


2003.7.6(Sun)

襲撃

 生ゴミを土に埋めようと裏庭に回った時のことだ。突然、耳元に激しい羽音が飛び込んできた。次の瞬間、左の顎の辺りに激痛が奔る。咄嗟に手をやると、何かが顎にくっついているのがわかった。思わず振り払ったが、その直後には同じく左側の肩口にも痛みがやってきた。頭上を無数の羽音が舞っているような気がした。

 逃げなければ、危ない。ハチの集団に襲われているのではないかという怖い想像があった。ダッシュでウッドデッキの方まで回り込み、周囲に羽音がないのを確認してから家の中に転がり込んだ。すでに顎と肩には、じんじんとした熱さが広がりつつあり、痛みもそれに増して拡大の一途である。もしもハチに襲われたのだとしたら、はやく針をとらねばなるまい。そう思ってLicに見てもらったが、何もくっついてはいないという。Tシャツを脱ぎ、肩の方も確認したが、何もついてはいないという。でも、傷口とおぼしき部位は、赤くなっているとのことだった。
 毒虫にやられたことは間違いないと思ったので、とにかく毒を吸い出してもらうことにした。専用の器具はないが、幸いLicのお手入れ道具の1つに、似たような機能を持った吸い出し器があったのを思い出していた。よし、あれで吸ってもらおう。

 洗面所へと移動し、Licに肩と顎の赤くなった部位を、ちゅっぽんちゅっぽんとやってもらう。Licの観察によれば、肩の傷口には1対の咬み痕があるらしい。では、、アブだろうか。でも、アブもたしか傷口は穴1つだったような…。あるいはムカデが降ってきて咬んだとか。でも手に触れた感じでは、細長い虫ではなかった。それに、だいたいこっちから手を出してないのに襲ってくるというのも、尋常ではない。もしも咬まれたのがみこりんだったら、と思うとぞっとする。やはり襲われた瞬間、相手の正体を明確に把握しておくべきだったと後悔したが、もはや時既に遅し。

 傷口の熱と痛みは、Licの吸い出しにより、徐々に収まってきた。ちょっと腫れてしまったが、ミツバチに刺されたよりは軽い症状である。
 その後、裏庭に戻ってみたが、もはやそこに羽音はなし。空はどんより曇ったまま、静寂を保っている。いったいなんだったのかと思うが、しばらくは羽音にびくついてしまいそうな気がする。

蛹のその後

 みこりんの飼っていた蛹が、抜け殻だけになっていた。はやくも成虫になってしまったらしい。でも、それらしき姿が見えないので、みこりんに探してもらうことにした。
 虫かごの蓋を外し、土の中をもぞもぞっと探るみこりん。やがて、ぴくりと動くものを発見。これだ。

 そっとみこりんの手のひらに乗っけてやった。やはりコガネムシの類であったか。みこりんが図鑑を持ってきてほしいというので、取ってきてやった。さっそく名前を調べ始める。全身が薄い茶色で、ところどころ斑があるような感じ。じぃっと図鑑と見比べていたみこりんは、やがて「これ!」と指さした。そこに示されている虫の名は“セマダラコガネ”。私もそれで正解だと思う。たしかにこの虫はセマダラコガネであろう。

 広葉樹の葉っぱを食べる、とある。「こうようじゅってなに?」と問うみこりんに、「プラムや桜のような葉っぱのことだよ」と教えてやると、さっそく庭に下りてプラムと桜の葉っぱを取ってきた。これでうまく飼えるといいのだが。


2003.7.7(Mon)

ぐらぐらの歯

 下の前歯の裏側から、重なるようにして生えてきているみこりんの永久歯は、もはやその高さが等しくなるほどに伸びてきている。まさに二枚刃状態。このままでほんとうに大丈夫なのかと、少々心配になって来つつあるところだ。
 乳歯の方は、歯磨きのたびに、まるで蝶番の外れそうなドアみたいな勢いでぱったんぱったん動くのだが、最後の一線がなかなか越えられないらしい。根っこが残っているというより、歯茎がくっついて放さない状態に見える。

 みこりんも食事の時に、なんとなく前歯を温存しているような雰囲気で、モノを食いちぎるときに苦労しているようだ。あんまり大事にしすぎてしまって、なかなか抜けないのかもしれない。思い切って瓦煎餅など食べさせてみると、あっけなく抜けたりして。という誘惑はあるのだが、はたしてそれでいいのかというと自信がない。やはり専門医に今一度、診せるべきなのかもしれない。


2003.7.8(Tue)

突然の異音

 夕食時、突如、部屋の中に静かに響く電子音。ぴぴぴぴぴぴ、と妙に可愛らしい音だった。そして、かっこんかっこんとまるでメトロノームのような規則正しい打撃音が電子音に重なってくる。いったい何事が起きているのか。

 日頃不調なLicのPCが、ついにその時を迎えたのではないか。私は最初、そう思っていた。が、Licはその音の発生源が、自分のマシンではなく、最下段に設置してあるサーバ用のPCであることをつきとめていた。
 な、なんということだ。

 さっそくモニタを接続し、状況を確認しようとしたが、この時すでに挙動はあやしげであった。ログインはできたものの、その後が続かない。どうもハングアップしたらしいので、リセットをかけた。あいかわらず、かっこんかっこんぴぴぴぴぴという愉快な音は止まらない。起動画面でHDDの一部が認識できていないことが判明した。今年の3月に増設したばかりの120GBのHDDだ。これにはDVDに焼いていない映像が限度いっぱいまで入っているというのに、もしや全部パーか。
 BIOS設定画面で見てみても、やはり問題のHDDは認識できていなかった。音は徐々に小さくはなってきていたが、電源を入れた直後は、やはりかっこんかっこんぴぴぴぴぴだ。

 これだけならばデータ領域が逝ってしまっただけなので、起動に問題はないはずだが、途中でエラーになってしまう。どうやら2ついっぺんにHDDが不調となってしまったらしい。3つあるうちの、残る1つのHDDがどうなったのかが気になった。この領域にはこれまで撮りためたデジカメの画像やら、我が家のWebサイトのデータ等、重要なものがいっぱいつまっている。しかも最悪なことにバックアップは残っていない。消えたら一大事であった。

 とりあえずPCの筐体を開け、異音を発するHDDを取り外した。インストール用のLinuxのディスクを全部会社に持っていってしまっているので、できるのはここまでだ。残るHDDの無事を祈りつつ、筐体を元に戻しておくのであった。


2003.7.9(Wed)

どこも危険に満ちている

 感情移入しやすい性質の私は、小さい子供が犠牲となる事件については、冷静ではいられなくなる。今回のもそうだ。長崎の幼児殺人事件。事故ではなく、明らかに故意による殺人。しかも手口が変質的であり、よけいに怒りが増幅される。
 おまけに犯人(あえて犯人と言う)は12歳。少年法の対象外で、罪には問われない。

 殺人のような重大犯罪については、年齢に関係なく厳重に処罰すべきである、というのが私の現時点での考えである。厳罰化しても抑止効果に疑問とかいう声もあるが、抑止効果を期待してのことではない。結果に対して、誰も責任を取らない現状が異常というだけのことだ。特に、今回のような異常犯罪については、精神的にどこかおかしい可能性が高い。そんな犯罪者を、12歳だからというだけで、野放しにしていいのか。予行演習と思われる類似事件もあり、計画性があった可能性もある上に、この少年は「14歳未満は罪に問われない」ことを承知の上で殺人を犯しているのではないかと思われるふしがある。万引き等と殺人を同列に扱うことに、そもそも無理があるのではないのか。

 子供の罪が問われないなら、そんな子供を育てた親に、応分の罪を償わせることも考えねばならない。子供と親が無関係などと、そんな無責任なことはあるまい。特に今回の犯人の家庭環境は、父親の家庭への無関心、母親の溺愛、保育所を変えるほどに子供のわがままを許容する甘さ等、親に問題点はかなりありそうだ。だいたい中学一年になったばかりの子供が、夜中出歩いていても何ら問題ないという状況は、普通ではない。

 さて、加害者側が悪いのは当然であるけれども、子供から目を放してしまった被害者側の親にも、落ち度はあると、私は思う。当然、被害者の親はそのことで今、猛烈に自分を責めているとは思うが、その反省は遅すぎた。今の物騒な世の中、我が子を守ってやるには、一時も油断してはならない。野生動物の親並に注意深くあらねば、いつ子供が襲われてしまうやもしれぬ。

 さらに今回、予兆が多数あったというのに、結局、その警告がなされず、生かされなかったのが残念でならない。社会システムとして警察という治安維持組織を有する知恵を持ったヒトであっても、そのシステムが正しく機能していなければまったく無防備である。安心している分、かえって始末が悪い。しかし警察ばかりが悪いわけでもない。そういう犯罪が頻発しているのならば、発生現場の施設なりに責任を持つ組織がもっと積極的に情報公開しておくべきではなかったのか。ニュースのインタビューを聞いていると、どこか他人事のような雰囲気を感じてしまうのである。

 もはや安心できる場所は、どこにもない。そう思って暮らすしかあるまい。


2003.7.10(Thr)

サーバ再始動

 ハードディスク不調で停止させていたサーバマシンに、お古のハードディスク(20GB)を取付け、復旧(OSのインストール)を試みる。が、不良ブロック検出で再起動を促されるハメに。今回はデータ格納用のハードディスクを使えるようにするのが何よりも優先されるため、いちいち不良ブロックの回避方法を試す時間も惜しい。そこで、先頭6GBだけの領域を使い、インストールすることにした。残る14GBは捨て置こう。

 Redhat9は、その後は順調にインストールが進んだ。いずれ新しいハードディスクを買ったら、もう一度インストールしなおすことになるので、設定等もわりと適当に。OSのインストールが完了したあとは、データ領域の生存確認。ディレクトリに移動し、ファイル一覧を見てみたが、とりあえず無事っぽい。ほっと安心の瞬間だ。
 とっととSambaを解凍し、これまでと同様の手順でインストール。設定ファイル等はバックアップを取っていたので、それをそのままコピーして使用した。

 いよいよ別のマシンからデータ領域にアクセスを試みる。接続も問題ない。というわけで、さっそく別のハードディスクにバックアップを作成した。さぁこれで、いつ壊れても大丈夫。いや、壊れてはいかんのだけれども、やはりバックアップがあるのとないのとでは、気分的に全然違うのであった。
 しかし数GB程度だからこうして簡単にバックアップが取れるけれども、今回ハードディスクごと吹っ飛んでしまった120GBのデータは、バックアップの取りようがなかった。さっさとDVDに焼いておけばよかったのだが、DVD焼き用に使っているアプリケーションが、DVDドライブをいちいち途中でいったんイジェクトするため、夜中に自動で焼いておくこともできず、結果、残ってしまっていたのであった。動画を扱うアプリケーションは、ぜひとも途中で余計な人の手間をかける必要のない作りにしておいてもらいたいものである。


2003.7.11(Fri)

口コミ

 インターネットの普及により、口コミの伝播速度と範囲は飛躍的に広まった。既存メディアがいくら規制したところで、少年の名前と顔写真は人々の目に触れる事となる。それが間違いなく犯人のものであるか否かに関わらず。

 今回の事件のような異常性の強い犯罪者の場合は、たとえ少年といえども名前と顔写真は公開すべきであろう。数年前の神戸でのサカキバラ事件の犯人についても同様だ。そのような人物がもしも近所に引っ越してきたらと思うと、恐ろしい。また同じような事件を起こすのではないかと思わざるを得ない。しないという保証がないからだ。みこりんの安全のためには、異常者がどこにいて何をしているのかというリアルタイムな情報は不可欠である。
 加害者の人権の方が、普通に暮らす人々の人権より大事なんて本末転倒な事態にならないようにしなければならない。現行法を超えて、インターネット上にそのような場ができるのであれば、私はおおいに共感する。ただしガセはいかん。そうならないためにこそ、異常犯罪については少年といえども正確な情報公開を望む。


2003.7.12(Sat)

虫干し

 物置にしまい込んだままになっていたキャンプ用品を、いっせいに取り出し、虫干しにかかった。水槽道具も一緒に片付けている関係か、湿気が多い。バッグやらパッキング用の袋については、一度洗濯しておくことにする。
 最後にキャンプに行ってから、かれこれ十年間、一度もチェックしていなかった品もある。なんだかホコリっぽい。そっと袋を開けてみると、中から出てきたのは防虫グッズ。蚊取り線香とその入れ物、そして防虫スプレーだ。防虫スプレーについては、なんと3缶もあり、しかも新品が1つ混じっている。そういえば、最後に行ったキャンプは大人数だった。それに対応すべく大量に買い込んでいったような記憶がちらり。だが、有効期限はとっくに過ぎているはず…。おまけに蚊取り線香は、なんだかカビているっぽい。
 防虫グッズは一新する必要がありそうだ。

 食器2セットに、鍋セットは一度洗っておこう。2人分の装備しかないので、みこりん用には新たに買い足さねばなるまい。
 そしてストーブ(コンロ)が2つ。ホーエーブス No.625と、コールマン ピーク ・ワン 442だ。こちらはたまに庭でも使っているので、大丈夫のはず。でも念の為、15年もののホーエーブスの方を着火テスト。軽くポンピングして、固形燃料で余熱を与え…、点火。ぶぉぉぉ〜っという独特の燃焼音で、透明な炎が上がる。太陽下では炎の色は確認できないが、猛烈な陽炎で燃焼そのものに問題がないことを確認した。さすが頑丈な造りである。

 そして夕方、みこりんの音楽教室が終ったあと、いよいよテントの組立てにかかった。このテントを組立てるのは始めてだが、過去に見た完成写真を思い出しながら、ポールを継ぎ足し、展開終了。始めてドーム型テントを目の当りにしたみこりんは、さっそく歓声を上げつつ中に入っていった。テントの中というのは、子供にとって存在そのものが楽しいらしい。私にも覚えがある。なので好きにさせておいた。
 さて、このテントは本体よりも、フライシートの方に特徴がある。入り口付近にかかる部分が、ちょっとした屋根のように突き出していて(それ専用にもう1本支柱が用意されている)、土間ができるのだ。入り口を覆った布を上げれば、ちょいとしたタープ代わりにもなる。ただこちらの方のポールは用意されていないので、必要ならば買ってこなくてはならない。
 フライシートに防水スプレーを吹いておきたかったのだが、途中で肝心の防水スプレーが切れてしまった。さて、どうしたものか。キャンプ当日、大雨が降れば浸水はまぬがれまい。新品なので夜露程度は弾くだろうけれど、やはり防水スプレーは必要だ。

 とりあえず今日の所は、そのままテントを撤収した。また来週にでも組立てねば(ちなみに明日は雨)。
 ところで今、心配な事が1つある。それはキャンプ当日、梅雨が明けているのか否かということだ。もしも雨が降り続いていたら…。想像したくないが、可能性はゼロではない。悩ましいところである。

水溜まりの中には…

 市民農園にて、茄子苗を定植した。今年初めて栽培する品種なのだが、ポット上げが遅れたので、ちょっと苗も小さ目。夏の収穫には間に合わないかもしれない。
 梅雨前に植え付けてあった別の茄子は、すでに実をたわわにつけていた。収穫時期をやや逸しつつあるほどに、大きくなった実もまじっている。というわけで、こちらの収穫はみこりんにやってもらおうとしたのだが、みこりんにはもっと気になるものがあったらしい。

 昨夜のどしゃ降りで畝の谷間にたまった水を、すいすいと泳いで行く小さな小さなカエル達。オタマジャクシからカエルになったばかりのようなミニサイズのツチガエルが、無数に潜んでいるのだった。それを捕まえようとして、みこりんはぬかるみに足をとられつつ、一生懸命追いかけている。でも、カエルの泳ぎとジャンプに、ついていけないらしい。
 私から見ると、カエルの動作はじつに幼く、余裕で捕まえられそうなのだが、みこりんはカエルを潰さないようにという意識が強くはたらいているのか、手を出す速さにかなり加減をしているようだ。これではいつまでたっても、カエルを手にする事はできないだろう。そこで、水面に浮いているカエルをそっと手ですくってやり、みこりんにも触れるようにしてやった。
 それでも何度か捕まえるのに失敗したみこりんだったが、ようやく1匹を手中に収める事に成功した。満足気なみこりん。ミミズにしろ、カエルにしろ、しっとり冷たい肌触りの生き物が、最近のみこりんのお気に入りのようだ。


2003.7.13(Sun)

草引き

 今日は自治会で、公園の草引きをする日である。集合時間は午前7時半と、我が家にとっては早朝だったので、起きられるか心配だったが、昨日から行く気満々のみこりんによって、無事起こされたのだった。

 いまにも雨が降ってきそうな重そうな空の下、軍手を装着し、雑草運搬用の籠を手にすると、みこりんと一緒に公園を目指す。すでに草刈り機のエンジン音が、フル稼動しているらしく、それが“何か”の羽音のようにも聞こえて心が騒ぐ。
 公園到着。すでに多数の人たちで草引きが始まっていた。我々も急いで戦列に加わった。この公園は、先週だったかみこりんと訪れた時には、ものすごい雑草の海で、足を踏み入れるのもためらわれるほどだったのだが、今は草刈り機の威力であっというまに平らになりつつあった。雑草の根っこを残すと、来年また同じ事の繰り返しになるのだが、根本的な雑草対策は今の所、後回しらしい。

 草刈り機が刈り残した背の低い雑草を、みこりんと二人でぶちぶちと抜いて行く。ところどころ、ネジバナがピンク色のきれいな花を咲かせていて、「これぬいていいの?」とみこりんが聞いてきた。美しい花は残す。私はこの方針をみこりんに伝え、作業は進んだ。でも、大部分のネジバナは草刈り機によって伐採されたあとではあったのだが。

 およそ一時間後、草引き終了。公園は、平らな姿に戻っていた。
 それからほどなくして、雨がぽつりと落ちてきた。梅雨はまだまだ明けそうにない。


2003.7.14(Mon)

PCの最後

 どうも体調がすぐれないので、今日は休みにしようと、ややゆっくりめに起きた朝のこと。階下に降りてみると、Licが「PC壊れた」と言う。以前から調子が悪かったLicのPCだが、とうとうその時が来てしまったのか。

 捨てるにしろ復旧するにしろ、どんな壊れ方をしたのか調べてみないことには始まらない。というわけで、起動。年代物のWindows98SE、その起動画面がゆっくりと表示される。しかし途中でドライバのエラーが発生し、フリーズしてしまった。ドライバの名称からして、サウンド関係らしい。
 試しにセーフモードで起動させると、問題なく立ち上がる。それではとBIOSで内蔵のサウンド機能をオフにしてドライバも削除した後、再度、普通に起動を試みた。

 今度は別のエラーメッセージ(グラフィック関係)が出たものの、起動そのものは問題なく終了したようだ。もしや直ったのでは…。一瞬、Licの“残念そうな”顔が想像できたのだが、事はそう単純なものではなかったらしい。

 その夜、Lic愛用のオンラインゲームを起動させようとしても、駄目だったという。やはり根本的に“何か”がおかしくなってしまったようだ。もう一度Win98SEをインストールし直すという方法もあるが、私の高速PCでサクサク動くゲームの味を知ってしまったLicにとって、今更400MHzのマシンを復旧させることには、ほとんど興味を示してはくれないだろう。
 やはり買うしかあるまい。新しいPCを。Licはオンラインゲーム専門だから、必要なモノはマザーボードとCPUとメモリとハードディスクとグラフィックカードとケースのみ。このうちグラフィックカードは今使ってるのを再利用できるし、ハードディスクは最近壊れたヤツがいずれ新品で戻ってくるだろうからそれを使うとして、残るは4アイテム。Athlon XP 2400+クラスに512MBのメモリを搭載しても、3万程度で作れるはず。あまり懐も痛みそうにない。
 Lic用PC購入計画は、こうして開始されたのであった。


2003.7.15(Tue)

番号探し

 キャンプ候補地の新鹿海水浴場については、砂浜の清掃費用の負担問題で、なんだかもめているらしいという新聞報道(今年のことなのかが、いまいち不明)を発見していたので、念のため新鹿観光協会に電話してみることにした。電話番号は、キャンプ場一覧が載った本に記載されていたものだ。
 ところがケータイから流れてきたのは、「おかけになった電話番号は現在使われておりません」というアナウンス。一気に不安が、わき起こる。もしや想像もつかないような複雑な事情が発生しているのではあるまいか。電話が通じないというのは、最悪の事態を予想させた。

 しかしここで焦ってはいけない。ひとつ深呼吸してから、104で番号検索をしてもらうことにする。もしかすると、メモってきた番号が間違っているのかもしれない。しかし、ここでも衝撃の事実を告げられてしまった。“新鹿観光協会”では登録がないというのだ。かわりに“新鹿海水浴場”の電話番号ならばあるという。とりあえず、そこの番号を教えてもらった。観光協会と海水浴場の電話番号は、一桁台が違っているだけだった。今度こそ通じるに違いない。そう思いつつ、番号をプッシュする。

 呼び出し音が鳴った。電話は存在しているようだ。ちょこっと安心。さらに呼び出し音が鳴る。鳴る。鳴る。鳴り続ける呼び出し音。誰も出ない。どこいったんだ。もしや海水浴場は機能していないのではあるまいか。またしても不安がどどっとやってくる。
 電話を切った。いけない、焦ってはいけない。こういう場合は落ち着いて…、次に探すべきは市役所の観光課とか、その類だ。さっそくWebでぐぐってみる。あった、熊野市役所商工観光課、それに加えて熊野市観光協会の電話番号まである。観光協会があるなら、そっちの方がいいかなと、さっそくかけてみると、コール1回で相手が出た。軽やかな声の女性である。用件を伝えると、海水浴場は今月6日からオープンしているという。気になるキャンプ場の方はどうなっているかと問うと、こちらも使える状態だと教えてくれた。

 問題なし。あとは天候だけだ。梅雨が明けていますように。


2003.7.16(Wed)

猫の気持ち

 “今度は猫語「ミャウリンガル」11月発売 タカラ

 犬の鳴き声を日本語に翻訳することで脚光を浴びた、あのバウリンガルの猫バージョンが、登場するらしい。8800円はちょっと痛いが、かなり興味を惹かれている。我が家のにゃんちくんが、日頃「なー」とか「うにゃ」とか「にょ」とか鳴いてるのを、想像で日本語に翻訳してはいたのだが、やっぱり具体的に“言葉”として見てみたいという欲望は強い。果たしてにゃんちくんは何を訴えかけているのか、ぜひともその正体を(といっても解析結果が正しい保証はないんだけど)突きとめてみたいものだ。

 で、猫の次はぜひともウズラ用を…。


2003.7.17(Thr)

最後の夕涼み会

 みこりんの保育園生活も今年で最後なので、今宵の夕涼み会には私がついて行くことにした。みこりんとこうして園庭を手をつないで歩くことも、あとわずかかと思うと、なんだか寂しくもあり。
 しかもみこりんはお友達といたがるので、私はちょっと置いてけぼり。少し離れた位置から、みこりんとお友達の様子を観察するのみ。とはいえ、お友達はお母さんに連れられているので、みこりんはなんとなくおじゃま虫っぽい雰囲気なのが気になった。が、やがてみこりんもそのことに気付いたか、私の方に戻ってきたのだった。

 夕涼み会では、事前にチケットが配布されており、そのチケットと交換で食べ物を得たり、ゲームができるようになっている。食べ物は種類が豊富で、出店を担当している役員さんも大変そう。
 わらび餅、みたらし団子、焼きそば、そしてかき氷と、この4種類を食べてしまうと、残るのがゴミである。みたらし団子を除いて、いずれも容器がかさばるものばかりであり、それをずぅっと袋に入れて持っていないといけないので、結構たいへん。これに加えて、全園児に配布される生き物プレゼントがあり、今年はアカヒレだった。小さなプラケに入れてもらえるため、これもずぅっと手に持ってないといけない。水が入っているので、そぉっと持ち歩かなくてはならず、しかも重い。おまけにデジカメも持参していたため、限界いっぱい。…ところが最後の最後に気付いたのだが、ゴミもプラケも、みこりんの靴箱に仮置きしてれば、ぜんぜん問題なかったのだった。が、最後の夕涼み会の、しかも終盤になってから気付いても、まったく手遅れであった。

 さて、最後のシメは、打ち上げ花火だ。私が以前、夕涼み会に参加したときには、役員さんが市販のちっこい花火をちょぼちょぼっとやる程度だったと記憶しているが、今回は本職の花火師さんが打ち上げる、“本物”だった(Licによれば、昨年からこういう趣向になったのだという)。音も光も、段違い。腹にずしんと響き渡る。それと同時に、そこここで小さい子供の泣き声が…
 みこりんと見上げていると、やがて空からオレンジ色の光と共に、花火の残骸が降ってきた。園庭から真上に打ち上げているので、さもありなん。なかなかデンジャラスな体験ができた。って、打ち上げ花火をこんなに近くでやってもいいのかという疑問もちらり。消防車を待機させているとはいえ、事が起きてからでは手遅れのような。

 落下物を避けて、テラスの方に避難していたみこりんは、お友達と浴衣のくらべっこをしている。両手を広げて、袖の長さを競っているような感じ。みこりんのは小さい時に作ってもらったものなので、ちょっと袖の部分が短くなっている。負けたみこりん。でも、柄は涼しげな青地に朝顔。まだまだ来年もその浴衣で大丈夫(本人も気に入ってるようだし)。
 こうして夕涼み会は終わった。しかし、なにやら肌寒い。7月も中盤だというのに、まだまだ気温の上昇が生ぬるい今日この頃である。


2003.7.18(Fri)

抜けた

 ぱったんぱったんしていたみこりんの乳歯が、やっとこさ抜けた。お昼寝してたら自然に抜けたのだという。乳歯の裏側からは、永久歯がかなり顔を覗かせているので、完全な歯抜け状態じゃないのだけれど、やっぱり前歯が1本ないと、どことなく間の抜けた雰囲気になるものだ。まぁそこが可愛らしくもあるのだが。

 下の歯が抜けたら、屋根に向かって投げるとよい。とされるが、みこりんは大事に持っておくのだという。みこりんは何でも収集したがるので、部屋の中はすごいことになっているが、この抜けた歯がどこかに紛れ込んでしまわないように、化石標本を入れるケースでも買ってきて保存しておくのがいいかもしれない。
 さて、次に永久歯が生えてくるのはどこの部分だろう。日々成長の楽しみなみこりんであった。


2003.7.19(Sat)

ブロック遊び

 子供の頃、粘土とブロックが、私の室内における主要な遊び道具であった。あれから30年以上を経た今、みこりんもまた、同じようにブロックにはまっているというのも、興味深いことである。変わらない遊び方、変わらない形状…、ダイヤブロック恐るべし。

 さて、みこりんの場合はクルマとか簡単な構造物は自由な発想で、自力で組み立てるのだが、より複雑な“家”になると、設計図を見た段階で打ちのめされるらしく、「つくってー」とくる。昨年までは、私が全部作ってやっていたが、今年に入ってからは極力一緒に組み立てるようにしていた。でもそろそろ、みこりん一人で作らせてみてもいい頃だ。そこで、設計図の見方を教えてやりつつ、みこりんに作らせてみることにしたのだった。

 プラモデルにも興味を示しているみこりんなので、設計図の見方はわりとすんなり頭の中に入ったらしい。時々、固くて取れない部品を外してやる程度の助力で、みこりんは着々と組み立ててゆく。ちょっと不思議だったのは、部品の色と形を正確に設計図に合わせるかと思っていたところが、最終的な形さへ合えば細かいパーツの形状にはこだわっていないらしいことだった。色についてもそうだ。探している色が見つからないと、別の色で簡単に妥協していた。意外に柔軟な思考をしているようだ。いずれ設計図に頼らず、自分なりの“家”を作り上げるのも時間の問題かもしれない。

 家ができあがると、次はクルマにとりかかる。これには設計図はないので、みこりんも当初から自分なりにいろんな形のものを組み立てていた(逆に言えば、家についても設計図がなければ、自力でなんとかしたかもしれない)。なぜか我が家にはタイヤの部品が多いので、クルマも6台ほど完成させることができる。うち2台をみこりんが作り、残りを私が作った。このあたりでブロックの残りパーツは、ほとんどなくなってしまう。そのわずかなパーツをかき集めて、さらにみこりんが何やら組み立てているようだ。

みこりんの作った象型ロボット やがて完成したのが、これ。二本足でちゃんと自立することができる。頭部から伸びた長いものは、鼻らしい。つまり、これは象のロボットなのだという。象というとダンクーガを思い出すが、もちろんみこりんはダンクーガを構成する個々のメカのことは知らない。たまたま残った部品が象の形になりそうだ、と思ったかどうかは定かではないが、四本足にせず、二本足にしたところに注目したい。なぜ象なのに人型なのだろう。想像だが、みこりんのロボットに対するイメージは、まず“人型”というのが強烈に焼き付いているのではなかろうか。ROBODEX2002で、踊るASIMOを間近で見、ASIMOと共に写真を撮ったという記憶が、潜在意識として強く働いているのでは…

 こうして作った家やクルマやロボットも、ひとしきり遊んだあとは、容赦なくバラされる。みこりんは一度作ったものには、ほとんど執着しないらしい。次回もまた、一から作るのが、みこりんのブロック遊びのスタイルのようだ。毎回“家”から作り始めるので、結構な時間がかかってしまうのだけど、みこりんはそれを面倒とは思わないのだ。案外、根気強いみこりんである。


2003.7.20(Sun)

実、いろいろ

 3歳頃のみこりんは、庭の枝垂染井吉野が花を咲かせた後につける赤黒く小さなサクランボを、「おいしい」と言って食べていた。私の味覚からすると、食用のサクランボのような味にはほど遠い、とても“おいしい”とは思えない野生的な渋味のある果実だったが、当時のみこりんにはそれでも十分だったのだろう。あるいは舌の感覚が、まだ未完成だったのかもしれない。なぜならば、今年のみこりんは、同じサクランボを食べても「おいしくない」と吐き出してしまうのだから。

 みこりんの味覚も、徐々にヒトに近くなってきたということだろうか。もはや染井吉野の果実は、みこりんの“おやつ”ではなく、ままごとの小道具の1つになってしまったらしい。
 今年植えた“食用”サクランボが実る桜の苗木は、新芽を50cmほど伸ばした状態にまで育っているが、おいしいサクランボが鈴なり状態になるのは、まだまだ先のようだ。少なくとも来年はまだ無理だろう。

 やはり果実は食用になるやつがいい。というわけで、ラティスに絡ませてある木いちご(ブラックベリー)の実を、少々収穫した。収穫係のみこりんには、十分柔らかくなっていることを何度も確認してもらったのだが、さて、今回はどうだろうか。以前は収穫を焦ったみこりんが、黒く色づいてはいるものの、ちょっと固い実を採ってしまって、あまりの酸っぱさに往生させられたけれども。

 小さいザル一杯分の木いちごの実を、ざざっと水で洗い、そのままテーブルへ。家族揃ったところで、…いざ。
 ひと噛みで、じゅわっと口中に広がる、まるで梅エキスのような酸味。一瞬、またしても早まったか、と思いかけたが、そのまま種ごと噛み砕いているうちに、舌が麻痺したらしい。酸っぱいのも気にならなくなってきた。今年初めての木いちごの味は、最良ではなかったが、まぁまぁいける。しかし、みこりんは違っていた。顔中に酸っぱい皺を作って、苦悶している。かなり若い実を口に放り込んでしまったらしい。小さい頃はあんなに酸っぱいのが平気だったのに。
 やはり味覚は、年齢と共に変わってゆくのだろう。

 木いちごも熟れ始めたというのに、いまだ梅雨は明けず。今年の夏は短い予感。


2003.7.21(Mon)

『FINAL FANTASY XI』

 『FINAL FANTASY XI』をアッピー仲間に誘われたらしいLicは、昨日、急遽お店を3軒まわったもののどこも売り切れで結局ゲットできず。なにしろPC用のソフトを買える場所が極端に限られているこの周辺のこと、なかなか思い立ったが吉日とは成り難い。しかし、今日からプチ夏休みのLicは、めげずに遠出をして、ついに買ってくる事に成功したのであった。最後の1本だったらしい。そんなに売れているのか、『FINAL FANTASY XI』。

 さて、買ってきたソフトは我が家で最速のPC(Athlon XP 2200+:GeForce2)では動作せず、私の録画用PC(Athlon XP 1600+:GeForce4MX440)にインストールされていた。解像度を上げると挙動が不安定になるとかで、VGAモードになっていたのが少々残念。やはりマシン環境をかなり選ぶらしい。Lic用に新規に組立てる予定のPCで、ちゃんと無事に動くのかちょっと不安になってくる。もしかするとグラフィックカードは買い足さねばならないかもしれない。

 それにしてもアッピーにしろFINAL FANTASYにしろ、オンラインRPGばかり、やっている時間があるのだろうかと心配になってくる。自分一人でやる分には、好きな時間に始めて終れるが、相手が人だとそうもいかないだろう。その昔、パソ通時代にチャットで朝までを何度もくぐり抜けてきているLicだけに、ついつい睡眠時間を削ってしまうのではないかと思われてならない。…、とはいえ、昔のように徹夜できなくなっているのは私もLicも同じらしいので、そんな心配は無用かもしれないが。


2003.7.22(Tue)

緑色の…

 花桃の木の下に、なにやら小豆大の緑色した物体が多数落ちている。何かの植物の種のようにも見えるが、これは…“糞”にちがいない。ということは、この木に、こんな糞を出せるほどの大きさの“虫”がいるということだ。みこりんと頭上の葉っぱを見上げて、虫を探す。

 真新しい糞の位置から推測してアタリをつけた箇所を、重点的にサーチする。が、なかなか見つからない。光学迷彩でも使用しているのでないか。そう思いかけた頃、ようやく発見した。
 でかい。体の直径は1cmを超え、長さも軽く5cm以上あるのではないかと思われる緑色した幼虫が、枝に取り付いていた。花桃の葉っぱの色と、まるで同じ系統の緑なので、じっとしていれば発見は極めて困難だったろう。それにしても、この幼虫には見覚えがある。もっとも特徴的なのは、尾部にツンと突き出した、刺のような突起物。子供の頃、庭でよく見かけた気がする。こういう外見をした幼虫は、たしかスズメガ類の子供だったような…。

 みこりんがもっとよく見たいというので、抱っこして頭上にさし上げ、幼虫の近くまで顔をもっていってやったら、「こわいー」と言う。みこりんは大きな虫は苦手なんだった。みこりんの体のサイズからすると、自分の指よりもはるかに大きな幼虫になるのだ。たしかにちょっと怖い、かも。
 無事に、この幼虫が成虫になれるとよいのだが。ここまでおいしそうに丸々と太ってると、鳥にとってはご馳走である。その素晴らしい擬態で乗り切って欲しいものだ。

 *

 スズメガの幼虫一覧を探していて見つけたサイト
 『晶子のお庭は虫づくし
 この中に、そのものズバリなスズメガの幼虫達がずら〜っと。


2003.7.23(Wed)

夏休み初日

 予定では、今日がキャンプの初日になるはずだった。しかし、外は雨。週間天気予報でも、空模様は思わしくない。二泊三日の中日は大丈夫そうだが、初日と最終日が雨とあっては、テントの設営と撤収に支障をきたす。キャンプ初心者のLicとみこりんを抱えた状況では、もう少しコンディションの良い日を選びたい。だいたいこの時期にきて、まだ梅雨明けしてないなんて、どうかしている。今年の夏はいったいいつ、やってくるのか。
 というわけで8月に延期とした。みこりんの“てるてるぼうす”が、軒下でうなだれるようにしてぶら下がっている。どことなく恐縮したようなその姿がちょっと哀れ。
 せっかく日曜日から「てるてるぼーずーてるぼーずー」と“晴れ”を祈願してくれていたみこりんだったが、雨という現実を前にしては諦めざるを得なかったらしい。キャンプを楽しみにしていたみこりんではあるが、おとなしく保育園へと出かけていったようだ。

 夏休み第一弾は、こうして初日から計画につまづきを見せてしまったが、次回、夏休み第二弾では、からっと晴れて欲しいものである。キャンプ日和な素晴らしい青空を望みたい。
 さて、予定が狂ってすかっと空いてしまった三日間、なにして過ごそう。じつは何にも考えてなかったので、いきなり自由時間がどかっとやってくると、少々とまどい気味。ま、気楽にのんびりと『FINAL FANTASY XI』でもして過ごそうか、と思っているのである(Licはアッピーと半々なので、マシンが空いているのだ)。しかし一度始めてしまうと、抜けるのが大変かもしれない。今は夏休みなので時間に余裕ありまくりだけど、夏休みが終わっても続けていられるかといえば、かなり疑問。


2003.7.24(Thr)

赤い星

 火星大接近を間近に控えて、今、東の夜空には赤々と明るく輝く惑星1つ。昨日の雨で、大気がめずらしく澄んでいるため、いつになく鮮やかに星々が見える。でも、天の川までは確認できない。

 Licと火星を見上げてみる。双眼鏡を構えたLicは、なかなか腕のぶれを抑えられないようだ。やはり高倍率で星を狙うなら、三脚は必須か。私も双眼鏡を覗いてみたが、10倍はともかく30倍では手ブレが激しくピント合せもままならなかった。お盆休みに実家に帰った暁には、天体望遠鏡で再チャレンジしよう。このチャンスを逃す手はない。

 ところで、近頃みこりんは6歳の誕生日プレゼントに『宇宙の図鑑』を欲しがっている。保育園でプラネタリウムに行く機会があるらしいのだが、そこでいろいろと刺激を受けてきているようだ。みこりんにも、この赤い星を見せてやろう。できれば天体望遠鏡で、細かく大気の模様までくっきりと。

 子供の頃、火星大接近の年には大災害やら戦争が起きる、なんて予言があったような気がするが、あながち外れてはいないかも、と思う今日このごろである。


2003.7.25(Fri)

夏の長雨

ゴッホのひまわり 朝は雨、昼頃から太陽がちらほらと覗く微妙な天気だ。花壇では、先週あたりからヒマワリが咲いている。“ゴッホのひまわり”という名前で売られているもので、その名の通り、ゴッホの有名な絵画に登場するヒマワリによく似た姿形をしているのが特徴だ。私も以前この花を育ててみて、夏向きな感じがとても気に入ったので、今年も種まきしたというわけである。

 ところが、今回は背丈が半分ほどにしかならなかった。前回は2m近くまで伸びたというのに、どうしたことだろう。花の大きさも、やや小さめ。青空に向かって“ぐんっ”と伸び上がるような、ダイナミックさに欠ける。いまだ梅雨明けしていない状況も、いまいちだ。ヒマワリに、雨や曇天は似合わない。

 花壇の花々の生育状況は、このヒマワリに限らず、今年はどうも芳しくない。黄花コスモスを除いて、ほとんどの種類が消滅したか、虫に食われて悲惨な状態になっているか、あまり生長せずにいまにも立ち消えそうか、そのいずれかである。今年は花壇を花いっぱいにするつもりで、かなりの数の種をまき、定植時期も逸することなく準備したはずなのに、予想外の状況にショックを隠しきれないでいる。
 野菜苗にしても、トマトは未だ実を結ばず、早くから定植していたピーマンは、花は咲くものの実が一向に大きくならない。苗で買ってきたナスは、そこそこ実をつけてはいるものの、株が大きくならないので収穫量も頭打ちだ。

 すべての元凶は、この長雨にあり。と、思えなくもない。梅雨といえば、6月というのが定番だったのは今は昔。最近では、すっかり“梅雨=7月”が定着しつつあるような。こんな状況があと数年も続くようなら、夏休みも一ヶ月後ろにずらしてはどうか。七夕も旧暦どおり、8月にもっていくべし。じゃないと季節感ズレまくりだ。


2003.7.26(Sat)

夏そして秋

 やっとこさ梅雨明けしたらしい。それにふさわしい、すばらしい太陽と青空である。これが三日早まっていればと思わずにいられない。
 ようやく本格的に蝉の鳴き声を耳にした。でも、7月も終わりにしては、寂しすぎる虫の声だ。

 午後、みこりんを例によって音楽教室に送っていったあと、市民農園で雑草取り。じめじめした日が続いたせいか、足を踏み出すたびに、小さいカエルがびょんびょん跳ねて、いまにも踏んでしまいそう。いや、実際何匹かは踏んだかもしれん。できるかぎりゆっくり歩いてカエルが逃げられるように努力はしたつもりだが、30cm四方に何十とカエルが潜んでいるような状況では、いかんともしがたい。

 目立つ雑草を取り除き、ナスを収穫して、スイカの生長具合を確認する。2つほど、実が大きくなってきていたはずだが…。畝の上に、ごろんと乗っかっているのが1つ。こちらはみこりんの頭よりも大きく育っていた。そこそこ順調。で、もう1個。畝と畝の谷間にあったやつは…、なんと腐っていた。どうやら鳥(たぶんカラス)につっつかれて穴が開いてしまったらしい。そこから雨水が浸入して、ひどいことになっている。まだ熟してないのに、なぜに鳥はつっつくのか。こっちもみこりんの頭サイズにはなっていたのだが、これ以上蔓にくっつけておいても無駄なので、ばっさりと切断した。む、無念。

 ところで、今年は畝にかなり余裕を持たせてある。半分ほど手つかずのままにしているので、そろそろ秋野菜の準備にとりかかろう。もう秋準備かと思うと、少々複雑な気分ではあるのだけれど…


2003.7.27(Sun)

虫いろいろ

 正午過ぎ、みこりんと公園に出かけた。だだっ広い公園には、他に人影もなく、しんと静まりかえっている。梅雨も明けたというのに、蝉の声すら聞こえてこないのでは“夏”という実感が湧かない。吹いてくるそよ風も、どことなく肌寒く、汗ばむほどではなかった。

 藤棚の下で、椅子に座り、遊具で遊ぶみこりんを眺める。滑り台を滑り降り、鉄棒で逆上がり&前回り、網登り。遊びが一段落したみこりんは、やがて私を呼びに来る。やはり一人で遊ぶより、一緒に遊ぶのがいいらしい。
 鉄棒に乗っけてやったり、ブランコを一緒に揺らしたりして時を過ごす。特にブランコの二人乗りは、みこりんのツボにはまったようで、きゃっきゃと喜んでくれた。大きく仰向けに倒れた状態でみこりんをお腹の上に乗せ、ゆーらゆら。青空が目に眩しい。これでどかーんと真っ白い入道雲でもあれば最高だが、なにやら秋の雲のよう。あいかわらず公園には誰もやってこない。ただ、みこりんの歓声だけが響き渡る。

 一時間ほど遊んで、帰ることにした。まだ自転車で坂道を制覇できないみこりんは、ずっと押して歩いている。と、やがて何かに気づいたように立ち止まった。
 「なんかついてる」と、みこりんが指さしている。その指の先にあるのは、自転車のスポーク。そこに直径1cmほどの土の塊がくっついているのだった。“壺”のような特徴ある入り口を持つそれは、たぶんトックリバチの巣であろう。放っておいても大丈夫とみこりんには言ったのだが、やはり自分の自転車にそんなものがついているのはイヤらしい。とってとってと訴え始めた。
 巣を壊さないように、そろっと外す。スポーク部にくっついていた部分は、穴あき状態になるので、中が丸見えだ。案の定、そこには餌となる緑色した幼虫が詰まっていた。みこりんもじぃっと見入っていたが、それが餌だというのがいまひとつ実感として伝わっていないような感じ。巣を、そっと道路脇のコンクリートの上に置いた。
 ようやく安心したのか、みこりんも自転車を進めにかかったが、またしても「とってとってとって〜」ときた。かごの中に、うねうね動くモノがいる。小さいが、動きが早いのでちょっと怖い。尺取り虫が、ひょこひょこと歩いているのだ。いや、歩いているというよりは、走っているといった方がいいか。これも手で取って、道端に置いた。

 やがて家が見えてくる。もうじき我が家だ。と、その時、みこりんが立ち止まった。歩道の上に何かいたらしい。じぃっと見つめている。ゴマダラカミキリの死骸だった。持って帰るというので、拾ってやった。以前、やっぱりゴマダラカミキリの死骸を拾ったみこりんは、今もそれを大事に取ってあるのだ。ゴマダラカミキリの、黒い背に白い点々という模様が、みこりんを惹きつけるのだろうか。
 少し行くと、今度はシオカラトンボの雌の死骸が落ちていた。これも持って帰るというので、拾ってやった。
 ところで、今回拾った虫の死骸は、2つとも頭がなかった。さらに、トンボの死骸を拾った時、ゴマダラカミキリの固い羽もとれてしまった。みこりんはそれを見て、「はだかんぼになっちゃった」と、ぽつりと言った。

 結局、虫たちの死骸はアリさんに運んでいってもらうことになり、家についた私は、そっと花桃の下に、虫の死骸を並べて置いたのだった。
 蝉の発生が遅れている今年の夏。やはりクワガタムシも遅れるのだろうか。昨年は我が家にもそこそこ姿を見せてくれたが、今年はどうだろう。できればみこりんと一緒に、また飼ってみたいものである。


2003.7.28(Mon)

たるたる

 梅雨明けしたら雨が降る、というのも最近の常で、朝からしとしと雨が続いている。このまま晴れずに7月が終わってしまうのでは…、という怖い予感も少しあり。

 さて、仕事を終えて帰宅してみると、みこりんがぜひ見て欲しいものがあるという。みこりんの指し示すPCの画面に映し出されていたのは、『FINAL FANTASY XI』の世界。そこでちょろちょろと動いているのは、みこりん用に作ったキャラなのであった(1つのアカウントで複数のキャラを作ることができる)。『FINAL FANTASY XI』では、いくつかの種族を選べることになっているのだが、その中にあって、もっとも小さく、幼児風な容姿をしたのが、今回みこりんの選んだ“タルタル”という種族である。みこりんは以前から、Licがプレイしているのを横から覗き込み、ちっこいタルタルが駆け回っているのを見かけるたびに「かわいー」と釘付けになっていたことを思い出す。

 今回みこりんが選んだタルタルは、おかっぱで、赤いリボンで髪を左右にくくってたりして、どことなく雰囲気がみこりん風である。おまけにゲーム内での挙動が幼児っぽいこともあり、ますますみこりんの分身みたいに思えてくる。
 今のところキャラを作ったことで満足しているみこりんだが、Licや私が“冒険”してるのを見て、一緒に行きたいと言いだすかもしれない。そうすると、またしてもパッケージを買ってこなくてはならない羽目になるのでは…(じつは私用のはもう買ってある)。でも、それもまた面白いかも、とちょっと思っているところである。幸いPCの数は足りているので、家族でパーティというのもありかも。


2003.7.29(Tue)

爆睡

 先日の日曜日から頭が少し痛いと訴えていたみこりんだったが、どうやら扁桃腺が腫れかかっていたようである。今朝も微熱があるうえに、Licもなにやらあやしげな咳をしているので、家族そろって休暇とした。

 微熱のみこりんは、とにかく症状が軽いうちによく寝かせておかないと、治るものも治るまい。というわけで、私が一緒に添い寝をしていたのだが、いつのまにか私の方が熟睡しまくっていたらしい。午前中に寝て、お昼ご飯を食べに少々目覚め、その後はあたりがすっかり暗くなるまで一度も目覚めることなく寝ていたようだ。
 休養が必要だったのは、みこりんだけではなかったらしい。

 この季節、梅雨と夏の狭間で体調も崩れがちになる。油断大敵、怨敵退散。睡眠不足には要注意。


2003.7.30(Wed)

何か

 部屋の明かりを落とし、みこりんを寝かしつけていると、ささやくような声でみこりんが言った。「どうして、すこしあいてるの?」
 暗がりの中で、みこりんが指さしているのは、襖である。10cmほど開けてあるのが、みこりんには気になるようだ。「窓から入ってくる涼しい風を通すためだよ」という私の説明は、結局、みこりんを安心させることはできなかったらしい。

 不安そうに襖を見つめていたみこりんは、やがて「のどかわいた」と階下に一人で降りていき、コップを手にして戻ってきた。部屋に入るとき、襖をしっかりと閉めるみこりん。意図的なものか、それともただの偶然か。みこりんは何をそんなに気にしているのだろう。これまで襖が開いているのを気にしたことはなかったというのに。…なにか、気になるようなことがあったんだろうか。
 もしや暗がりに蠢く、“何か”と目が合ったとか。たしかにこの家には、何かがいることは間違いないのだが…(糞の形状からして、ネズミの類と思われる)。罠を仕掛けるべきなのかもしれん。

作動

 みこりんが寝入ったあと、起こさないようにそっと立ち上がり、階下へと降りてゆく。すると、Licが『FINAL FANTASY XI』をPCにインストールしている真っ最中であった。このPCでは前回動かなかったのだが、今度は秘策をほどこしたという。

 起動。途中までは無事に動くようになったらしい。けれども、本体の起動に失敗するようだ。それでも諦めきれないLicは、DirectXまわりをダメもとでいろいろといじっているうちに…、ついに作動させることに成功したのである。素晴らしい。

 さっそくLicとパーティ組んで、しばし荒野を探検してみる。仕事柄、ネットワーク対応のシミュレータ(主に航空機)に触れる機会は多いのだが、人を模したキャラ同士というのはなかったので、なにやらとても新鮮である。おまけに二人でかかれば、“強そうだ”のステータス表示となる敵にも楽勝である。あぁ、これはいいかもしれない。


2003.7.31(Thr)

みこりんの料理

 近頃、夕食のフルーツサラダは、みこりんが作ってくれるようになった。バナナをスライスして、缶詰のフルーツを混ぜ、材料があればアメリカンチェリーやらグレープフルーツなども付け加えられる。気の向いた時には、チーズの輪切りも添えられたりする。そして最後にヨーグルトをかけて、完成だ。

 最初はフルーツにチーズが入っていたのでドキドキしたものだが、これが意外に合うので驚いた。このアイディアがみこりんオリジナルなのか、どこかから仕入れてきたレシピなのかは不明だが、よく考えつくものだ。
 そろそろリンゴとかナシとか、皮を剥くのにちょっとしたコツのいるやつを、みこりんにやらせてみてもいいかなと思っている。リンゴの皮剥きは、いろんなものに応用可能なので、脳が柔らかいうちにどんどん練習するのが吉。


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